【週刊島田慶資 軽量版】観光業に新たな幸せなあり方を提案する10年ビジョン

皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。

メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)

【独り言コーナー】

❶ハンズバリュー株式会社の第九期経営指針発表会を開催しました。 2014年に経営指針を作ってから10年経過しました。感慨深いです。たくさん失敗もしましたが、成長できました。感謝。

❷久々にスーツに袖を通しました。ダイエット効果で運良く?入ることが出来ました。 クールビズ、ウォームビズでほとんどスーツ着なくなりました。ネクタイ好きだったのに苦手に変わっている自分に驚き🙀

❸経営指針発表会の後は、みんなでイルクオーレさんでランチ会。 信じられないくらい美味しいので、山形にいらしたときは是非。

❹お客様から楽しく読んでいますよと感想をいただきました。 嬉しい!大感謝です。執筆のやる気がもりもり湧き上がってきます。ありがとうございました。(感想お待ちしております!)

❺坊やのお靴、お着替えが全部反対になっています😹洗濯物は…Tシャツ、ズボン、パンツ、靴下…裏表がキレイに逆。 お靴も揃えていますが毎回左右反対です。いつまで見せてくれるかと思うと貴重な時間に思えます🐈

【島田の気になるニュース】

❶胸が痛い。島田は、就職氷河期世代です。50歳前後になれば、会社で役職に付いていても不思議ではありません。 コンサルしていても、氷河期世代の経営幹部は極めて希です。我々、氷河期は何処に消えてしまったのでしょうか。
Z世代と高齢者に賃金を奪われるリストラ候補…あまりに不幸な「就職氷河期世代」こそ日本経済復活のカギである 

❷コロナ融資で日本全国の金融機関で同じ問題が起こるんじゃないかと思っています。逆に問題起きない金融機関は震災やコロナ禍で支援が薄かった銀行。 事業者さんやその従業員さんの暮らしを守った金融機関がたたかれて、無視した金融機関が生き残るのはどうかと思います。
きらやか銀行、新たな資本調達を検討 公的資金返済で 

❸概算要求のラッシュ。大手を振って賛成は出来ませんが、観光庁の予算増額。 観光は関連する産業の裾野が本当に広いので不足していると思います。補助金だけじゃなく、抜本的な金融支援も入れてほしいと思いますがいかがでしょうか?
【速報・観光庁予算】2025年度概算要求額は620億円

❹分かっていたことですけど、SNSマーケティングには動画。テキスト→写真→映像と表現方法が変化している時流を表していますよね。
SNS広告での購買行動、Z世代・Y世代・X世代で“見られる広告”“購入の経路”の差が判明【リンクアンドパートナーズ調べ】 

❺企業の再生手法の一つ。第二会社方式と呼ばれる手法です。抜本的に改善しなければならないときに使われます。 経営者の責任もしっかり取らなければならないので甘くはないです。また、多額の費用がかかるため、ある程度体力がないと使えません。
倒産前の事業譲渡、5年間で946件 食品製造、宿泊、飲食店などが上位に 

【今週の経済入門】新総理の経済対策を考えてみましょう

皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。
いつもメルマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

先日行われた自民党総裁選、盛り上がりましたね。 高市早苗先生が決選投票に上がったときは、日本初の女性総理が誕生するかもしれないとワクワクしていましたが、結果は石破茂先生が新総裁に選ばれました。 残念な気持ちもありますが、高市先生には引き続き力を蓄え、今後も日本の政治に貢献していただきたいと思っています。

さて、今回は新総理となった石破茂先生がどのような経済政策を打ち出すのかを皆さんと一緒に考えていきましょう。

石破茂新総裁の経済政策

石破茂先生は、これまでの発言から緊縮財政を重視する人物です。 たとえば、彼は消費税の減税には否定的で、社会保障を維持するためには(むしろ)増税が必要だと述べています。

また、日銀の金融政策についても、低金利政策を批判し、金利のある世界を目指す姿勢を示しています。

石破茂先生の考え

まず、石破先生が新総理として目指す緊縮財政は、政府の支出を抑え、財政の健全化を図るという考え方です。 社会保障制度を維持するためには、増税が避けられないというのが石破先生の主張。 国の借金を減らすために必要だという擁護の声もありますが、緊縮財政が続くと公共投資削減や個人消費減少になり、経済が確実に停滞します。

