山形県と福島県の認定支援機関及び山形県のM&A認定機関の人を活かす経営のハンズバリュー株式会社の新人経営コンサルタント、津名久はなこです。
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【島田の”勘”頭言】胸焼けと願い事
いつもお世話になっております。
ハンズバリュー株式会社の島田です。
週末、息子と一緒にコストコに行ってきました。
フードコートの巨大なハンバーガーやチキンナゲット美味しいですよね。
しっかり食事した後で、数時間後に胸焼けが襲ってきました。
まさに体の変化、老化を実感しました。(胸焼けと戦いながら執筆しています)
年齢とともに私たちの関心事が変わることを思い出しました。
20代は恋愛、30代は収入、40代は体調、50代は健康法、60代は病院と薬、70代は失った友人たち。
人生のそれぞれの段階で、私たちは異なるテーマについて考えるようになります。
■企業の成長
実は、これは企業の成長とも共通しています。
創業初期にはお金と顧客が足りないこと、
成長期には人手が足りないこと、
さらに成熟すると組織の管理が難しくなること、
そして最終的には引き継ぎ先が見つからないこと。
企業の成長段階によって、直面する問題も変わるのです。
■問題解決の道筋
問題が生じたときにどのように対処すればよいのでしょうか?
その答えは「なぜ企業は存在し、成長し続けるべきなのか」を問い直すことにあります。
経営理念やフィロソフィーとも言えます。
それぞれの問題に対する具体的な対処法も大切ですが、それ以上に重要なのは企業の根底に流れる価値観や信念です。
なぜなら、その価値観や信念が企業の方向性を決定し、困難な状況でも正しい選択をする指針となるからです。
ただ願うだけでは問題は解決しませんが、願わなければ始まらない。そう思いませんか?
さて、七夕が近いですね。
この機会に、皆さんの経営における「願い事」は何か、一度考えてみてはいかがでしょうか?
実店舗に効く話「大人のお独り様の需要、工夫次第で新たなビジネスチャンス」
【お客様の悩み】
年配者のお一人様が増えているような気がする。需要を取り込めないか。
【解決策】
皆様が感じている通り、年配のお一人様の数は確実に増えています。
これには社会現象としての未婚率の増加や死別による一人暮らしの増加が関係しているようです。
例えば、高齢者の一人旅の需要は約64万人と言われていますが、次の10年で150万人以上に増えると予想されています。
これは、新たなビジネスチャンスです。
特に、宿泊施設は二人以上の旅行者向けのサービスが主流であり、この新たな需要に応える準備が整っていません。(ここは完全な空白地帯)
誰も注目していない新たな市場「大人のお独り様需要」が醸成されつつあります。
積極的にこのニーズに応えることで、金払いの良い素晴らしいお客様との出会いを独占できるかもしれません。
では、需要をどのように取り込むのか、その方法について考えてみましょう。
■お独り様市場が注目する7つのテーマ
お独り様市場の消費者が好む可能性のある7つのテーマをここで紹介します。
これらのテーマを考慮に入れることで、一人暮らしの方々へのサービス提供をより効果的に行えます。
- 旅行
- 自炊
- 健康維持
- ペットとの生活
- ホームインテリア
- 自己啓発(畑仕事、学習、読書など)
- 安全・セキュリティ
上記のテーマに基づいた商品やサービスを開発・提供することで、お独り様市場に対して魅力的な価値を提供できます。
■お独り様の本質
島田の価値観に「人間は自己成長を実感したときに感動する」があります。
この視点から考えると、高齢のお独り様の市場は、物欲よりも自己成長の機会を求めています。
どのテーマにおいてもお客様との会話を通じて、より深い体験を提供することが大切になろうかと思います。
それは、ただ何かを売るのではなく、お客様の人生に深く関わるような仕事をすることを意味します。
自身の役割を理解し、それらを基にしたサービス提供を考えることで「お一人様市場」に対する新たなニーズを満たすことができるでしょう。
ご参考ください。
”偏”集考記
SNSにレストランの食事写真が多く投稿されています。
お客様のSNSアカウントを活用した自然な広報活動とも言えますが、
一方で提供するコンテンツ(ここでは食事メニュー)があっという間に消化され、陳腐化する現象に直面しているように感じます。
SNSの高速な情報流通は、コンテンツの陳腐化を加速させています。
新情報による驚きや発見がSNSの魅力の一つではありますが、コンテンツの陳腐化を無視することはできません。
一方で、Z世代などインフルエンサーと同じ体験を求める若者層にとっては、SNSで話題になった事実こそが重要です。
そのため、ターゲットによって戦略を変えるべきなのでしょうね。
島田の価値観として、コンテンツの陳腐化は避けたいと考えています。
この観点からすると、目指すべきは「明確に定義された顧客ターゲット」に対し「長期的に関心を持ち続けるようなコンテンツ」を提供することが大事となるのでしょう。
もちろん、SNSの活用を否定するものではありません。
持続的な価値を提供する戦略からSNSの活用を考える順番の話なのだと考えています。
(場当たり的な施策として、レストランでのSNSの利用を禁止することも考えられますが、現実的ではないでしょう)
キーワードは、ブランド、商品力、人財(採用と共育)なのだと感じています。
それでは、またお会いしましょう。
ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。