皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。
メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)
【独り言コーナー】
❶高畠町の菓子工房「coco de cachette IZUMIYA」様を全員で企業訪問しました。 庄司薫社長から「経営指針を作る会」を卒業しての軌跡、戸田取締役から10年ビジョンの策定と取組について報告をいただきました。 グループ討論で学びや気づきを深めることが出来て、大満足。お土産もたくさん買いました。大感謝!

❷山形県中小企業家同友会の経営指針を作る会に参加しました。同業者(修了生)が同業者(受講生)の会社が良くなることを願って厳しい助言をしています。 よい会社、よい経営者、よい経営環境を作る同友会運動そのものだなと感激しました。
❸妻が生バジルを大量にもらってきたので、ジェノベーゼソースをつくることになりました。熱が厳禁とのことで、ミキサーを冷やすところから開始。 美味しく出来ましたら、後日の編集後記で自慢させてください😸
❹坊やがひとりで出来ることが増えています。おトイレはひとりで全部出来るようになりましたし、夜のオムツもとれました。 本当に成長が早く、メルマガで子供の記録をさせていただいている感じです😂みなさまに感謝。
❺坊やにはじめて「味が濃くて、美味しくないんだよなぁ」とお料理にダメ出しされました😹 残り物野菜+トマト缶を煮詰めて調理した無水カレーです。トマト感が強かったため、違和感があったのかもしれません。 好みがはっきりして、成長を感じる一言でした。
【島田の気になるニュース】
❶弊社では全員でメールを確認出来るツールを導入しています。 お客様の満足度を引き上げるコツは「言われたことを、言われたとおり実行する」こと。メールを読み込むことは基本になります。
カスタマーサポート担当者の約半数が「メール見落とし」を懸念。ヒヤリハットも発生?【ラクス調べ】
❷感慨深いですね。リクルートのビジネスモデルは、可視化されていない情報を可視化すること。 旅行代理店が独占していた情報をネットで公開→じゃらん、結婚式場の料金体系をネットで公開→ゼクシィ。不動産→スーモ。美容室→HOT PEPPERビューティー。などなど🧐 今後は、紙媒体は特別な意味を持つのかもしれませんね。
旅行情報誌「じゃらん」が休刊へ 35年の歴史に幕 今後はネットに情報集約
❸色々考えさせられるニュース。ゴミだと思っている物に価値をつけられれば、ビックチャンスに。 また、自社をプロデュース業と捉えている無印。自社を何屋さんか?とも考えさせられます。
団地の「若返り」に貢献 無印のリノベが、若年層にウケている納得の理由
❹専門家向けの記事。DXの定義が表現されているデジタルガバナンスコードが2.0から3.0へ大型アップデート。 変革を求めるならば、ぜひ事業者様も読んでほしい。
「デジタルガバナンス・コード3.0」へ経産省が改訂。企業価値向上を要点にDX経営に求められる“3つの視点”と“5つの柱”を整理
❺中小企業家同友会の全国協議会からDOR151号(2024年7~9月期景況調査)速報が発表されました。 地域経済圏別では、北海道・東北(△7→△6)は依然として景況感はマイナス圏。 「人件費の増加」(40.8%)、「従業員の不足」(39.0%)など雇用に関する問題が上位を締めています。 最低賃金の引き上げが入る前の結果ですからね。実質賃金も再度マイナスに突入。次の発表が恐ろしいです🙀
【24.10.9】DOR151号(2024年7~9月期景況調査)速報を発表しました
【今週の経済入門】お米不足から学ぶべき教訓の続き
皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。 いつもメルマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

衆議院解散総選挙が近づき、政治の動きが活発になってきました🐈
私たち中小企業にとっては、各政党の減税案が大きな関心事ですので、引き続き注目していきたいと思います。 各党の情報が出揃い次第、減税についての詳細な分析をお届けしますので、楽しみにお待ちください。
さて、本日は「代替材」について皆さんと一緒に考えてみましょう。 最近、米の価格が高騰している中、ある食品が注目を集めています。
それは…焼きそばです。
今日は、この「お米」と「焼きそば」が経済的にどのような関係にあるのか、少し掘り下げてみましょう。
【今日のテーマ】代替財とは?
