【週刊島田慶資 軽量版】温泉旅館の真の競争力と持続的な経営の本質

皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。

メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)

【独り言コーナー】

❶10月25日金曜日に山形県中小企業家同友会の置賜支部でDXセミナーと島田自身の変革について体験報告を行いました。 同友会事務局と支部幹事には3回のプレ発表の機会を賜りました。社内でもプレ発表を行い、練りに練った内容で充実感がありました。感謝。

❷先日、ジェノベーゼソースを手作りしました。バジルとオリーブオイル、ニンニク、調味料で出来るんですね。 ミキサーで混ぜるだけとはビックリ。大変美味しくて、プランターでバジルを育てることも妻と一緒に考えました😸

❸信用保証協会の専門家派遣事業で温泉旅館を訪問。社長様から「島田さんと話が出来て、希望が持てました」と評価いただきました。 弊社が取り扱っている商品は、希望と勇気なのだと再認識いたしました。社長様からの学び、こちらこそありがとうございます!

❹社内通話用に「Discord」を(島田が)導入しました。Zoomと似たような機能です。社内コミュニケーションならDiscordが良いとのボトムアップ提案から。 お客様との連絡はChatwork。テレビ会議はZoom。メールはMailWise。顧客管理はZOHO CRM。議事録はNotion、請求書と会計はマネーフォワード、名刺管理はeight…。 安くて便利なSaaSを複数組み合わせで使っていますが数が多い。もっと増えそうで不安があります🙀

❺坊やのダッシュ癖が直りません😹案の定、駐車場で思いっきり転けて顔面を強打。保育園でもお昼寝の前に転けて顔面強打。 しかしながら、翌日には完治。子供の回復力…またダッシュのスピードには驚かされます😂

【島田の気になるニュース】

❶中小企業ゾンビ論は、新自由主義的な考え方です。生産性向上のみを重視する方法は、世界的に成功例がありません。
企業の廃業は地域独自の技術やサービスの喪失に繋がります。特に温泉旅館の廃業は観光客の宿泊場所がなくなるだけでなく、周辺産業や経済全体への影響も大きいです。経済には、多様な産業が絶対に必要です。
(強者が最低賃金で雇用するという仕組みがセットであります。抜け出せない階層社会を作ってしまいます🧐新自由主義は大反対。)
最賃払えない企業は退出を 1500円目標で新浪氏 

❷W役満感がありますね。倫理観とは一体…。地方の経営コンサルタントでも、それなりに情報をいただいて仕事しているので、島田は一切、株取引はやっていません。 そもそも東芝の不祥事を許す東証は、信用できないでしょう。自己投資が最強と認識しております🐈
東証職員がインサイダー取引疑い 未公開情報を親族に伝えたか 証券取引等監視委員会が強制調査 JPX「調査に全面的に協力」|TBS NEWS DIG
東証社員、インサイダー関与疑い 親族にTOB情報漏えいか 監視委が強制調査 

❸そういえばコロナ禍に社会福祉協議会が窓口で融資していましたよね。住民税非課税世帯などは債務免除とのこと。コロナ禍は、人災なので当然だと思います。
コロナ特例貸付の返済免除4685億円、会計検査院調べ…滞納などによる未返済は1188億円 

❹ストレスの度合いは、職場の人間関係が大きいのだと思います。仕組みは使うべきですが、そもそもの姿勢は大丈夫なのか考える必要はあるでしょう。
ストレスチェック、全事業所に義務付け(厚労省) 

❺中小企業家同友会が各党に経済対策の質問状をおくり、回答があったとのこと。勉強になります。 経済対策をしっかりしてくれる政党、政治家が選ばれてほしいです。
中同協は、2024年10月27日投開票となる衆議院選挙が行われるにあたり、中小企業をとりまく経営環境を改善する活動の一環として、各政党へ中小企業政策に関するアンケートを実施しました。 

【今週の経済入門】2026年導入「独身税」の落とし穴 ― 中小企業と若者を直撃する新制度の問題点

皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。
いつもメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。
勝頼ヒデコ

2026年4月から導入が予定されている「子ども・子育て支援金制度」、通称「独身税」が大きな話題を呼んでいます。この制度の経済的な影響や、結婚・出産を考える若者たちへの影響について考察したいと思います。

