【週刊島田慶資 軽量版】成長戦略としてのM&Aという選択肢

皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。

メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)

【独り言コーナー】

❶福島で体験報告をしました。貴重な機会をいただけたことを感謝しています。 10月は米沢で違った切り口で体験報告。山形同友会の皆様、ゲストの皆様、満足していただけるよう作り込みをしております

❷2年近く関わらせていただいた原発被害者のお客様が、他県から福島にUターンすることになりました。僕の力は微々たるものですが、事業者様が勇気を持てるような支援に関われたことは誇らしいです。

❸夏休みは勉強三昧です。妻の友人が福島に来訪するとのことで、ホテルを取りました。 思う存分、勉強できると奮い立ちます🐈‍⬛

❹東京出張いきました!暑かったのでカラオケボックスで仕事しました。2時間30分使わせていただき640円!安い!積極的に運用したいと思いました。

❺お盆休みには妻のご友人が来県するのでおもちゃが沢山もらえる坊や。 自分が欲しいおもちゃが手に入ると分かっているので、早起きが続いています。待ち遠しいのですね😹

【島田の気になるニュース】

当メールマガジンで解説しましたが、人手不足と景気は密接な関係があります。 緊縮・金融引き締め路線が確定している中、今後景気の冷え込みとあわせて就職難の時代が到来すると予想します。 最新の就活は「選考社数の減少」が鍵?25卒就活市場調査▶︎ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000015360.html?cmlid=acngthm2407

関連ニュース。内定率が80%超で高い!幸せな環境ですね。自分の可能性に挑戦できる時代は素晴らしいと思います。 大事な新卒採用の機会です。その重要性をよく理解してマッチングすることを祈っています。▶︎https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000685.000003965.html?cmlid=acngthm2407

お笑い芸人&YouTuberのふわちゃんが炎上中。弁護士の視点から、炎上についての記事を発見しました。必読。 「放送局がSNSとうまく付き合っていくために」後編 実際にどのようにしてトラブルが生じるのか~「『現場で活かせる』法律講座シリーズ」③▶︎https://minpo.online/article/post-76.html

やっぱり人間関係で退職しますよね。会社説明会では見えない部分だから仕方ないとは思います。 会社に伝えなかった“本当の退職理由”1位は? 「別の職種にチャレンジしたい」は建前?【エン・ジャパン調べ】 ▶︎https://webtan.impress.co.jp/n/2024/08/07/47504

事業再構築補助金でのし上がった経営コンサルタント会社が破綻しました。売上が2億円→20億円に急拡大。 何時までも続く補助金ではないことは分かっていたと思うのですがね。 ▶︎https://note.com/bd_labs/n/n09b8029dd3b1

【今週の経済入門】株価大暴落と上田総裁の金融政策の影響

皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。
いつもメルマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。 いつもメルマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

先日、お客様からメルマガジンの感想をいただきました! 経済について鋭い指摘や的確な判断をしているとお褒めの言葉をいただきましたよ

大変嬉しく思っています。 ありがとうございます。

なお、当社では経営コンサルタント及び機密情報を扱う社員は、お客様に迷惑かけないため、株式の売買は行わないことをルールとしています。 (お褒めいただいた社長様から「経済センス良いんだから株はやらないのか?」と言われちゃいました😹)

さて、日経平均が大暴落し、その後若干の回復が見られましたが、依然として最高値からは大きく下落したままです。

この状況は、FRBの元議長であるイエレン氏の発言が参考になります。 彼女は「金融政策は利率のパーセンテージではなく、スタンスこそが重要なメッセージである」と述べています。 つまり、利上げの幅そのものよりも、中央銀行が今後どうするかの姿勢が市場に与える影響が非常に大きいのです。

今回の株価大暴落は、ブラックマンデーを超える下げ幅だったと言われています。 日銀の植田総裁が利上げを0.25%まで引き上げると発言し、それが今後も続くと市場に受け止められたことが、暴落の引き金となったと考えられます。

当メルマガでは、島田と私で年初から岸田政権の増税路線と日銀の金融政策について批判的な立場で意見を述べてきました。 今回の大暴落も、その流れの中で的確に予見できたのではないかと思います。 代表的なメルマガを紹介します。

3月21日配信 週刊島田慶資 軽量版】まさに金解禁、マイナス金利の解除を解説します

▶︎https://handsvalue.co.jp/archives/8831

3月6日配信 【週刊島田慶資 軽量版】株価の上昇と金融政策の転換点はいつ?

