皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。
メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)
【独り言コーナー】
❶南会津のお客様を訪問した際、秋晴れのもと素晴らしい景色に感激しました。
また別日に、月山道を通り酒田のお客様を訪問した際も、道中の紅葉が美しく、秋の深まりを感じ、感動しました。
❷東京同友会の経営姿勢確立セミナー報告会に参加しました。 デザイナーと弁護士、2名の体験報告からは、この取り組みが本当に良かったのだと実感し、希望に満ちている様子が伝わってきました。
良い会社、良い経営者、良い経営環境を作る同友会運動そのものを体現していると感じました。
❸株式会社菓子工房COCOイズミヤ様の訪問企業訪問を経て、社内でグループ討論を行い、課題を洗い出しました。 一つの取組として…会計事務所に依頼し、当月分の固定費の概算を速報値で入手することで、当月の利益の見える化に取り組みます。 その数値を元に、グループ討論で課題の改善策を検討します。後日、当メルマガでもご紹介させていただきますね。
❹オマケが欲しくてマクドナルドのハッピーセットに敏感になってしまいます。春がトミカで、秋がプラレール。 現在、走っているハッピーセットのオマケはプラレールで、山形新幹線E8系つばさが当たります。坊や以上に僕が欲しい!頑張ってハッピーセット食べています。
❺坊やの運動会に参加しました。先生と子供達が一生懸命作り上げた運動会で、想像以上に感動しました。 障害物競走で、坊やが鉄棒がなかなか出来ず、四苦八苦。ぐるりと回ったときは皆様から大歓声が上がりました。感激。
【島田の気になるニュース】
❶SaaS系のサービスは特に多い印象です。調査会社が権威を売るのも悪いですが、購入して使う側も良くないです。
No.1表示の広告主、根拠把握せず「調査会社を信頼していた」
❷ネット広告の主流はSNSなんですね。競合が多いから逆張りするのか、主流だから時流に乗るか。色んな考えが出来そうです。
現在行っているWeb広告施策は「SNS広告」が半数以上、一方で上手く行ったと感じた施策は?【PRIZMA調べ】
❸画像生成AIの活用で、内装を瞬時に生成してくれるようです。近未来感がありますよね。今後、活用が広がっていくのか見物。
建築・内装の未来を切り拓く画像生成AIサービス「MyRenderer」が登場
❹経済産業省の意向がつまった資料。今後は、中堅企業の概念を作って集中投資したいのでしょう。たしかに手薄だったことは認めます。
中堅企業って何?~知っておきたい経済の基礎知識~
❺今年のノーベル経済学賞が発表。非常に面白い研究。後日、弊社の勝瀬にメルマガで解説させます。期待してください🐈
ノーベル経済学賞アセモグル教授「富豪支配から脱出せよ」
【今週の経済入門】減税視点で各政党のマニフェストを分析する
皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。 いつもメルマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。
いよいよ衆議院総選挙が事実上スタートしました🙀
10月16日から期日前投票が始まり、各党が選挙戦に突入しています。
今回の選挙では、特に中小企業にとって重要な「減税」が大きな争点になると考えています。
各党の減税に関する公約をしっかりと分析していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。
【今日のテーマ】増税と緊縮財政に対する懸念
日経新聞が報じたように、財務省や林官房長官が強調しているのは、財政規律の維持や、国債の信認を守るための金融引き締め方針です。 つまり、金利上昇局面に入る中で、債務残高対GDP比を安定的に引き下げる計画を進めるというのが政府の姿勢です。
しかし、このような緊縮財政の考え方が正しいかどうかには疑問が残ります。 日本は「失われた30年」と呼ばれる経済停滞期を経験しており、この間、増税と財政引き締めが続けられてきました。 結果として、経済成長が鈍化し中小企業にとって厳しい経営環境が続いています。
【税金滞納による倒産の急増】
最近、税金や社会保険料の滞納による倒産が急増しているという報道もありました。 2024年1~8月の「税金滞納」倒産件数は前年同期比で127.7%増加しています。
特に注目すべきは、社会保険料や税金の滞納が企業の資金繰りを圧迫し、倒産に追い込んでいるという現実です。 こうした状況を改善するためには、減税や積極的な財政政策を通じて中小企業を支援し、経済を活性化させる必要があるでしょう。
【各党の減税公約】
今回の選挙において、減税が経済対策の一つの柱となっているかどうかを確認するのは非常に重要です。 各党の公約を分析してみると、減税を強調する政党が限られていることがわかります。
- 自民党:ゼロ(減税の公約なし) (参考:自民党 衆院選2024 )
- 公明党:ゼロ(減税の公約なし) (参考:公明党 衆院選重点政策)
