週刊島田慶資|金利が上がった。で、あなたの利益はいくら減りましたか?

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次回: 7月4日(土)10:00〜15:00 フォローアップワークショップ(山形市・対面)

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今号の目次

  1. 独り言コーナー
  2. 島田の気になるニュース
  3. 今週の経済入門:金利が上がった。で、あなたの利益はいくら減りましたか?

[ 独り言コーナー ]

❶ 出退勤管理のアプリを独自開発してみました。サブスクではないのでお金が節約できますし、使い勝手を自分で管理できることが最大の利点です。「こうだったらいいのに」を自分で直せる。中小企業にとって、道具を自社で持つことの価値を改めて感じています。

❷ 次年度の経営指針書を刷新しています。今回は制約条件から戦略を導けないか、工夫を凝らしています。調べてみると、制約条件を扱う経営戦略はそれほど多くないのです。AIを活用すると調べ物が楽でいいですね。一方で、努力の意味が変わってきている気がします。こんなに便利になっているのですから、長時間労働が美しい努力とは言えない気がしています。

❸ 坊やが体力測定でボール投げと握力テストに挑戦。ボール投げは3メートル、握力は5キロ。昨年はボールも投げられなくて記録がなかったので、大きな進歩です。ゼロからイチが生まれる瞬間は、いつだってすばらしいですね。

[ 島田の気になるニュース ]

宿泊者数は3月・4月とも前年割れ — 山形県の稼働率は全国44位
観光庁の一次情報にあたると、山形県の客室稼働率42.8%は全国44位(47都道府県中)、前年比-6.3ポイントと大幅低下。福島県は47.9%で39位、前年比-1.1ポイント。温泉旅館様のご支援をしていても感じる手応えのなさが、統計で裏付けられた感じです。
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中小企業の貸出金利が着実に上昇中 — 日銀の時系列統計データから読む
新規貸出は1年3ヶ月で+0.6ポイント上昇。2026年3月の1.813%がピークで、4月は若干下がって1.686%。ストック(既存残高)は緩やかだが着実に上昇しており、0.973%→1.343%へ。既存の借入先にも金利転嫁が進行中です。中小企業にとって借入コスト上昇は直接的な利益圧迫。「金利が上がったから借りない」ではなく「借りても返せる収益構造を作る」方向の支援が重要性を増しています。
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ChatGPTに相談して恐喝の金額を決めた少女ら逮捕 — AIの成長カーブを考える
僕はユニクロの一回目の衰退を当てたことがあるんです。フリースが大流行して、おじいちゃんまでがユニクロのフリースを着たタイミングです。普遍的な経験則である成長カーブの衰退期に入ったなと。ChatGPTも子供が便利に使うようになった。確実に成長カーブを登り切っていると思います。次のステージが問われていますね。
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今週の経済入門

— 経営者が知っておきたい経済ニュースを、秘書ヒデコが翻訳します

皆様、ご機嫌いかがでしょうか。ハンズバリュー株式会社の秘書・勝瀬ヒデコです。今週も、私たち地方中小企業を取り巻く経済のリアルを、忖度なしで紐解いてまいります。

本日のテーマ『金利が上がった。——で、あなたの利益はいくら減りましたか?』

「金利、上がりましたね」。ええ、ご存じだと思います。新聞にもニュースにも出ています。では、質問を変えます。——その金利上昇で、あなたの会社の利益は、この一年でいくら減りましたか?

即答できた方は、この先を読まなくて結構です。でも、もし「うーん……」と詰まったなら、今日の話はきっとお役に立ちます。

ゼロ金利が隠していたもの

ゼロ金利の時代は、借入の調達コストが歴史的に低い水準でした。利益率をざっくり把握していても、それで回っていた。「知らない代償」が見えなかったのです。

金利が戻ってきた今、その代償が「経費」として可視化され始めています。中小企業向けの新規貸出金利は2026年4月時点で1.686%。1年3ヶ月で+0.6ポイント上昇。既存の借入残高の平均金利も0.973%から1.343%へ着実に上がっています。

1.686%。一見、小さな数字です。だからこそ怖い。警報が鳴らないまま、静かに利益を削っていくのです。

恐れるべきは金利ではありません。自社の数字を知らないまま、静かに利益が削られていることです。

50万円の穴を、あなたはいくらで埋めますか

具体的に考えてみましょう。

借入1億円で金利が0.5%上がれば、年間50万円の利払い増。ここで終わらせないでください。その50万円を取り返すには、売上はいくら必要か。

利益率5%の事業なら、50万円 ÷ 5% = 1,000万円の売上です。

つまり金利0.5%の上昇は、「年に1,000万円、穴埋めのためだけに売り続けろ」と言われているのと同じ。——あなたはその1,000万円を新たに売りますか。それとも、まず自社の利益率を正確に知ることから始めますか。

今週やっていただきたいこと

  1. 借入金利を確認する。新規分と既存(ストック)分の両方で。この差(新規1.686% / ストック1.343%)が、今後の方向を示しています。
  2. 固定金利の満期を確認する。満期=金利見直し日です。
  3. 金利+0.5%で年間の増加額を出し、自社の利益率で割って売上換算する
  4. 本丸: 自社の利益率を正確に言えるか。言えなければ、今週の宿題はそこです。

金利は、あなたを困らせに来たのではありません。あなたが自社の数字とどれだけ向き合ってきたかを、静かに測りに来ただけです。

数字を味方につけて、今週も強かにまいりましょう!

勝瀬ヒデコ

今号の相談テーマ:「金利が上がったけど、うちの借入構成で大丈夫?」

資金繰り相談30分・無料で承ります。借入構成、金利見直し、利益率との関係を一緒に確認しましょう。

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今週もどうぞよろしくお願いいたします。

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