▶︎https://handsvalue.co.jp/archives/7834

2月26日配信 【週刊島田慶資 軽量版】内閣府から2月の月例経済報告が発表されました

▶︎https://handsvalue.co.jp/archives/8662

金融政策は本来、インフレ目標を設定し、その目標が達成されるまでは金融緩和財政出動で経済を刺激し、インフレが十分に加熱した後に引き締めに転じるのがセオリーです。 金融政策に属人性を排除することが目的です。

しかし、今回の政策では、政府からの金融引き締めの依頼があったとする報道もあり、本来の目的から逸脱しているように感じます

岸田総理は「所得倍増計画」を掲げていますが、実際に行っていることと発言が矛盾しており、経済政策に一貫性がないことが明らかです。 このままでは、利上げが進み、住宅関連や設備投資が停滞し、景気が悪化するのは避けられないでしょう。

現在の経営環境を分析すると、非常に厳しい状況が続くと予想されます。

秋の補正予算や9月に行われる自民党の総裁選での動向が、今後の経済状況に大きな影響を与えるでしょう。 今後も経営判断に必要な情報を提供していきますので、皆さんも引き続き注目していただければと思います。

読者の皆様からのご意見・ご感想をお待ちしております! 今回のメルマガはいかがでしたか?

皆様からのご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 また、取り上げてほしいテーマやご質問などございましたら、お気軽にお寄せください。

では、また次回お会いしましょう。勝頼ヒデコでした。

次回の配信もお楽しみに! 今週もよろしくお願いいたします。

成長戦略としてのM&Aという選択肢

皆様、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社の代表取締役・作家の島田です。

今日は、企業経営者の皆様にとって興味深い話題「M&A」についてお話しします。

M&Aと聞くと「会社の売却」や「事業承継の手段」…はたまた「借金が返せなくなった会社の末路」など暗いイメージをもたれているかもしれません。

しかし今日は、M&Aを成長戦略として活用する可能性についてご紹介したいと思います。 前回に引き続き、M&Aの専門家と意見交換した学びを共有しますね。

まず、企業の成長戦略には大きく分けて2つの方向性があることをご存知でしょうか?

1: オーガニック戦略:自社努力による成長

設備投資、人材採用・育成、DX(デジタルトランスフォーメーション)など
※究極的には、この3つ

2: レバレッジ戦略:外部資源を活用した成長

M&A、IPO(株式上場)など
※究極的には、この2つ

最近では、30~40代の若手経営者の中に、レバレッジ戦略、特にM&Aを活用して成長スピードを上げようとする方が増えているそうです。 自社だけの力では限界があると感じ、新たな可能性を求めてM&Aに目を向けているのですね。

また、M&Aには様々な形態があります。 基本的な売る側と買う側だけではなく、海外企業とのクロスボーダーM&A、株式取得による子会社化、事業譲渡なども含まれます。

買収する側も事業会社だけでなく、投資ファンドが関与するケースも増えています。

ところで、皆さんはM&Aの市場規模をご存じですか? 年間で公表されているM&A実績は約4,000件です。

しかし、実はこれは氷山の一角なんです。

公表されていない子会社化などのケースを含めると、実際の件数は2〜3倍になるのではないかと言われています。

M&Aを検討する際に気になるのが、売却価格の算定方法ではないでしょうか。 一般的には以下の2つの方法が用いられます。

  1. 営業権 + 純資産
  2. EBITDA × 倍率

ちなみにEBITDAは「利払い前・税引き前・減価償却前利益」のことで、企業の収益力を表す指標。 倍率は業界や企業の成長性などによって変わりますが、多くの場合3〜8倍程度です。

