時代の流れに乗るか、根底の価値を守るか?クレジットカード支払い普及から考えるビジネス戦略

【2024/03/21 更新】大幅にリライトしました

こんにちは、ハンズバリュー株式会社の新人コンサルタント、津名久ハナコです。

先日、私は山形市内でとても美味しそうなケーキ屋さんを発見しました。
見た目だけでなく味にも自信があることが伝わってくるようなケーキたちがショーケースに並んでいました。
そんな魅力的なケーキを前にして、思わず買おうと思ったのですが、お財布を見ると中には現金ゼロ。
クレジットカードしか入っていませんでした。

店員さんに支払い方法を尋ねると「現金しか扱っていませんよね」という私の予想を裏切らず「支払いは現金だけです」との返答。
とても残念でしたが、その時は諦めざるを得ませんでした。

しかし、とても美味しそうだったので再度訪れたのですが、その時に狙っていた商品はもう入れ替わっていて、結局狙いのケーキを買うことができませんでした。

この経験を通じて、私はビジネスと顧客ニーズに関する大切なことを改めて考えさせられました。
それは、時代の流れと消費者の利便性をどう捉え、取り入れていくかということ。

今回は、クレジットカード支払いの普及とその背景、そしてそれが私たちのビジネスにどのような影響を与えるかについて、お話ししたいと思います。

クレジットカード支払いの普及とその影響

私たち女性の日常生活に欠かせないものとなったクレジットカード支払い。

その影響は、私たちの食生活にも大きな変化をもたらしています。
中でも特に印象的なのは、高級料亭など飲食業界でのクレジットカード導入が売上向上に直接的な影響を与えているという事実です。

私が勤めるハンズバリュー株式会社での経験からも、クレジットカード導入の重要性は明らかです。
例えば、私の尊敬する先輩である島田さんが関わったある高級料亭のコンサルティング(の一環)では、クレジットカードを導入することで、顧客層の拡大と売上の向上が実現しました。
非常に単純な取組ではありますが、支払い手段を増やすことが、顧客サービスの向上につながるという明確な証拠となっています。

クレジットカードの普及は、私たち顧客にとっても、店舗にとっても多くのメリットをもたらしています。
高額な食事代を支払う際の負担が軽減されるだけでなく、ポイント還元やキャッシュレスでの支払いの利便性を享受できるのは、私たち利用者にとって嬉しいポイントですよね。

一方、店舗側では、クレジットカードの導入により新たな顧客層を開拓することができるだけでなく、現金を扱うリスクや手間を減らすことができます。

ただ、クレジットカード導入には、利用手数料という課題もあることを忘れてはいけません。
特に小規模な料亭や個人経営の店舗では、売上の一部を手数料として支払うことが負担となり、導入に二の足を踏むことがあるそうです。

この障壁をどのように乗り越えるかが、事業の成功に大きく影響するのです。

大切なのは、クレジットカードの利用手数料を単なるコストではなく、マーケティングコストや顧客サービス向上のための投資と捉えることだと思います。

私たち顧客にとっての支払いの利便性を高めることは、長期的には顧客満足度の向上につながり、結果的にリピーターの増加や口コミによる新規顧客の獲得など、売上の向上を実現するのですから。

それに、クレジットカード支払いの普及は、もはや社会のトレンドとして定着しています。
この動きに逆らうことは、時代から取り残されることを意味するのです。

特にビジネスにおいては、顧客ニーズからの乖離を招きかねません。
2009年頃から、私たちの身近なコンビニやマクドナルドでもクレジットカードの利用が可能になったことは、社会全体でクレジットカード支払いの普及が進んでいることの証であり、消費者の利便性が大きく向上したことを示しています。

でも、トレンドへの適応と同時に、変わってはならない大切な価値もあるのです。

島田さんは、社会のトレンドに沿った意思決定の必要性と、変化に対する柔軟な対応を重視しつつも、変わってはならない価値を常に心に留めておくべきだと教えてくれました。
これは、ビジネスを行う上での羅針盤とも言えるもので、どんなに世の中が変わっても揺るがない信念を持ち続けることの大切さを私たちに示してくれています。

結局のところ、クレジットカードの導入は単なる支払い方法の変化にとどまらず、店舗のイメージ向上、顧客サービスの質の向上、そして最終的には売上向上に繋がる重要な戦略なのです。
これからも変化に対応し続けることで、お客様にとって価値あるサービスを提供していく必要があるでしょう。

同時に、変わってはならない大切な価値を守り続けることで、持続可能な成長を遂げることができるのだと信じています。

本日も良い学びを。
ハンズバリュー株式会社の津名久ハナコでした。

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