こども家庭庁:子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律(公布日:令和6年6月12日)概要・参考資料(PDF/2.4MB)

【今日のテーマ】岸田文雄元総理の「独身税」の本質と見過ごされている根本的な課題

独身税」という呼称は独り歩きしていますが、実際には独身者だけでなく、後期高齢者を含む全世帯の約90%が対象であり、健康保険料と一括で徴収される制度です。つまり、子育て世帯以外のほぼ全世帯が負担を強いられることになります。

もともと独身税という制度は、旧ソ連やブルガリアなどで少子化対策として独身者や子どもがいない夫婦に課税していたものでした。しかし、若い世代に税負担を強いることで結婚や子どもを持つ意欲が減退し、少子化対策としては失敗に終わり、最終的には消滅しています。この過去の事例からも、単なる課税による少子化対策には大きなリスクがあるといえるでしょう。

岸田文雄元総理の「子ども・子育て支援金制度」も、独身税のように見えない形で社会保険料に組み込む方法がとられています。支援の財源として社会保険料が引き上げられ、健康保険の保険料には、一般保険料に加えて子ども・子育て支援金と介護保険料が上乗せされる構成です。この結果、支援を受けない世帯にとっては負担増となり、実質的に「独身税」と同等の意味を持つ制度となっています。

中小企業と若者への影響

まず、中小企業に及ぼす影響について考えてみましょう。原材料費の高騰や人件費の上昇により、既に厳しい経営環境にある多くの中小企業にとって、新たな社会保険料の負担増はさらなる負担となります。これは、設備投資の抑制や、従業員の賃上げ見送りといった悪循環を招きかねません。最悪の場合、雇用調整や事業の継続が困難になるケースも考えられます。

次に、勤労者への影響です。給与からの天引きによる手取りの減少は特に若年層に重くのしかかり、物価高が続く中での実質所得の減少は、結婚や出産に向けた資金形成をさらに困難にします。皮肉にも、少子化対策を目指す制度が、若者の結婚や家庭形成への意欲を遠ざける結果を招くリスクがあるのです。

例えば、健保組合を例に挙げると、令和10年の支援金額は一人あたり月500円とされる一方、被保険者の自己負担分は850円、労使折半で一人あたり月1,700円の負担となります。年間では20,400円の負担が発生し、これは家庭への影響が小さくありません。

本質的な問題

根本的な問題として、この制度は「取って配る」という非効率な再分配システムを生み出しています。行政コストが増大する一方で、制度設計が複雑化し、負担軽減策で解決できる問題を更なる負担として押し付けている側面があります。

少子化対策において、既存の子育て世帯や結婚後の世帯を支援する施策に偏重する傾向がありますが、まずは若い世代の結婚への障壁を取り除く支援こそが必要です。具体的には、婚活支援、安定した雇用の確保、住宅支援といった、結婚や家庭形成を後押しする施策が優先されるべきです。

【まとめ】

少子化対策は確かに重要ですが、新たな負担増を伴う制度では根本的な解決にはなりません。むしろ、企業の活力を奪い、勤労者の生活を圧迫することで、結婚や出産への意欲を損なうリスクがあります。

私たちに必要なのは、中小企業の活力を高め、働く人々の手取りを増やす政策、そして結婚を望む若者への実効性のある支援です。「取って配る」ではなく、「稼いで残す」仕組みを整え、若者の希望を支える環境づくりこそが、持続可能な経済成長とそれに基づく少子化対策に繋がるでしょう。

景気対策と少子化対策は対立するものではありません。企業が活力を取り戻し、働く人々が豊かな生活を送り、結婚や家庭形成への希望が叶う社会こそが、真の少子化対策に繋がるはずです。新制度導入の機会に、改めて「真に効果的な少子化対策とは何か」を見直す必要があります。

次回の配信もお楽しみに!今週もよろしくお願いいたします。勝頼ヒデコでした。

"勘"頭言 / Prefatory Note

温泉旅館の真の競争力と持続的な経営の本質

皆さん、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社の変革者・作家の島田慶資です。

温泉旅館における真の競争力とは

先日、ある温泉旅館のお客様とお話しする機会があり、宿泊業界における差別化要因について深く考えさせられました。 温泉旅館においては、表面的な改善で一時的に売上を上げることは比較的容易です。