※あくまで目安です。実際の取引価格は、買い手との交渉や、その時の市場環境、企業の将来性などによって大きく変わる可能性があります。

M&Aを成功させるコツは何でしょうか? まず、早い段階から成長戦略の一つとして検討すること。 可能性を経営者自身で認識することが大事ですよね。

そして、もう一つ。「なぜM&Aを行うのか」という明確な目的意識を持つこと。 単なる規模拡大ではなく、お互いの強みを活かせるパートナーを慎重に選ぶことも大切になります。

でも、忘れないでください。 M&Aはあくまでも手段であって、目的ではありません。 自社の強みをしっかり理解し、明確なビジョンを持って取り組むことが成功の鍵となります。

真に成長を望めば、きっと良いご縁が巡り会える物だと感じております。 皆様のビジネスのヒントになれば幸いです。

Instagramでファンを獲得する戦略「4E戦略」について解説します

本日は、Instagramマーケティングの新たなパラダイム「4E戦略」についてご説明します。 しかし、その前に一つ重要な点を強調させていただきます。

戦略なきSNS運用の落とし穴

多くの企業が陥っている致命的な誤り、それは「投稿すること」自体を目的化してしまうことです。

  • 毎日の投稿に追われるものの、効果は皆無
  • 写真や動画をアップしても、戦略がなければ意味がない
  • 「投稿する」という行為自体が目的化し、担当者のモチベーションが急落

 

これらの症状は、あなたの会社にも当てはまっていませんか?

SNSマーケティングの成功の鍵は、明確な戦略にあります。 戦略なき投稿の繰り返しは、貴重な時間と労力の浪費に他なりませんね。

「4E戦略」で築く揺るぎないブランド構築

では、この状況を打破する「4E戦略」についてご説明いたします。 4E戦略は、一過性の「バズ」を追うのではなく、良好な顧客関係の構築を目指します。 当たり前ではありますが、我々商人は「バズ」が目的ではなく、最終ゴールは商品の購入またはサービスの利用ですからね🐈

さて、「4E戦略」は以下の4つの軸で構成されています。

  1. Experience(体験)
  2. Exchange(共感)
  3. Evangelism(伝道)
  4. Every Place(遍在性)

それでは、各軸の具体的な実践方法と事例を飲食店を事例にしてご説明いたします。

1. Experience(体験):没入感のあるブランド体験を創出する
  • 高品質な料理写真や調理過程の動画で、視覚的魅力を最大化
  • インタラクティブな投票機能を使い、次の季節メニューをフォロワーと共に決定
  • フォロワー限定の試食会情報を Stories で発信し、特別感を演出

事例: とある寿司店では、大将の繊細な包丁さばきを4K動画で配信。視聴者を魅了し、予約率が前年比150%に上昇しました。


2. Exchange(共感):双方向のコミュニケーションを確立する
  • コメントやDMへの丁寧な返信で、顧客との信頼関係を構築
  • 食材の仕入れ過程や店舗改装の様子を共有し、ストーリーに共感を得る
  • 地元農家とのコラボ投稿で、食材へのこだわりを表現

事例: とあるカフェでは、コーヒー豆の生産者に注目したストーリーを定期配信。エシカル消費に訴求し、オーガニックメニューの売上が2倍に。


3. Evangelism(伝道):ブランドアンバサダーを育成する
  • プロの技を伝授する料理のTips動画で、フォロワーの信頼を獲得
  • ハッシュタグキャンペーンで顧客の投稿を促し、口コミを活性化
  • 常連客のインタビュー動画を配信し、リアルな顧客の声を拡散

事例: とあるレストランでは、ハッシュタグでフォロワーの手作りパスタを紹介。UGCが増加し、自然なブランド露出が前年比300%に。


4. Every Place(遍在性):オムニチャネル戦略を展開する
  • Instagram, Facebook, Twitterの連携で、各プラットフォームの特性を活かした情報発信
  • 料理教室やワインのテイスティングなどのオフラインイベントをInstagramで告知・報告
  • 近隣観光スポットとのコラボ投稿で、地域に根ざしたブランディングを強化