最近のニュースを見ていると、お米の価格が上昇している影響で、焼きそばが新たな食卓の主役として注目されています。 たとえば、産経新聞の記事によると、東洋水産の「マルちゃん焼きそば」が好調で、工場新設まで決めるほどの需要があるとのこと。 これは、お米の価格が上がったことで、消費者が相対的に価格の安い商品を選び始めたためです。
このような現象を経済学では「代替財」と言います。
代替財とは、ある商品が高くなったり、手に入りにくくなったりしたときに、代わりに消費される商品。 お米と焼きそばの関係は、まさにこの代替財の典型例です🧐
代替財の仕組み
-
価格の影響
例えば、お米の価格が高騰すると、消費者はより安い食品、今回は焼きそばに目を向けることが増えます。 私たち庶民が限られた所得の中で生活しているからですね😹
-
供給の変化
お米の供給が減少したり価格が上がったりすると、その需要は代わりに焼きそばのような他の商品に流れます。 この結果、焼きそばの販売が伸び、メーカーも生産拡大に乗り出します。
今回の焼きそば特需は、まさにお米の価格上昇が引き金となり、消費者が代替財として焼きそばを選んだことで生まれました。
代替財とビジネスチャンス
経済動向をしっかりと見極めることは、私たち中小企業家にとって非常に重要です。 今回の米不足による焼きそば需要の増加は、その典型的な例でした。
“焼きそば麺特需”の状況から学べるのは、消費者が一つの商品に依存していると、その供給不足や価格上昇に伴い代替材が市場におけるチャンスを生むということ。
私たちの商いでも同じことです。
自社の商品にとっての代替材が何かを把握しておくことは、今後の経済変動に対する柔軟な対応策となります。 代替材の動向を常に把握し、経済の変化に応じてそれをビジネスチャンスとして活用するための情報収集を怠らないことが大事ですね。
私は、経済の変動を読み解き、代替材の動きを捉えることで、私たち中小企業は販売チャンスを拡大できると考えています。
まとめ
お米と焼きそばのように、似た価値を持つ商品が代わりに消費されることを「代替財」と呼びました。 経済が変動する中で、私たち庶民は価格や供給状況を見ながら、賢く選択することで家計を守っています。
今後も経済の変化に対応しながら、自分に合った商品を上手に選んでいくことが大切ですね。
今回は代替財についてお話ししましたが、各党の経済政策についても引き続き分析を進めていきます…🧐
次回の配信もお楽しみに! 今週もよろしくお願いいたします。
地方の老舗菓子店から学ぶ経営革新
皆様、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社の変革者・作家の島田慶資です。
先日、当社の全社員と共に山形県東置賜郡高畠町にある「coco de cachette IZUMIYA」を訪問しました。 この100年以上の歴史を持つ老舗菓子店での経験は、私たちの企業としての在り方について深く考えさせられる貴重な機会となりました。
最も印象に残ったのは、庄司薫社長の「ショートケーキを売らない」という決断。
多くの洋菓子店にとって看板商品であるショートケーキを、あえて販売しないという選択をしています。 その理由は驚くほど単純明快でした。
「このシーズンのいちごは美味しくないから。」
この言葉の背景には、coco de cachette IZUMIYAの強固な経営理念があります。
科学性「私たちは、心に響き、心に残るおいしさで、元気と笑顔を届けます」
社会性「私たちは、人々の想いをつなぎ お菓子の和で地域に夢を広げます」
人間性「私たちは、お菓子への志をひとつにして 夢を育み、さらに輝き、一緒に幸せを築きます」
上記の理念に基づき、お客様に真に美味しいスイーツを提供することがcoco de cachette IZUMIYAの方針なのです。 「ショートケーキを売らない」決断は、単なる商品管理の問題ではなく、経営理念の忠実な実践なのです。
この言葉を聞いた瞬間、私の中で何かが大きく揺さぶられました。 私たちは日々、お客様の要望に応えるべく努力していますが、果たして本当の意味で価値あるものを提供できているでしょうか?