また、石破先生は金融引き締めに前向きな発言をしています。 現在、日本は超低金利政策が続いていますが、彼は金利を正常化させることを重視しています。 とうぜんながら金利が上がると、企業や個人が資金を借りる際のコストが増え、経済活動が鈍化します。

財務省の主張もみてみると…

さて、財務省が発表した資料によると、社会保障費の増加が今後も続く見通しです。 医療や介護にかかる費用が増大し、現役世代の保険料負担が増える可能性が指摘されています。 財務省は、2040年までに医療や介護の保険料が32.6%まで引き上げられる試算を発表しています。

さらに、金利が上昇すれば、国の借金に対する利払い費も増加します。 財務省の試算では、2033年までに金利上昇によって利払い費が8.7兆円増加し、それを賄うために増税が必要だとしています。

今後どうなるか🧐

なんと、石破茂先生と財務省の主張はピタリと一致しているため、今後、厳しい経済になることが予想されます。

石破茂総理のもとで、経済政策は緊縮財政と金融引き締めが中心となる可能性が高いでしょう。 消費税の増税や金利引き上げが進むと、消費や投資が減少し、間違いなく経済が冷え込みます

今、日本経済が必要としているのは、積極的な財政政策金融緩和による経済成長の促進だと考えます。

まとめ

石破茂”新”総理の経済政策は、緊縮財政と金融引き締めが中心になる見通しです。 しかし、増税や金利上昇が経済に与える影響を考えると、中小企業や国民にとっての負担がどれほどになるのか見当が付きません。

石破総理には、経済の成長を促進するためのバランスの取れた政策を期待したいと思います。

次回の配信もお楽しみに! 今週もよろしくお願いいたします。

 

"勘"頭言 / Prefatory Note

観光業に新たな幸せなあり方を提案する10年

皆様、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社の代表取締役・作家の島田です。

 

2024年9月27日、金曜日。
この日、私たちは会社の未来を左右する重要な節目を迎えました。

ハンズバリュー株式会社 第9期経営指針発表会の開催です。 今回の発表会の目玉は、何と言っても10年ビジョンの刷新にあります。

2014年に初めて経営指針を策定してから、早くも10年の歳月が流れました。 新たな10年に向けて舵を切るため、この数年間、真剣に悩み、苦しみ、そして厳しい現実と向き合ってきました。

厳しい現実を直視した結果、私たちは夢あるビジョンを描くことができました。 単なる理想論ではなく、社会課題に根ざした未来図です。

本稿では、今回発表いたしました弊社の10年ビジョンについて、皆様と共有させていただきます。 この新しいビジョンが、私たちの会社だけでなく、日本の観光業全体にどのような変革をもたらす可能性があるのか、ぜひご一緒に考えていただければ幸いです。

ハンズバリュー株式会社の次の10年

日本の観光業※、特に旅館業は、危機的状況に直面しています。
長時間労働による従業員の疲弊、慢性的な人材不足、後継者難による廃業の増加—問題が複雑に絡み合い、負のスパイラルを形成していると考えます。
状況は、単に一業界の問題ではなく、日本の貴重な文化遺産と関連する多くの産業の存続を脅かす重大な課題と認識しています。

ハンズバリュー株式会社が掲げた10年ビジョンは、この危機に真正面から立ち向かう挑戦です。
刷新した10年ビジョン「観光業に新たな幸せのあり方を提案する」—この言葉には、単なる企業戦略を超えた、業界全体を革新する決意を込めています。

 

私たちは、危機をチャンスに変える未来を創造しました。

経営コンサルティング、マーケティング、デザインの技術を結集し、新旧経営者をマッチングするプラットフォームの構築をします。

さらには、観光事業者様の創出や出口支援、そして我が社として理想とするお宿の創造まで踏み込む覚悟です。
この未来は、後継者問題や文化の継承という課題に対する解決策です。

 

我が社の挑戦は、従業員、経営者、旅行者、そして地域社会全体の幸せを追求する実験とも言えるでしょう。温泉旅館という日本の誇るべき文化遺産を、未来へと継承する重要な役割を担います。