事例: とある和食店では、地元の四季の風景と旬の料理を組み合わせた投稿を展開。観光客の集客に成功し、インバウンド売上が170%増加。

SNSを活用した企業成長

「4E戦略」は、単なる投稿の繰り返しではなく、良好な顧客関係の構築を目指すものです。 この戦略を実践することで、貴店のInstagramアカウントは、顧客との深い絆を育む戦略的なツールと進化するでしょう。

「4E戦略」を導入し、貴店のデジタルマーケティングを次のステージへと押し上げませんか

弊社では、「4E戦略」の導入支援および運用のコンサルティングサービスを提供しております。

もし、SNS関係で悩みがある場合は、担当・小関まで相談くださいませ。

よろしくお願いします。

体験報告から見えてきた経営の本質と成長の軌跡

先日、福島県中小企業家同友会のグループ会で体験報告を行う貴重な機会に恵まれました。

今回は、この経験を通じて得た新たな気づきと、自社の歩みを皆様と共有したいと思います。

人を生かす経営の実践

今回の体験報告では、「人を生かす経営を自社にどのように実践していくか」というテーマで、弊社ハンズバリューの創業から約15年間を振り返りました。

創業当初は、目の前の仕事をこなすことに必死で、経営理念や10年ビジョンにまで考えが及びませんでした。 しかし、同友会での学びを通じて、「人を生かす経営」の重要性に気づき、少しずつ実践していきました。

例えば、社員との定期的な面談を始めたり、能力開発のための研修制度を整える… また、社員が自主的に提案できる環境と仕組みを作り、計画に反映させていくことで社員の主体性を育む… 芋煮会や誕生日会で絆を深める…など数え上げると切りがありません。

この15年間、試行錯誤の連続でしたが、振り返ってみると、会社も社員も、そして経営者である私自身も着実に成長していたことを実感できました。

体験報告から得た新たな視点

さて、今回の体験報告を通じて、さらに重要な気づきがありました。 それは、経営における3つの視点の重要性です。

  1. 科学性:ライフワーク、効率、生産性
  2. 社会性:地域貢献、環境への配慮、法令順守
  3. 人間性:従業員との関わり、働きがい、人材育成

 

振り返ってみると、自社の経営においても、ある時期は科学性(効率や生産性)ばかりに注力し、 またある時期は人間性を重視するあまり科学性が疎かになってしまった、といった経験がありました。

体験報告では、3つの要素のバランスが必要

体験報告では、3つの要素のバランスが取れていることが、健全な経営の証でしょう。 例えば、従業員との関わりについての言及が全くない報告があったとすれば、そこにその会社の経営課題が隠れているかもしれません。

同友会らしい報告とは、この3つの要素をバランスよく含んだものではないでしょうか。 そして、そのバランスを意識することで、自社の経営の方向性や課題が浮き彫りになります。

同友会の体験報告には気づきが多い

皆様も、次に体験報告を聞く機会があれば、この3つの視点を意識してみてはいかがでしょうか。 そうすることで、報告者の真の経営課題や、自社の経営を見直すヒントが得られるかもしれません。

皆様も、機会があれば同友会の体験報告に参加されてみてはいかがでしょうか。(ゲスト参加大歓迎です) そこには経営者としての成長と学びのヒントが詰まっています。

一緒に学び、成長していける仲間がいることは、孤独な経営者にとってかけがえのない財産だと思います。

共に成長し、良い経営、良い会社、良い経営環境を目指していきましょう。

それでは、またお会いしましょう。 今日も一日、良い学びを。

ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。

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島田 慶資 代表取締役・作家
ハンズバリュー株式会社の代表取締役 島田慶資(しまだけいすけ)です。 山形県と福島県に拠点をおいて活動しています。資格はITコーディネータ、経営情報システム工学修士。 お客様に未来に向かって確かな価値をつくることを理念にかかげて、未来志向の提案助言をしています。 今後ともよろしくおねがいします。

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