老舗菓子屋からの問題提起
ここで、いくつかの問題提起をさせていただきたいと思います。
- 私たちは安易に「売れるもの」を追求していないだろうか?
- お客様と自社の双方が真に幸せになれる商品やサービスを提供できているか?
- 私たちは自分たちの仕事に誇りを持てているだろうか?
老舗菓子店からの問いは、単なる経営戦略の問題ではありません。 私たちの企業としての存在意義そのものに関わる本質的な課題だと考えました。
学びと教訓
企業訪問から、島田は次の学びと教訓をいただきました。
- 経営理念こそが、すべての判断と行動の源泉となりうる。
- 真の商品は「世界観」と「言葉」であり、個々の製品はその具現化に過ぎない。
- 理念に基づく「売らない決断」は、短期的な売上減少への不安を乗り越える力となる。
この学びと教訓は、ビジネスの本質に迫ると考えます。
経営理念から導かれる方針に忠実であることで、顧客の心に真に響く価値を創造できるのです。
そして、その価値は単なる商品ではなく、企業の世界観や言葉を通じて伝わります。
理念に基づく勇気ある決断は、“もしかすると”の売上減少への恐れを超越する力を持ちます。
この「言葉」と「理念」こそが、短期的な誘惑に負けない強さの源泉と考えます。
「ショートケーキは売らない」は、単なる商品販売を超えた、持続可能で真に意義のある経営の姿です。 お客様と地域社会に対する深い理解と責任、愛情に基づく、本質的な価値創造の道筋でしょう。
普遍的な価値観
菓子業界に限らず、あらゆる商いにおいて極めて重要な価値観と考えます。
私たちのような地方企業は、非常に厳しい経営環境にさらされています。
異業種からの参入や同業他社との熾烈な競争、原材料や人件費の高騰、さらには増税も予定されており、経営環境は益々厳しさを増している現実。
しかし、このような厳しい環境下だからこそ、自社の経営哲学に照らし合わせて決断することの重要性を強く感じさせられます。
単に売りやすいものを売るのではなく、自社の理念に基づいた選択をする。
短期的には困難を伴うかもしれませんが、長期的な視点では競争力を身につける最短ルートだと考えます。
確かに、何かモノやサービスを売って利益を追求することは、やろうとすればそれほど難しくはないかもしれません。
しかし、本当に大切なのは、お客様や地域社会にどのような価値を提供できるのか、そして従業員とその家族が会社や商品・サービスに対して誇りを持てるかということ。
我々中小企業家は、利益の出し方に大変こだわるべきだと考えます。
単なる数字上の利益ではなく、社会的価値と経済的価値の両立を目指すべきと考えます。
経営を維持・発展させる真髄であり、厳しい競争環境下でも生き残り、成長し続けられる企業の姿勢ではないでしょうか。
まとめ
この訪問を通じて、私は改めて自社の経営理念や価値観を再確認する必要性を強く感じました。
目先の利益に惑わされることなく、真の価値創造を追求する。
それが、私たち中小企業家が目指すべき経営の道筋なのだと確信しています。
今後、私たちハンズバリュー株式会社では、企業訪問を踏まえ、全社員でグループ討論を重ねていきます。
私たちが本当に提供すべき価値は何か、どうすれば顧客と社会に真の貢献ができるのか、そして従業員一人一人が誇りを持って働ける環境をどう作り上げていくか。
これらの問いに真摯に向き合い、答えを見出していく考えです。
coco de cachette IZUMIYAの事例は、変化の激しい現代のビジネス環境においても、自社の理念に忠実であり続けることの重要性を教えてくれました。
変革の時代において、地方の老舗から学ぶことの多さに、改めて気づかされた貴重な経験でした。 これからも、常に学び、進化し続ける企業であり続けたいと思います。
今週もよろしくお願いします。
【運送業のお客様からご相談】新規事業成功の4つのカギで、新分野展開の可能性を拓く。