- 立憲民主党:8つの減税の文字 (参考:立憲民主党 政策集2024)
- 日本維新の会:5つの減税の文字 (参考:維新八策2024)
- 日本共産党:7つの減税の文字 (参考:日本共産党 総選挙政策)
- 国民民主党:約22減税の文字 (参考:国民民主党 政策パンフレット)
公約では国民民主党が減税を意識しており、経済成長を促すために積極的な減税を打ち出しています。一方、与党勢力であった自民党や公明党の公約には減税の文字が見当たりません。
消費の拡大が見込めない状況では、経済成長は難しいと言わざるを得ませんね🙀
【まとめ】
今回の選挙では、減税を最も重要な争点としなければなりません。
増税路線や緊縮財政は、過去30年間の日本経済停滞の原因の一つです。 今回の選挙で、私たち中小企業経営者は、国がどのような経済政策を打ち出し、どれだけ減税を重視しているかをしっかりと見極める必要があります。
各政党の公約を確認し、自社の成長につながる選択肢を考えることで、今後のビジネスチャンスをつかみましょう。
失われた30年に終止符を打つためにも、今こそ積極的な財政政策と減税、引き続きの金融緩和が求められています。
私たちは、これからの政治と経済に注目し、賢く選択する時です。
次回の配信もお楽しみに! 今週もよろしくお願いいたします。
「やりがい」の本質と経営者の役割
皆様、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社の変革者・作家の島田慶資です。
最近、山形県中小企業家同友会の委員会に参加し、社員の「やりがい」について深く考える機会を得ました。 多くの経営者が、社員に「やりがい」を感じてもらうための方法や施策について熱心に議論していましたが、この経験を通じて「やりがい」という概念自体について、新たな視点を得ることができました。
「やりがい」は存在するのか?
「やりがい」という言葉は、私たちの日常会話や職場での議論でよく使われますが、実際にはこれが存在しない概念なのではないかと考えるようになりました。 なぜなら、「やりがい」は結果であって、過程の話ではないからです。
一般的には仕事を終えた後に初めて「やりがいがあった」あるいは「やりがいがなかった」と感じるものです。 つまり、「やりがい」は事後的に生まれる感覚であり、事前に提供したり、感じてもらおうとすることは本質的に難しいのです。
「やりがい」の個人性
「やりがい」は、結局のところ個人の心のありようにすぎません。 社員一人ひとりが自身の経験や価値観に基づいて感じるものであり、外部から直接与えることは出来ないと考えるべきでしょう。
この気づきは、経営者や経営幹部の役割について、重要な気づきを与えてくれます。 経営者及び経営幹部は、社員が自ら「やりがい」を見出せる環境や企業文化を創り上げることしかできない、というシンプルな事実です。
環境と文化の創造
環境や文化を整えることで、社員が主体的に行動し、自分自身の成長や価値を見出す土壌となることでしょう。 必要な取組を考えれば…
- 経営者↔経営幹部↔社員同士の信頼関係を築く
(単にレクリエーション的なイベントを催すだけではない。話を聞く姿勢が根本でしょう。) - 自由に意見を交換できる開かれたコミュニケーションを促進する
(そのためには組織体とルール、システムが必要!勉強になりますね!) - 挑戦を奨励し失敗を許容する文化を育む
(他責と結果の総評は信頼関係を壊す最短ルート。納得できない方はやってみてください。一瞬で壊れます。) - 経営者を含めた全従業員の人間性を高めるための取組を行う
(そもそも人間性の共育の時間を取っていますか?) - 経営者が良い会社にすると願い続ける
(願わなければ、到達し得ない)
…が考えられます。
社員が自社で成長できる実感を持ち、自分の努力が収入やお客様からの感謝に繋がるという実感を積み重ねていくことができてくるでしょう。 結果として「やりがい」という心の持ち方が生まれるのではないでしょうか。
希望を育む組織づくり
直接「やりがい」を与えるのではなく、社員が自らの内面から「やりがい」を感じ取れるような場を整えることが、経営者としての重要な役割です。 最終的に、社員が「やりがい」を感じるかどうかは、私たち経営者が直接コントロールできるものではありません。
しかし、適切な環境と企業文化を創り出すことで、社員が自発的に「やりがい」を見出す可能性を高めることはできます。 そのためには、一人ひとりの個性や価値観を尊重し、自己実現に向けて支援する組織づくりが不可欠でしょう。
これからも、環境と文化の創造を最優先し、社員が自ら「やりがい」を感じられるような組織を築くことに努めていきたいと思います。 それこそが、真の意味での「やりがい」を育む道筋なのではないでしょうか。
ご質問やご相談がございましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。 皆様の事業の発展を心よりお祈りしております。
今週もよろしくお願いします。
【地方の中小企業における採用活動】おいしい採用戦略をいただきます!
