皆様、こんにちは!ハンズバリュー株式会社の島田です。
社内で回覧していただいているお客さまがいらっしゃいました。ありがとうございます!!著作を明記していただけるのであれば、自由に配布ください。
メールマガジンの感想、お待ちしております。「読んでるよ」と言っていただければ励みになります。
[ 独り言コーナー ]
❶ 早朝サイクリングで山道を走っていたら、熊の足跡に遭遇しました。1車線しかない山奥の道ですから仕方がないですね。いいサイクリングロードを見つけたと思いましたが、使えなくなりました。ちなみに足跡の写真をAIに分析させてみたところ、正解を出したのはClaude(偉いぞ)のみ。ChatGPTは「キジ」、Geminiは「小型作業車」と誤認していました。AIの言っていることを真に受けてしまうと、リアルに事故しますね……。
❷ マックで仕事をしていたら、知らない番号から電話がかかってきました。反射的に出てみると外国からの電話です。「島田さんの携帯でいいですか」と聞かれ、「どうしたんですか?」と確認したところ、プツッと切れました。どうやら詐欺グループが番号の生存確認をしていたようです。まんまと応答してしまいました。落ち込んでいます。
❸ 坊やの身長が伸びて、手の届かなかったところに手が届くようになっていることに気がつきました。力も強くなっています。自己主張も強くなってきました。坊やと呼んでいますが、そろそろ子供とか息子とか呼ぶのがふさわしいのかもしれませんね。それはそれで、少しさみしさを感じます。
[ 島田の気になるニュース ]
❶ 日銀1%に利上げへ — 31年ぶりの高水準
近日中に勝瀬の経済入門で詳しく解説させていただきますが、黒田日銀総裁の時代に日本のお金はほぼ倍に増えました。ところがお金の動きを見てみると、山形にはほとんど増えたお金はやってこなかったことが確認されています。金利上昇の報道があります。金利が上がるとなると、投資も減るでしょう。ますます山形の経営環境は厳しくなりますね。
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❷ 企業物価指数(5月)— 中小企業の利益を食う構造
ひどい統計です。企業物価が+6.3%なのに消費者物価は3%台。この差分が中小企業の利益を食っている構造です。値上げできなければ、無理を承知で大きな経費である人件費の圧縮に手をつけざるを得ません。値上げするのか、経費削減で生き残りをかけるのか。どちらも大変な判断です。
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❸ 小規模事業者の「稼ぐ力」の強化に向けた検討会 中間とりまとめ(経済産業省)
コンサルタントのたしなみとして、一次情報にあたることを大事にしています。この資料によると、1億円を稼ぐ小規模事業者は廃業率が低いとのこと。売上だけなら小売も卸売も全部入りますから一概には言えないでしょうが、売上はガソリンみたいなもの。小さいよりは大きい方がもちろんよい。1億ですか。夢がありますね。
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超・島田理論「日常の重力圏を出る」
経営の現場で掴んだ原則を、構造化してお届けします。
先日、ふと考えたことがあります。
僕自身の経験を振り返っても、近場のセミナーより、遠方の合宿研修の方が「効いた」ことが多い。経営者仲間にも聞くと、口を揃えて同じことを言います。「あの山奥の研修は効いた」「地元じゃああはならない」と。
なぜなのか。場所が珍しいからではないと考えます。
日常から離れると、学びへの没入度が変わる
結論から言うと、日常の役割、雑務、人間関係、時間感覚。これらから一時的に切り離されることで、学びへの没入度が段違いに上がるのだと思います。
会社の近くで研修を受けると、頭のどこかに日常業務が残ります。電話、メール、社員、家族、取引先。身体は研修会場にいても、意識の一部はずっと普段の延長線上にある。
一方で、他県まで出かけると「ここまで来たのだから、今は学ぶ時間だ」という心理的な区切りが生まれる。移動時間そのものが、日常から研修モードへの切り替え儀式になります。
「逃げ場がない」時間が再解釈を生む
もう一つ大きいのは、「逃げ場がない」ことです。
近場の研修なら、終わったらすぐ帰れる。途中で会社に戻れる。夜はいつもの予定に復帰できる。日常へのドアが常に開いている。
しかし山奥の合宿では、物理的に逃げにくい。夜も参加者と一緒にいる。スマホや仕事からも少し距離ができる。すると、研修内容について考え続ける時間が増えます。食事中、お風呂、移動中、夜の雑談。講義の外でも、テーマが頭の中で回り続ける。
この「講義外の時間」が、実はものすごく重要です。
深い学びは、講義を聞いている瞬間に起きるのではなく、その後に自分の経験と結びつけて再解釈している時間に起きる。合宿には、この再解釈の時間が自然と組み込まれている。
非日常では、普段の自分を少し手放しやすい
さらに、非日常の場所では「普段の自分」を少し手放しやすくなります。
地元では、どうしても社長としての自分、上司としての自分が出ます。周囲もそう見ている。でも遠方の研修では、普段の肩書きや関係性が少し薄まる。
すると、素直に学べる。弱みを出せる。質問できる。自分の課題を言語化できる。他人の話を聞き入れられる。
経営者にとって、これはかなり大きいと思います。
日帰り研修は情報、合宿研修は変容になりやすい
日帰り研修は、どうしても「情報を受け取る場」になりやすい。
合宿は、「考え方を変える場」になりやすい。
朝から夜まで同じテーマに浸かることで、知識の習得ではなく、認識の書き換えが起きる。僕の言葉で言えば、これは「学習」ではなく「変容」です。
近場の研修は、既存の自分に知識を足す。遠方の合宿は、いったん日常の自分を外して、自分の前提や思考様式そのものを見直す。
だから、経営指針づくり、幹部研修、理念研修のような「価値観を扱うテーマ」では、遠方合宿の効果が出やすい。操作説明や制度説明なら近場でいいですが、経営姿勢や判断基準を問い直す研修には、非日常性がかなり効きます。
遠方研修を日常の変化につなげる条件
ただし、注意点が一つあります。
設計が悪い遠方研修は「高揚感だけ」で終わります。非日常の場では盛り上がるのですが、地元に戻ると元に戻る。これはよくある話です。
本当に効果を出すなら、遠方研修には必ず「帰った後の接続」が必要です。
研修中に決めたことを、帰社後1週間以内に実行する。1ヶ月後に振り返る。参加者同士で進捗確認する。ここまで設計して初めて、非日常の学びが日常の変化になる。
日常の重力圏から一度出る
遠方研修の本質は「遠くに行くこと」ではありません。
日常の重力圏から一度出て、別の視点で自分と会社を見直すことです。
皆さんの会社の研修は、日常の重力圏の中で行われていませんか。知識を足す場になっていませんか。もし経営者の考え方そのものを変えたいなら、一度、圏外に出てみてください。
今号の相談テーマ:「社内研修をやっているが、現場が変わらない」
研修設計の相談は初回30分無料です。今日の内容で気になることがあれば、お問い合わせフォームから「気になる」と送ってください。売り込みません。翌営業日に島田から返信します。
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今週もどうぞよろしくお願いいたします。