みなさん、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の経営コンサルタント・津名久ハナコです。
先日、福島県田村市の運送業の社長様を訪問する機会がありました。
なんとその社長様、私のメールマガジンの読者さんなんです!🥰
うれしいことに「島田さんの文章と違って読みやすくてわかりやすい」って言っていただきました。 でも、これって複雑な評価…(苦笑)
さて×2、田村市は農業が盛んで、おいしいお米がたくさん取れるんです! 社長様のご実家で作っているお米で、おにぎりを従業員さんに移動食として振る舞っているんです🍙
どれだけ美味しいのか気になって、試食させていただきました。
…まさに絶品! 大変甘くてもっちりした食感で、おかずなしで大きなおにぎりを2つぺろりと平らげちゃいました。
社長様、本当においしかったです。ごちそうさまでした!😌
さて、おいしいお米の話はさておき、その運送業の社長様から興味深いご相談をいただきました。
「今後、運送業界は非常に厳しい経営環境が予想される。だから、新規事業で新しい経営の柱を作りたい」
事業ポートフォリオの必要性
ご相談いただきました社長様の現状は、厳しいものがありました。
社長様がおっしゃるには、田村市では従業員さんの雇用を安定的に確保できる保証がありません。 従業員さんの人数が制約条件になっていて、売上げを思うように伸ばすことが難しいとのこと。
そこで社長様は、運送業とは別口の新規事業を考えていらっしゃいました。
新規事業で運送業の不安定さを補うような事業ポートフォリオを作っていきたいとのこと。
つまり、リスク分散ですね!
さて、新しい市場に乗り込んでいく時って、何を考えなきゃいけないんでしょうか?
実は、市場予測をして大きな決断を実行する時に、4つの重要な条件があります。 言われてみれば「当たり前じゃん!」って思うかもしれません。
でも、この視点を忘れちゃうと、せっかくの投資が無駄になる可能性があります🐈 さっそく、お伝えします!
新規事業を創出するときの重要な視点
じゃあ、その4つの条件を見ていきましょう!
- マーケットが大きいこと
補足:ニッチな分野も悪くありませんが、自社が生存できる市場がなければ意味がありませんね。 - 今後の成長が期待できること
補足:せっかく参入した市場が、衰退していては仕方ありません。 しかも衰退期は、老舗が質の良いお客様を抑えていることが多く、参入障壁が高いことが一般的です。 - 利益がとれること
補足:売上はシミュレーションしやすいですが、利益は想定外の出費などがあるため計算しにくいです。 しかしながら、事業を維持・発展させるためには収益がしっかりと産まれないと継続できません。 誰が何時間働いて、どのくらいの収益を産むのか。利益額と利益率の両面から検討することが必要です。 - 当社が勝てる可能性が十分にあること
補足:1~3はいわゆる”美味しい市場”となるでしょう。後発で市場に乗り込んで勝算の道筋をどのようにつけるのか?問われています。 一般論的には、参入障壁に守られて”いた”ような業界はチャンスが多いと言えます。業界外の必勝法を持ち込めば勝てることも多いです。
この4つの条件が重なるところ、そこが新規事業のチャンスとなります✨✨ここで大勝負。
バックキャスト的アイディアを4つの視点で検証する
みなさん、新規事業を考える時、ついつい「今できること」ばかり考えちゃってませんか?
実は、経営資源が限られている中小企業では、よくあること。 現在の経験、スキル、人材、お金でできることばかり考えてしまいます。 つまり、現状の延長線上でしか未来が描けなくなっちゃうんです。
でも、ちょっと待ってください!
そんな風に「できること」だけを考えていては、社長様が期待するような大きな成果を挙げるアイデアって、なかなか浮かんでこないかもしれません。 思いつきレベルのアイデアで終わっちゃうこともあるでしょう。
そこで私がおすすめしたいのが、先ほどの4つの条件を使った分析なんです!