みなさん、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の経営コンサルタント、津名久ハナコです。
実は先日、東京で研修がありました。出張のついでに、大好きな「孤独のグルメ」に出てきたお店「庄助」さんに行ってきちゃいました!
研修でくたくたになった頭と体を、美味しい焼き鳥で癒やそうって魂胆です(笑)。
そこで食べたつくねとピーマンの組み合わせが、これがまた絶品で!
最初は「え?こんな食べ方あり?」って思ったんですけど、一口食べたら「なるほど!」って感動しちゃって。
それに和風焼めしも、出汁のシンプルな味付けなのに奥深い味わいで…あ、ごめんなさい。
また食べ物の話で盛り上がっちゃいました(照)。
【お客様からのご相談】求人が全く出来ないんです…
さてさて、本題の採用戦略の話に移りましょう。
実は昨日、ある製造業のお客様から「求人がまったくできなくて困っているんです」っていう相談をいただきました。
まず、現状把握から始めましょう。
ちょっと厳しい話になりますが、多くの学生さんは地方の中小企業の名前すら知らないんです。
大学生だけじゃなくて、高校生も、どの年代の学生さんもです。
つまり、地方の中小企業なんて全然知られてないし、業界自体にも興味持たれてないってことなんです。
ちょっとショックですよね…。
でも、ここからがスタートです!
相手をよく見て採用戦略を考える
まずは、企業名をとにかく知ってもらうことから始めましょう。
テレビCMとかポスティング、SNS広告も良いんですけど、もっと面白いアイデアもあります。
中小企業家同友会の会員さんの中には、社長様自らが駅前で名刺を配ってる人もいると島田さんから共有いただきました!
すごくないですか?私だったら絶対に覚えちゃいます。
学生さんが中小企業を知らないので、まずは知ってもらうことができれば圧倒的優位を取れるということですね🥰
それから、採用パンフレットやスライドも見直しが必要です。
難しい言葉や専門用語を(知らず知らず)たくさん使ってしまうと、誰も読んでくれないんです。
だから、小学生でも分かるくらいシンプルな言葉で会社の魅力を伝えるのが大事。
(もちろん、やる気満々の学生さんを採用したい場合、あえて難しい内容のものを用意するのもアリです。あくまでも意図的に採用戦略を設計していくべきでしょう。 何も考えのないままスライドやパンフレットを作ることは避けるべきだという意図を伝えたいのでした📢)
社長様には、このような情報提供をさせていただき、
どのように情報を拡散させていくのか…。
そしてその媒体はどのように作り込んでいくのか…。
を検討していただけるようお願いいたしました。
会社の中身を磨くことも大事
中小企業の採用活動、今すごく大変な状況なんです。
ご承知の通り、少子化の影響で若い世代の人口がどんどん減っているんです。
だから、そもそも採用できる学生さんの数が少なくなっています。
それに加えて、大企業が多くの学生さんを採用してしまうので、中小企業に来てくれる学生さんの数はますます減っているんです。
でも、だからこそ大切なのは、単に会社の名前を知ってもらうことや、きれいな採用パンフレットを作ることだけじゃないんです。
もちろん、それも大事です。
でも、それ以上に大切なのは、こういうことを考えることだと思うんです。
- 自分たちの会社にはどんな人材が必要なのか?
- 採用した人をどうやって育てていくのか?
- その人のキャリアや人生に、会社としてどう関わっていくのか?