私たちの10年後の姿は単に一企業の成功ではありません。
日本の観光業に新たな息吹を吹き込み、社会全体に新しい幸せの形をもたらす、まさに変革者となることです。 困難は山積みですが、私たちの熱意と決意は揺るぎません。

この挑戦が成功すれば、それは単に観光業の再生にとどまらず、日本の労働環境や地域経済のあり方に可能性を示すことになるでしょう。
私たちの挑戦が、日本の観光業、ひいては社会全体に希望の光をもたらす日をかならず創ります。

 

今週もよろしくお願いします。

 

※観光業は、日本産業分類に定義されていない。 宿泊飲食+卸売小売+運輸が主たる産業として考えられるが、関連する産業は限りなく裾野が広い。日本の基幹産業と考えます。

実店舗に効く話 / Stories of Success in the Physical Store.

経営戦略を成功に導く5つのポイント(後編)

みなさん、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の津名久ハナコです。

前回は外部環境分析の最初の3つのポイントをお話ししましたね。 今日は残りの2つのポイントと、それらを踏まえた経営戦略の立て方についてお話しします。

さあ、続きを始めましょう!

4. サプライヤーさん、強すぎない?(でも、大切なパートナー!)

サプライヤーさんとの関係も重要です。ここでは3つの視点で考えてみましょう。

  • これからも今までどおりの取引ができそう?
  • もしかして、値上げの話とか出てこない?(今の時代、ありがちですよね…)
  • もっと付加価値の高い商品を仕入れられる可能性は?

ここで絶対に押さえておきたいのは、サプライヤーさんの存在意義です。 よく勘違いされるんですが、サプライヤーさんは決して「単なる取引先」なんかじゃありません。 むしろ、自社の競争力を左右する大切なパートナーなんです。

だからこそ、お互いが成長できるWin-Winの関係を築けるよう、常に考えていく必要があるんですよ。

例えば、ある洋菓子店さんの話です。 主力商品のチーズケーキに使う特殊なチーズの仕入れ先が、突然の値上げを通告してきたんです。 最初は「困ったな〜」って感じだったんですが、ここで諦めちゃダメ。

そこでこんな提案をしました。 「サプライヤーさんと一緒に新商品を開発してみませんか?」って。

値上げ分を吸収できる高付加価値商品を一緒に作れば、お互いにメリットがありますよね。

実際にやってみたら、サプライヤーさんの専門知識を活かした新しいチーズケーキが生まれて、大ヒット商品になったんです!

このように、ピンチをチャンスに変える発想が大切なんです。 サプライヤーさんとの関係を見直すことで、新たなビジネスチャンスが生まれることもありますよ。 価格交渉だけでなく、お互いの強みを活かしてどう成長していけるか、一緒に考えていくことが重要なんです。

5. 法律とか、大丈夫?(増税の話とかも要チェック!)

最後に、法規制や経済の動向にも目を向けましょう。

  • 新しい規制が出てきそう?
  • 税金、上がりそう?(ちょっと怖い話題ですね…)
  • 景気の動向は?

こういった情報を得るには、例えば不動産会社のIR情報を見るのも一つの手です。 島田さんは、景気の動向を読み解くソースのひとつに取り入れています。

中小企業の方なら、中小企業家同友会の「中小企業家しんぶん」の経済指標がおすすめ。 自分の肌感覚にぴったりくる情報源を見つけるのが、コツですね。

ここで、ある美容院さんの例をお話ししましょう。 消費税増税の話が出たとき、多くのお店が値上げを検討していました。 でも、この美容院さん、違う戦略を取ったんです。

「増税分は当店で負担します!」というキャンペーンを打ち出したんです。 さらに、ポイントカードのポイント還元率を上げて、長期的な顧客維持を図りました。 結果、他店からの顧客流入が増え、売上げアップにつながったんです。

このように、法規制や経済動向の変化を、自社にとってのチャンスに変える発想が重要。

現実を見つめて、幸せな未来へ

さて、いかがでしたか?
外部環境分析って、難しく考えすぎずに、こんな風に5つのポイントで見ていくだけでも、たくさんの気づきがありますよね。

  1. お客様は誰?(そして、どう変わる?)
  2. 競争相手は誰?(本当の相手は意外かも!)
  3. 自社の商品を”ひっくり返す”ものは出てこない?
  4. サプライヤーさん、強すぎない?(でも、大切なパートナー!)
  5. 法律とか、大丈夫?(増税の話とかも要チェック!)