なぜなら中小規模の温泉旅館における商品は、ネット上の情報だからです。 そのため、魅力的な宿泊プランの造成やホームページのデザイン刷新、じゃらん楽天トラベル等のオンライン旅行代理店での写真の工夫を行えば、旅館の魅力が上がり一定の効果を発揮する道理です。

しかし、ここで立ち止まって考える必要があるでしょう。 これらの改善策は本質的な差別化や競争力につながるのでしょうか

島田は、表現だけでは真の差別化要因や競争力とは言えないと考えます。

当然ながら、容易に模倣され効果も一時的です。お客様の本質的なニーズに応えていない可能性だってありえます。 ただただ魅力的な商品を考え、ネット上で公開しただけでは、長期的な差別化は難しいのです…。

真の競争力の源泉

では、真の競争力の源泉とは何でしょうか?

私が重要だと考えるのは、「組織全体の一体感と協働」です。(旅館業以外の事業者様も同様ではないでしょうか?🧐) 経営者を含む全ての従業員が心を一つにしてサービスを提供し、お客様に満足していただけるよう努める力です。 ただの人の集まりではなく、共通の志や目標を持つチームとして機能することが重要です。

この一体感を実現するためには、従業員同士の円滑なコミュニケーションや、全員でお客様の満足を追求しようとする企業文化が不可欠です。 これこそが真の競争力であり、組織の強みの源泉と言えるでしょう。

強みの源泉を築くために

強みの源泉を考えることは、勉強熱心な当メルマガの読者の皆様なら、既にご理解いただいていることでしょう。

では、一歩踏み込んで、この強みの源泉は一体どこから生まれるのか考えてみましょう。それが重要な問題ですね。

確かに、経営者の姿勢を正すことや、会社の方向性を示す経営理念や明確なビジョンの策定、従業員との信頼関係の構築など、さまざまな取り組みが必要です。 しかし、根本的な問題として、これらの取り組みを「決めた」だけで満足し、実際には継続して実践できていないことが多いのではないでしょうか。

中小企業家同友会でも、経営理念を掲げたものの、その運用が疎かになり、結果的に失敗した事例がよく挙げられます。 結局のところ、どんなに素晴らしい取り組みを考えても、それを地道に継続して努力しなければ全く意味がありません。

持続的な努力を実現するための方法論

では、物事を長続きさせるためにはどうすればよいのでしょうか。 その鍵は、自分自身や組織が取り組むべきことを正しく見極め、継続できる仕組みを作ることにあります。

まず、「必要か不要か」という視点で物事を分類します。 必要なことであれば、モチベーションを維持しやすく、長続きしやすいでしょう。 しかし、必要なことでも苦手だったり嫌いだったりすると、続けるのが難しくなりますね。

次に、「好きか嫌いか」という視点で考えます。 好きなことであれば、必要性に関わらず楽しんで続けることができます。 一方、嫌いなことは必要であっても苦痛を感じ、長続きしにくいものです。

ここで特に重要なのが、「必要だけれど嫌い」なことにどう向き合うかです。

なぜなら、この領域は自分や組織の成長において避けては通れない部分だからです。 必要である以上、それを克服しなければ目標達成は困難ですし、嫌いだからといって放置すれば組織全体の進歩を妨げる要因となります。 つまり、「必要だけれど嫌い」なことに取り組むことで、大きな成長や競争力の強化が期待できるのです。

この課題に向き合うためには、強い意志を持って取り組み、工夫やコントロールを行うことが求められます。

継続の重要性

真の競争力の源泉を築き、それを持続的に実践していくためには、経営者の姿勢と、それによって形成される企業文化・風土が重要です。 経営者の姿勢は組織全体の方向性を決定づけます。

強みの源泉を作り上げる過程そのものが、経営者の姿勢によって大きく左右されるのです。

そして現状把握から始まり、目標設定、課題の特定、行動計画の策定、そして実践と振り返りというサイクルで進行します。 この過程を通じて、「必要だけれど嫌い」だった領域が徐々に「必要で好き」な領域へと変化します。 この変化を組織の文化として根付かせることが、長期的な競争力につながることは間違いありません。