つまり、「うちの会社に来てください」って言うだけじゃなくて、
「一緒に成長していきましょう。あなたの将来を全力でサポートします」っていうメッセージを伝えることが大切だと考えます。
私、まだまだ若手コンサルタントで、修行中です。
でも、学生さんの人生に関わってくれるような会社の姿勢が、実は採用成功への近道になるんじゃないかなって思います。
だって、そういう風に社員を大切にしてくれる会社なら、私だって絶対に働きたくなります😌
中小企業を取り巻く採用環境は確かに厳しいです。
でも、だからこそ、人を大切にする姿勢を前面に出すことで、大企業にはない魅力を示せると思うんです。
繰り返しになりますが、
会社の名前を知ってもらったり、採用パンフレットを改善したりするのは、もちろん重要です。
でも、それと同時に、「どんな人材が必要か」「どう育てるか」「その人の人生にどう関わるか」を真剣に考えることが、本当は一番大切なんじゃないでしょうか。
こういう考え方で採用に取り組むのが、実は最短ルートになるんじゃないかな。
そんな風に私は考えています。ぜひ参考にしてみてください!
さあ、みんなで美味しい採用戦略を作りましょう!いただきます🥰
金融機関と中小企業の信頼関係構築への道筋
皆さま、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社の変革者・作家、島田慶資です。
金融機関の考え
先日、中小企業家しんぶんの10月15日号で、金融機関と中小企業の関係性について興味深い記事を見かけました。
全国銀行協会をはじめとする主要金融機関の考えを総括しており、私たち中小企業家にとって多くの気づきを与えるものでした。
記事によれば、金融機関側はさまざまな支援メニューを用意しているものの、マンパワー不足により深い支援の実現に苦慮しているとのこと。
特に印象に残ったのは、ある金融機関の「10年の事業計画作りなど、会社のビジョンが明確であれば、さまざまな提案がしやすい」というコメントです。
このコメントは、私たち中小企業家が金融機関との関係構築において、何を重視すべきかを端的に示しています。
雨で傘を貸した銀行もある
確かに、金融機関は営利団体である以上、慎重な姿勢を取らざるを得ません。
「晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる」という批判も耳にします。
しかし、これは表面的な見方に過ぎません。
実際のところ、金融機関との関係性は、私たち経営者の日頃の姿勢と取り組みによって大きく変わります。
新型コロナウイルス感染症の拡大時における対応を見ても、多くの金融機関が中小企業の財務を融資で支える「本業支援」を実践し、高い評価を得ました。
例えば、山形県のきらやか銀行の取り組みは首相官邸のホームページ(14ページ参照)にも掲載されるほどです。
信頼関係構築の基礎は?
私たち中小企業経営者が取るべき姿勢とは何でしょうか。
それは、自社の将来像を明確に描き、それを金融機関に対して説得力を持って伝える準備を整えることだと考えます。
具体的には、経営理念や10年後のビジョンを明確にし、それに基づいた経営方針や中期経営計画、単年度計画を策定すること。
自社の成長戦略と地域への貢献を一貫性のある形で提示できるようになります。
形にして伝えることが信頼関係構築の第一歩でしょう。
島田の経験
私自身、新型コロナウイルス感染症の拡大時に多くの企業をサポートしてきた経験から、金融機関との良好な関係構築の重要性を痛感しています。
債務超過や継続的な赤字経営、リスケジュール中、さらには工場消失など、一見すると融資が困難と思われるような厳しい状況下でも、経営者の熱意と誠実な姿勢があれば、新規融資を獲得できた事例を数多く目にしてきました。
これらの経験から学んだことは、金融機関との関係は日々の積み重ねで築かれるということです。
突然の危機時に初めて支援を求めるのではなく、平時から自社の経営状況や将来計画について率直に相談し、継続的なコミュニケーションを取ることが肝要です。
普段からビジネスモデルや商流などがわかっている金融機関ならば、当然に企業の実態や経営者の姿勢を深く理解し、適切な支援を提供しやすくなります。
私たち中小企業は、地域経済の担い手として重要な役割を果たしています。
そのため、自社の経営基盤を強化することは、企業の存続だけでなく、地域全体の発展にも寄与します。
金融機関との良好な関係構築は、この目標を達成するための重要な要素の一つと言えるでしょう。
まとめ
結論として、金融機関との関係改善の鍵は、私たち経営者自身の手の中にあります。
自社の経営姿勢を正し、明確なビジョンと具体的な計画を持って金融機関と向き合うこと。
これこそが、相互理解と信頼関係構築への近道であり、ひいては企業の持続的成長と地域経済の活性化につながります。
今一度、自社の経営姿勢を見直し、金融機関とのより良い関係構築に向けて一歩を踏み出しましょう。
それが、中小企業と金融機関が共に成長し、地域に貢献していくための確かな道筋となるのです。
それでは、またお会いしましょう。 今日も一日、良い学びを。
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