これらのポイントを押さえた上で、実際に経営戦略を立てていく時のコツをお伝えしますね。

  1. 現状分析
    →まずは、上記の5つのポイントを使って、自社の現状をしっかり分析しましょう。
  2. 強みと弱みの明確化
    →分析結果から、自社の強みと弱みを洗い出します。
  3. 機会とリスクの特定
    →外部環境の中にある、チャンスと脅威を見つけます。
  4. 戦略の方向性決定
    →強みを活かし、弱みを補完しながら、チャンスを掴むための大まかな方向性を決めます。
  5. 具体的な施策立案
    →方向性に基づいて、具体的に何をするか、アクションプランを立てます。
  6. 数値目標設定
    →施策ごとに、達成すべき数値目標を設定します。
  7. 実行とモニタリング
    →計画を実行し、定期的に進捗をチェックします。
  8. 見直しと調整
    →結果を見て、必要に応じて戦略を調整します。

会社を取り巻く環境をしっかり分析して、今自分たちがどこにいるのかを把握する。
そして、それを踏まえて経営戦略を立てていく。 当たり前のようで、実はとても大切な取組なんです。

楽しいことを考えるのも大事ですが、現実から目を背けちゃダメ。

でも、悲観的になる必要もありません。 現実をしっかり見つめた上で、どうやったら幸せな未来を築けるか。 そう考えていくことが、中小企業家たる経営者の皆さまに求められているんだと思います。

厳しい時代だからこそ、みんなで知恵を絞って、素敵な未来を作っていきましょう! 頑張りすぎず、でも諦めず。 そんな感じで、一緒に頑張っていけたらいいなと思います。

それでは、今日はこの辺で。 ぜひご参考ください。

偏集考記 / Editorial Post

鎖を解かれた象の物語

経営指針発表会の締めくくりに、象の話をさせていただきました。
この物語は、私たちの過去、現在、そして観光業界の未来への展望を象徴しています。

 

さて、幼い頃から鎖で足を縛られた象は、成長後も自由に動けないと思い込むようです。 では、鎖を断ち切れば、象は自由に動けるのでしょうか?

実は単に鎖を外すだけでは不十分とのこと。 鎖があろうと、なかろうと、それ以外の世界を知らないので動けなくなっているようです。

そのため鎖を解いた後、重要となるのが“自由に動く他の象”の存在です。 自由な仲間を見ることで、象は自らも自由に動けることに気づくのです。

 

固定観念に縛られていた私たち自身や、現在の観光業界の状況に似ています。

「コンサルタントだから」「ホームページ制作会社だから」という枠や、業界の慣習に縛られ、自ら可能性を狭めていた—それが私たちの出発点でした。

私自身、自分がなすべきことは何なのか、悩み苦しみました。 そんな中、同友会で出会った変革者たちから、自己変革の道筋を学びました。 彼らの姿は、まさに自由に動き出した象そのものでした。

この経験から、一つの問いが生まれました。
観光業にもっと幸せな“あり方”が提案できないだろうか?」 これこそが、ハンズバリューが目指す役割だと確信しました。

「人を生かす経営」に基づいた経営モデルや幸せのあり方を実践し、成功例を示すことで、業界全体に変革の可能性を提示したい。 私たちは単に自社の成長だけでなく、業界全体の変革を牽引する存在になりたいのです。

この10年ビジョンを通じて、日本の観光業、特に温泉旅館業界に新しい風を吹き込み、全ての関係者に幸せをもたらす変革の旗手となることを誓います。困難は山積みですが、熱意と決意は揺るぎません。
お客様と従業員の皆さん、同友会の変革者たち、ITコーディネータの仲間とともに、この大きな挑戦に立ち向かっていきます。共に、観光業界の新たな可能性を切り開いていきます。

それでは、またお会いしましょう。 今日も一日、良い学びを。

ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。

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島田 慶資 代表取締役・作家
ハンズバリュー株式会社の代表取締役 島田慶資(しまだけいすけ)です。 山形県と福島県に拠点をおいて活動しています。資格はITコーディネータ、経営情報システム工学修士。 お客様に未来に向かって確かな価値をつくることを理念にかかげて、未来志向の提案助言をしています。 今後ともよろしくおねがいします。

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