【週刊島⽥慶資 軽量版】関係性・フィールド・タイミング

山形県と福島県の認定支援機関及び山形県のM&A認定機関の人を活かす経営のハンズバリュー株式会社の新人経営コンサルタント、津名久はなこです。
メールマガジン【週刊島田慶資】の内容を公開します!

【島田の”勘”頭言】

お客様から「ビジネスにおける幸運はどのようにしてつかむのでしょうか?」と相談をいただきました。私、島田からの答えをご紹介します。幸運のつかみ方については、次の3つの要素が必要だと考えています。キーワードは、関係性、フィールド、タイミングです。

【関係性について】

まず第一に、情報は人間関係を通じて得られます。
報道による情報はデータであり、それを活用することは可能です。しかし、その情報はすでにみんなが知っているものであるため、その価値は相対的に低いと言えます。
一方、お客様や競合他社に関する情報は、その情報を提供してくれる人からしか得られません。「この情報を提供すれば、相手は喜んでくれるだろう」と考えた人からの情報は、場合によっては紹介につながることもあるでしょう。
そのため、人間関係が良好でなければ、価値ある情報は得られません。誰に対しても尊敬の念をもって接し、礼儀正しく振る舞うことが大前提だと考えています。

【フィールドについて】
次に、自身が強みを発揮できるフィールドであることが重要です。
どんなに努力や時間をかけても、自身の強みが発揮できないフィールドであればチャンスは巡ってきません。
強みを活かせるフィールドで勝負をし続けることが重要だと考えます。

【タイミングについて】
最後に、タイミングです。
我々が生活し、ビジネスを行うこの日本社会では、どの分野にも強者が存在します。
そして、社会の仕組みはほとんどの場合、強者が勝つように作られています。
しかし、弱者である我々には、「場を離れる権利」と「掛け金を決定する権利」があります。
相手が絶対的に強い状況下で、我々は大きな損害を避けるために掛け金を引き下げるか、場を離れる選択をするしかありません。大きなリスクを冒してまで、強者の仕組みに挑戦するのではなく、時期を見極めることが大切です。
必ず潮目は変わります。
それまで待つこと、それが弱者の最もシンプルかつ強力な戦略だと私は考えています。

【まとめ】
ビジネスでの成功、そして幸運をつかむためには、人間関係の構築、自分の強みを活かせるフィールドの選択、そして適切なタイミングを見極めることが重要です。

実店舗に効く話「お客様の購入不安を解消!13の理由と対策」

お客様が商品やサービスを購入する際の心理について考えたことがありますか?
実は人間には商品やサービスを買わない理由が13個あると言われています。
これらの理由を理解し、対策を講じることで、お客様の「購入不安」を解消し、より多くのお客様に購入していただくことが可能になります。

1. 購入の心理と13の理由

商品やサービスを購入する際、人間は大きく「認知」「感情」「行動」の3つの段階を経由します。特に高価な商品やサービスであればあるほど、感情の段階での揺れ動きが強くなり、不安を抱きやすくなります。
以下に、人間が商品やサービスを購入しないための13の理由を列挙します。
これらを理解し、対策を立てることで、お客様が購入に至る可能性を高めることができます。

  1. 予算オーバー(自分にとっては高価すぎる
  2. もっと安く購入する方法があるのではないか(賢い買い物がしたい)
  3. 他にもっと良いものがあるのではないか(商品自体の質について)
  4. 今すぐには必要ない、あるいは急いで買うと失敗するのではないか
  5. 自分はその商品に値しないのではないか
  6. 使いこなせないのではないか
  7. 長持ちしないのではないか
  8. 他のものが買えなくなるのではないか
  9. 現在の趣味や楽しみが失われるのではないか
  10. 期待どおりの効果が出ないのではないか
  11. その商品は安全ではないのではないか
  12. 仲間外れになるのではないか(帰属欲求)
  13. 周囲から評価されなくなるのではないか(自尊心)

2.不安解消のための対策

これらの理由をもとに、お客様の購入不安を解消するための対策を考えてみましょう。

  1. 価格設定を見直すか、分割払いやクーポンなどのオプションを提供することで、価格に対する不安を和らげます。
  2. 商品の価格と価値を明確に伝えることで、他の場所でより安く購入できるという懸念を払拭します。
  3. 商品の特徴や品質を強調することで、他の商品との比較による不安を解消します。
  4. 購入のタイミングや必要性を明示することで、急いで購入する必要があるかどうかの疑問を解消します。
  5. 商品の使用方法や効果を具体的に説明し、顧客が商品を活用する自信を持たせます。
  6. 使い方のガイドやサポートを提供することで、使いこなせないという懸念を解消します。
  7. 耐久性や長期的なメリットを強調することで、商品が長持ちしないという不安を払拭します。
  8. 購入後も他の商品を購入する余地があることを保証し、その説明を行うことで、他のものが買えなくなるという不安を解消します。
  9. 新しい商品が現在の趣味や楽しみを補完または強化することを強調します。
  10. 顧客の期待に応える商品の効果を明確に説明し、期待が裏切られるという不安を解消します。
  11. 商品の安全性とその証明を提供し、商品が安全でないという疑問を解消します。
  12. 商品を購入することでコミュニティに所属する感覚を強調し、仲間外れになるという不安を解消します。(ユーザー会をつくるのも作戦の一つ)
  13. 商品が自尊心を高めることを強調し、周囲からの評価を下げるという不安を払拭します。

まとめ

以上のように、お客様の購入不安を理解し、それに対する対策を立てることで、顧客満足度を向上させ、売上に直結する可能性があります。
これらの点を意識してチラシやホームページ、セールストーク等の販売戦略に活かしてください。

近況報告

最近、私のノートパソコンの動作が遅くなってきたため、「Surface Laptop5」に買い換えることにしました。以前使っていたPCは「Surface Laptop2」だったので、およそ3世代更新となりました。
新しいPCは、OSやアプリケーションがとてもスムーズに動きます。さらに、キーボードの打鍵感も良く、タイピングが楽しいです。(伝えたいこの楽しさ)
以前は自作PCに興じるほどPCが好きだったのですが、最近は手間をかけることなく完成品を選ぶようになりました。これは私自身のライフスタイルの変化を感じさせます。
これが歳を重ねることなのか、それとも成長なのか、そんなことを考える時もあります。
それでは、また次回のメールマガジンでお会いしましょう。
ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。

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