企業文化・風土を形成していくためには、継続的な学習と改善の文化、風通しの良いコミュニケーション、失敗を恐れない挑戦の奨励、長期的視点の重視、そして顧客中心主義がキーワードとなるでしょう。

単なる理念や標語に留めず、日々の経営判断や行動に反映させることが極めて重要ですね。

まとめ

物事を長続きさせるためには、「必要・不要」と「好き・嫌い」の二つの視点を総合的に考慮し、特に「必要だけれど嫌い」な部分に強く意識を持って取り組むこと。 この領域を克服することで、組織や個人の成長につながり、真の競争力を築くことができます。

これらを組み合わせて分析し、自分なりの戦略を立てることで、地道な努力を続けることが可能になります。

皆さんもぜひ、この方法を活用してみてください。 一緒に成長し、真の競争力を築いていきましょう。

ご質問やご相談がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。 皆様の事業の発展を心よりお祈りしております。

 

今週もよろしくお願いします。

実店舗に効く話 / Stories of Success in the Physical Store.

【嗜好品マーケティングの極意】美味しい試飲戦略をご一緒に!

みなさん、こんにちは!
ハンズバリュー株式会社の経営コンサルタント、津名久ハナコです。

実は先日、大好きなコストコへお買い物に行ってきました!
私、休日のお買い物が大好き😊。この日は特別な買い物があったんです。いつも優しくアドバイスをくださる、デザイナーの先輩へのお土産探し!

先輩にはいつも「ハナコちゃんの企画書、もうちょっとここ工夫してみたら?」って、アドバイスをいただいています。先輩が実はコストコの会員じゃないって聞いて、これは絶対お土産を持って行かなきゃ!って思っちゃいました。深煎りで香り高い「スターバックス フレンチロースト」と、温度管理バッチリの輸入ワインをチョイス。実は先輩、ワインがお好きなんです。後日の夕食会が、今からワクワクです!

さて×2今日は、嗜好品マーケティングの鍵となる「試飲戦略」についてお話ししたいと思います。 実は、この「試飲」という一見シンプルな活動の中に、マーケティングの真髄が隠されているんです!

【お客様からのご相談】お酒の拡販に悩んでいます…

先日、ある日本酒蔵様からご相談をいただきました。創業100年を超える老舗蔵元さんです。

津名久さん、販売促進で悩んでいます。どうすればお客様に日本酒の良さを伝えられるでしょうか?若い世代にも日本酒の素晴らしさを知ってほしいんです。

この切実なご相談には、実は嗜好品特有の課題が隠されているんです。単なる商品説明では伝えきれない、味わいや香り、そして作り手の想いをどう届けるか。課題です🧐

嗜好品マーケティングの秘訣を探る

さて、日本酒は紛れもない嗜好品です。その魅力を伝えるためには、お客様に実際に味わっていただく機会が“最”重要ですでも、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。

私たちが美味しいお店を見つけるとき、どうやって選んでいますか?素敵な店構えに惹かれたり、美味しそうな香りに誘われたり、そして何より「ここでならゆっくり楽しめそう」という安心感を感じたり。実は、試飲にも同じような要素が必要なんです。

大切なのは、お客様の気持ちに寄り添ったタイミングを見極めること。そして、リラックスできる環境づくり。さらには、丁寧なコミュニケーション。この3つが揃って初めて、商品の魅力が伝わります。

「お客様の時間」という贈り物

電子タバコのアイコスの事例が、とても参考になります。

彼らは試用コーナーの出展場所を戦略的に選んでいるんです。道の駅やショッピングセンターの駐車場など、一見バラバラに見える場所選び。でも、そこには明確な意図があるんです。

道の駅を選ぶ理由は実にシンプル。旅の途中で心にゆとりがあり、新しいものへの興味が自然と高まっている。そして何より、立ち止まって話を聞く時間的余裕がある。そんなお客様の気持ちに寄り添った場所だからなんです。

一方で、先日見かけた仙台の交差点前での商品サンプリング。足早に通り過ぎる人々に声をかけても、なかなか立ち止まってもらえません。理由は明確です。交差点は「急いで用事を済ませる場所」。お客様の気持ちに余裕がないんです。この違いこそが、私たちに重要なヒントを与えてくれています。