新しい分析方法のススメ
- まず、「できる・できない」は一旦置いておきます。
- その代わりに、自社が本当に勝負を仕掛けるべき新規事業なのかどうか、4つの視点でじっくり分析してみるんです。
- そうすることで、本当に価値のある市場が見えてくるかもしれません。
もちろん、最終的には「できること」を考えることも大切です。 でも、順序が大切なんです!まずは大きな夢を描いて、それから現実的なプランに落とし込んでいく。
実は、先日お会いした運送業の社長様も、この4つの視点で新規事業を検討されていました。 とても良い取り組みだと思いませんか?😊
10年ビジョンの裏付けとして
10年ビジョンを考える時のバックキャスト的な発想を検証する時にも、すっごく役立ちます!
実は、お客様たちが自社の未来を描く時に、よく困惑することがあります…。
- 「フォアキャスト」の罠:せっかく会社の未来を考えたいのに、現状の延長線上でしか未来を考えられない。
- 「バックキャスト」の甘さ:バックキャスト的な発想ができても、その裏付けが甘い。
ここで、この4つの条件の出番!
バックキャストで描いた未来のビジネス。
それが本当に「勝てるビジネス」かどうか、この4つの条件で検証してみるんです。大変に合理的です。
10年後のビジョンチェックリスト
例えば、10年後にこんな会社になりたい!って思い描いたら、その時の事業が…
- 大きな市場にあるか?
- 成長が期待できるか?
- 収益性が高いか?
- 自社が勝てる可能性があるか?
これを丁寧にチェックします。
私は、経営コンサルタントとしてまだまだ駆け出しですが、お客様と一緒に、この4つの条件を使って「勝てるビジネス」を見つけるお手伝いをたくさんしたいと願っています。
そして、お客様と一緒に素敵な10年後のビジョンを描いていけたら…なんてとてもワクワクしています。
ぜひ、みなさんも新規事業や長期ビジョンを考える時に、この4つの条件を思い出してくださいね。大きな夢を描いて、そしてその夢の実現可能性をしっかり検証する。 そんな学び旅に一緒に出かけませんか?ご相談、お待ちしております🥰
ぜひご参考ください。
デジタル時代の真髄は、人間中心の変革
ITコーディネータとしてデジタル経営カンファレンス2024 in 東北に参加しました。
米田副会長の「成り行き」とのカンファレンスの総括を聞いて感銘を受けました。
禅とデジタル時代
禅の世界観の中に、デジタル時代における経営の本質が凝縮されているように感じました。
私たちは往々にして、ITシステムの導入やデジタル化を進める際、厳密な計画と管理に固執しがちです。 しかし、米田副会長の言葉は、そうした硬直的なシステム投資への警鐘のように聞こえました。 変化の激しい現代においては、道具(ITツールやシステム等)より柔軟性と適応力こそが必要不可欠であろうとの考えです。
成り行き
禅の世界観である「成り行き」という考え方は、決して無計画や放任を意味するものではありません。 それは、常に状況を観察し、臨機応変に対応する能力を持つこと。 そして、その中心にあるのは他でもない「人」です。
デジタル時代に置き換えて考えてみましょう。 ITがいくら優れていても、それを使いこなし、活用する人材がいなければ意味がありません。 米田副会長が強調した人材育成の重要性は、まさにこの点に通じるものです。
ITコーディネータとしての私たちの役割は、単にシステムを導入することではなく、それを効果的に活用できる人材を育て、組織全体の変革を促すことにあるのだと、改めて認識させられました。
米田副会長の「ITがあったとしても、それは人中心でなければならない」という言及は、デジタル時代の本質を突いています。 技術は確かに強力なツールですが、それはあくまでも人間の創造性や判断力を拡張し、サポートするものであるべきです。 真の変革は、テクノロジーからではなく、それを使う人間から生まれます。
まとめ
今後、ITコーディネータとして活動していく中で、この「人間中心」「柔軟性」「適応力」という視点を常に念頭に置きたいと思います。
テクノロジーの力を借りつつも、最終的には人間の創造性と判断力が組織を導くという信念を持って、お客様の支援に当たりたいと決意を新たにしました。
デジタル変革の真髄は、テクノロジーの中にではなく、それを使いこなす人間の中にある。 このカンファレンスは、そんな貴重な気づきを私たちに与えてくれました。
それでは、またお会いしましょう。 今日も一日、良い学びを。
ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。
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