魅力的な文章を書くためのヒアリングポイント

【2024/03/20 更新】大幅リライトしました!

こんにちは、津名久ハナコです。
2024年3月にこの文章をリライトしているのですが、不思議なことに冬よりも3月のほうが雪がたくさん降っていて、山形市はかなり寒い日が続いています。

先日、近所に新しくオープンした焼き芋専門店に行ってみたんです。
焼き芋が大好きで、わくわくしながら足を運んだのですが、なんと既に売り切れ…。

少し残念な気持ちで帰る途中、目に入ったのがモンブランの専門店。
最近流行りの、糸状の栗あんがたっぷりのモンブランを食べて帰りました。
あのもりもりとした見た目と、甘さ控えめの栗の風味がたまらなかったです!

さて、そんな小さな日常の出来事から得られる喜びのように、コミュニケーションにおいても、私たちは何か特別な「味わい」を提供できるよう心がけています。

そのカギを握るのが、言葉の力と具体性です。
今日は、魅力的な文章やトークを作るための秘訣についてお話しします。

魅力的な文章・トークのための核心

当然の事実ですが、言葉には人の心を動かす大きな力がありますね。
この単純な事実を理解し、活用することで、私たちのコミュニケーションは格段に向上しますよ。

伝えたいことがあっても、それが相手に響かなければ意味がありません。
そこで重要になってくるのが、言葉の選び方。

例えば、プレゼンテーションで新しいプロジェクトの提案をするときに、ただ「効率が良くなります」と言うのと、「この方法を取り入れることで、作業時間が20%短縮され、それによって月に10時間の自由時間が増えます」と言うのとでは、聞く側の反応は大きく異なります。

この違いは何でしょうか?

それは、後者の方が具体的で、聞く人の心に直接響くから。
人は抽象的な言葉よりも、具体的なイメージや情報に強く反応します。

言葉一つを変えるだけで、人の心を動かすことができるのです。

言葉の力を最大限に活用するためには、日頃からどのような言葉が人の感情に影響を与えるのか、意識的に観察し、考えることが大切です。

それには、読書や映画鑑賞、人との会話から得られるさまざまな表現に注意を払うことが一つの方法。 私自身も、アニメや小説を通じて、感動を与える言葉遣いを学ぶことが多いです。

この言葉の力を理解し、うまく使いこなすことができれば、あなたの文章やトークはより魅力的に、そして心に響くものとなるでしょう。

そして、言葉の力を活かすために特に重要なのが、具体性です。

具体性がもたらす影響

最近、お客様とのコミュニケーションで心がけていることがあります。
それは、「具体性」を大切にすること。

なぜなら、魅力的なコミュニケーションには、この「具体性」が欠かせないからです。

「具体性」と一口に言っても、その重要性を理解し実践するのはなかなか難しいもの。
しかし、お客様と深いレベルで共感し、信頼関係を築くためには、この具体性を意識した意見交換がとても大切になります。

お客様が真に求めていること、心の奥底にある想いを引き出すためには、ただ漠然とした質問を投げかけるのではなく、具体的な事例やデータ、経験に基づいた質問が必要です。

例えば、私が担当するプロジェクトでは、お客様からの一見単純に見える要望に対しても、その背景や目的、達成したい具体的な成果を深掘りしています。
私たちはお客様との間により強固な信頼関係を築くことができ、結果的にお客様にとって最適なソリューションを提供することができていると感じています。

この具体性は、ヒアリングだけに留まらず、提案書やプレゼンテーション、さらには日常の会話においても鍵。

具体的な事例や数字を交えることで、話し手の信頼性が増し、聞き手に対する説得力が格段に上がるのです。

私たちが日々目指すのは、お客様一人ひとりのニーズに寄り添い、最適な解決策を提案すること。
そのためにも、「具体性」は非常に重要なのです。

具体的に提案するための3つの要素

では、具体性を高めるためには、どのような要素に注目すべきでしょうか?