【日本酒の魅力を伝える】効果的な場所選びのヒント

では、日本酒の場合はどうしたら良いのでしょうか?
まず何より大切なのは、お客様がゆっくりとお酒を楽しめる環境。また、これは当然のことですが、安全に帰宅できる交通手段の確保も欠かせません。そして、お酒を楽しむ心構えができている場所を選ぶこと。

例えば、音楽イベントや地域のビール祭りが合致しますね。(ちなみに、新潟の有名な酒蔵様から全国展開の切っ掛けにしたのはスキー場での無料試飲サービスと教えていただきました。今だと難しそうですね😂)

お酒を楽しむ準備ができた方々が集まる、素敵な出会いの場所と考えます✨✨ 酒蔵様には、音楽イベントに狙いを定めて試飲スペースを出展することをご提案させていただきました🥰

心を動かすマーケティングの真髄

嗜好品のマーケティングって、結局のところ「心の距離」だと考えます。いくら素晴らしい商品でも、お客様の心に届かなければ、その良さは伝わりません。

私はこう考えています。 まずは商品を知っていただく。そして立ち止まっていただく。その上で、良さを感じていただく。この順番を大切にすることが、実は最も効果的な方法なんです。

特に日本酒のような嗜好品の場合、この順番を守ることがとても重要。お客様の生活リズムを理解して、ベストなタイミングで、ベストな場所で、商品の価値を伝える。 一見遠回りに見えるこの方法が、実は最短コースだったりするんです。

おわりに

嗜好品のマーケティングって、結局のところ「人と人との出会い」なんじゃないかって思います。 商品を通じて、作り手の想いとお客様の気持ちが出会う。その素敵な瞬間を演出できる場所を選ぶこと。

これからも私は、お客様の心に寄り添える場所を一緒に探していきたいと思います。だって、そこにこそ、本当のマーケティングの醍醐味があるんです!

さぁ、みなさんも素敵な出会いの場所を探してみませんか?一緒に、心を動かすマーケティングを考えていきましょう!😊ぜひご参考ください。

偏集考記 / Editorial Post

外部に「気持ち悪さ」を取りに行く

こんにちは。

ハンズバリュー株式会社の変革者・作家、島田慶資です。今日は、中小企業家同友会での活動を通じて感じた、自社との共通の課題についてお話ししたいと思います。

中小企業家同友会では、「同友会での活動と自社の問題が同じ問題として起きている」とよく言われます。最近、そのことを強く実感する出来事がありました。

 

先日、同友会での活動中に、どうしても周囲から協力を得ることができず、「なぜ自分ばかりが苦しまなければならないのだろうか」という深い悩みに襲われました。自分一人が頑張っているように感じ、孤独感さえ覚えました。

しかし、この状況を自社の経営と同じ視点で捉えてみると、自分だけが突っ走っていて、他者からの協力を得るための努力をしていなかったことに気づきました。社員や仲間に対して、協力を求める姿勢やコミュニケーションが不足していたのです。このことに気づき、深く反省しました。

 

改めて、中小企業家同友会での活動と自社の経営が一体となって現れていることを実感しました。この問題は特別なものではなく、自分自身の成長度合いや姿勢、考え方によって生じるものなのでしょう。

同友会であろうと組合であろうと、さらには消防団や青年会議所、商工会議所であろうと、自分が学ぶ場で問題が起きれば、それは自社(と家庭)にも同じような問題があるのだと思います。

 

そう考えると、私にとって同友会というのは「学び方を学ぶ」本当に良い場所だと感じます。何かを直接教えてくれるわけではなく、何かに気づく場所——そういう意味なのではないでしょうか。だからこそ、私が同友会に求めているのは、この「気持ち悪さ」なのだと思います。

自分の中で強い違和感を感じること。そして、その違和感から自分が何をしなければならないのかを気づくこと。このような場所や時間、気づきを与えてくれるのが、中小企業家同友会であり、私にとっての成長の場なのです。

 

この「気持ち悪さ」は、自分が安心・安全である会社に閉じこもっているだけでは、決して得られないでしょう。だからこそ、外部に出て行き、その「気持ち悪さ」を獲得しなければならないのだと思います。違和感や困難を乗り越えることで、人は成長するものだと信じています。

それでは、またお会いしましょう。今日も一日、良い学びを。

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