お客様との会話を深め、真に心を動かすメッセージを届けるためには、具体性をさらに追求する必要があります。

その鍵を握るのが、固有名詞、数字、単位の3つの要素です。

まず、固有名詞の使用ですが、これは具体的な人名、地名、商品名などを指します。
固有名詞を使うことで、話の内容がリアルに感じられ、聞き手の想像力を掻き立てます。

たとえば、あるプロジェクトの成功事例を紹介する際に、「山形市で行った取り組み」と言うだけでは抽象的ですが、「山形市の〇〇株式会社で実施したプロジェクト」と具体的に伝えることで、聞き手はより具体的なイメージを持ちやすくなります。

次に、数字の力。
数字を用いることで、成果や変化を具体的かつ客観的に伝えることができます。

例えば、「売上が向上した」という表現よりも、「売上が20%向上した」と具体的な数字を加えることで、その成果の大きさが明確に伝わります。数字は信頼性をもたらし、説得力を高める要素となり得ます。

最後に、単位の明確化。
これは、時間、距離、量などの単位を具体的に示すことです。

「短期間で成果を出す」という表現も、「3ヶ月以内に明確な成果を出す」と具体的な時間を設定することで、期待される成果の具体性が増します。
単位を明確にすることで、計画や成果のリアリティが高まり、お客様の理解を深めることができます。

これら3つの要素を意識的に取り入れることで、お客様とのコミュニケーションはより具体性を帯び、説得力のあるものになっていきます。

お客様が求めるものは「説明ではなく証明」

具体性を高めることで、私たちは何を目指すべきなのでしょうか。

大切なのは、これらの情報をお客様が本当に求めている「証明」として組み立てていくこと。
お客様は、私たちが提供するサービスや製品によってどのような変化が起こるのか、それがどのように自分の問題を解決するのかを知りたいのです。

つまり、お客様が求めているのは具体的な「証明」です。

たとえば、私たちがWebマーケティングのコンサルティングを提案する際には、単に「効果があります」と言うのではなく、「過去に山形市内のある企業で施策を行ったところ、3ヶ月でウェブサイトの訪問者数が20%増加し、問い合わせ件数が月平均30件から50件に増えました」といった形で、具体的な数字や成果を示すことで、その提案の価値を「証明」するのです。

具体的な「証明」を通じて、私たちの提案がいかにお客様の期待に応えるものであるかを伝えることができれば、信頼関係の構築につながります。

そして、この信頼こそが、結果的にお客様にとって最高の価値を提供する基盤となります。

具体性を追求し、お客様に「証明」を提示することで、私たちは信頼に基づく強固な関係性を築くことができるのです。

まとめ

今回は、魅力的な文章やトークを構築するために必要なポイントについてお話ししました。

その核心は、言葉の持つ力と、コミュニケーションにおける「具体性」の重要性にあります。

まず、言葉には人の心を動かす大きな力があるということ。 この力を理解し、上手く利用することで、私たちのメッセージはより深く、そして広く受け入れられるようになります。

そのメッセージを具体的にするためには、ヒアリングでの「固有名詞」「数字」「単位」の確認が欠かせません。
3つの要素は、説得力と信頼性を高める上で非常に重要な役割を果たします。

私たちがお客様から求められているのは、単なる説明ではなく「証明」です。
お客様にとって具体性を持つ情報は、信頼と説得の源泉となります。

この点を踏まえ、私たちは日々のコミュニケーションにおいて、具体的な事例やデータを用いることで、お客様に対する提案の価値を最大限に引き出す努力をしています。

言葉の力と具体性を武器に、お客様一人ひとりのニーズに真摯に耳を傾け、信頼関係の構築と価値の提供を目指していきましょう。
そうすることで、私たちのコミュニケーションはより説得力のある、魅力的なものになるはずです。

皆さんも、日々のコミュニケーションにおいて、この「具体性」の大切さを忘れずにいてくださいね。

本日も良い学びを。
またお会いしましょうね。

ハンズバリュー株式会社の津名久ハナコでした。

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