皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。
※社内で回覧していただいているお客さまがいらっしゃいました。ありがとうございます!!著作を明記していただけるのであれば、自由に配布ください。
メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)
目次
独り言コーナー
❶サイクリング中におじさんから呼び止められて「クマが出たから、そっちに行くな」と警告をいただきました。感謝を伝えて直ちにルートを変更。数日後、罠にクマが捕獲されているのを見て山のリアルな恐怖を感じました。山形市街地にもクマが出没しました。色んな理由が重なっているんでしょうけど、福島市についてはメガソーラーが影響していると確信しています。自然環境を守るソーラー発電なのでしょうか?
❷サイクリングでアブ・ブヨに噛まれたで最強の防虫剤「森林香」を購入し、あえて虫除けスプレーをかけずに山岳ライドへ。森林香の煙もなんのその。アブ・ブヨはそれでも襲ってきます。なぜに野生の吸血昆虫はこんなにも強いのでしょうね。困ります。
❸アパートのエコキュートが故障。大家さんの計らいで温泉でお風呂に入ってきて良いとのこと。福島市唯一のスーパー銭湯「花桃の湯」に初入店。気持ちよく汗を流すことが出来ました。福島に移住して8年ほど経ちますが、こんなに素晴らしい施設とは知らなかったです。地域について知らないことばかりで反省です。
❹ついに重い腰を上げてユーチューブで動画をアップロードしていきます。合同会社のりぷろの佐藤社長にアシスタントをお願いしております。良い会社、良い経営者、良い経営環境を作るための考え方を一緒に勉強できる内容を企画しています。ぜひ、チャンネル登録をお願いします。
❺坊やが七夕で「白バイ隊員になりたい」と願ったようです。高速道路で移動する我が身とすると、ある種の畏れる存在。違反しなければ良いだけなんですけど、ちょっと…ねぇ。
島田の気になるニュース
❶「エモーショナル・マーケティング」は20年以上前の技術。否定はしませんが効果は限定的かと思います。理論や限界値をわかった上で活用することは良いのでしょう。
スモールビジネスが大手に勝てる「感情マーケティング」
❷ロイター通信から。ユーチューブやインスタグラムで「財務省が裏で操っている説」を見かけますが、それを一部裏付けるような内容。本当に増税だけを考えているんでしょうね。
マクロスコープ:身構える霞が関、「非常によくない方向」 参政・国民民主の躍進で
❸現在、IMF副専務理事には岡村健司(Kenji Okamura)氏が在籍。当然、財務省(旧・大蔵省)の出身。選挙後にこの発表は、タイミング良すぎませんかね。
「広範な減税避けるべき」IMF報道官、日本に財政規律確保を要求
❹ボロ負けの関税交渉でした。財政投融資(我々の国民年金・厚生年金等)を使ってアメリカで投資をするとのこと。もし、失敗したら損失は全額日本が負担。島田個人は大反対です。トランプ大統領は「石破総理は続投してほしい」とコメント。そりゃそうでしょう。
国民民主・玉木代表「関税合意への評価撤回」 党首会談「石破首相の強い続投意欲感じた」
なお、ホワイトハウスの原文。翻訳して読んでみてください。石破さんは信用していません。
Fact Sheet: President Donald J. Trump Secures Unprecedented U.S.–Japan Strategic Trade and Investment Agreement
❺マイクロM&Aで失敗事例が多発しているとのこと。経営に目的がなく、お金のためと言われて従業員さんが付いてくると思っている方が愚かでしょう。なお、組織経営の勉強なら中小企業家同友会で是非。
300万円で小さな会社を買った人の末路…「大きくして売却して大きな収益獲得」とはいかないワケ
【今週の経済入門】私たちの年金、どうなるの?~最近の「年金制度改革」を考える~
皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。 いつもメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

先日の参議院議員選挙、本当に様々なドラマがありましたね。選挙後、後輩のハナコとランチをしていた時のこと。 「選挙の敗因は裏金問題だってニュースでは言ってますけど、なんだかそれだけじゃないような気もしますよね…」と、ハナコがポツリと呟きました。
選挙結果の背景には報道されていること以外にも、私たちの暮らしに深く関わる様々な政策への思いが反映されています。特に、私たちの将来の生活設計に直結する「年金」の問題は、多くの方が関心を寄せているテーマではないでしょうか。
そこで本日は、最近国会で議論され成立した「年金制度改革法案」について、私たちの生活にどのような影響があるのか、一緒に考えてみたいと思います。
本日のテーマ『私たちの年金どう変わるの? 最近の「制度改革」の中身とは』
「年金改革」と聞くと少し難しく感じてしまいますよね。 ですが、私たちの将来に直接関わる大切なことです。今回決まった主な変更点をいくつか見ていきましょう。
1. パートタイマーの方の厚生年金加入が拡大
これまで、パートタイマーの方が厚生年金に加入するには「年収106万円の壁」といった条件がありましたが、これが法律の公布から3年以内に撤廃される方針です。また、企業の従業員数の要件も段階的になくなっていきます。
これにより、より多くの方が厚生年金に加入することになり、将来受け取る年金額が増える可能性がある一方、月々のお給料から天引きされる社会保険料の負担が増えます。実質的な増税です。
2. 働きながら年金をもらう方の減額基準が変わる
65歳以上で、お給料をもらいながら年金を受給している方のうち、収入が多い場合に年金が減額される「在職老齢年金」という制度があります。この減額が始まる基準の月収額が現在の50万円から62万円に引き上げられます。(令和8年4月〜)
言うまでもなく、こちらも実質的な増税です。
3. 遺族年金の仕組みが変わる
そして、特に私たちの生活設計に大きな影響を与えそうなのが「遺族年金」の見直しです。
これまでは、夫が亡くなった場合に妻が受け取る遺族年金には期間の定めがありませんでしたが、妻が亡くなった場合に夫が受け取る遺族年金は原則として期間限定でした。
今回の改革では、この男女差をなくす方向で、受給期間が見直されることになります。
この話をした時、ハナコが真剣な顔で言いました。 「私の友人に、若くしてご主人を亡くし、遺族年金を支えに女手一つでお子さんを育て上げた方がいます。もし、その年金が途中で打ち切られていたら…と考えると、本当にぞっとします…」
私も、全く同感です。
私自身の話で恐縮ですが、実は私の父も若くして他界しており、母が遺族年金に支えられながら私を育ててくれました。もし、その支えがなかったら母がどれほどの苦労をしただろうかと考えると胸が締め付けられる思いがします。
※現状、支給されている遺族年金はそのまま。これから遺族年金を受け取る方が対象となります。
より丁寧な配慮が必要だと感じます。
なぜ、こうした「負担増」に繋がる改革が進むのか?
「どうして、私たちの負担が増えたり、もらえるものが減ったりするような話ばかり出てくるんでしょうか…」と、ハナコは少し不満そうです。
その背景には、前回のメルマガでも触れた「税金=財源」という考え方が、深く関係しているのかもしれません。
もし、政治家の方々が「国の財政は、税金という財源がなければ成り立たない」と考えているとしたら「少子高齢化で年金の財源が足りなくなるから、保険料の負担を増やすか、給付を減らすしかない」という結論に至ってしまうのは、ある意味で自然な流れなのかもしれません。
しかし、前回のメルマガでもお話ししたように、国の財政は国債発行という「通貨発行」によって支出を賄うことができる仕組みになっています。税金は、景気の調整や所得の再分配など、財源確保とは別の重要な役割を担っています。
この仕組みを理解すれば「財源がないから」という理由だけで、国民の将来の安心を揺るがすような制度変更を急ぐ必要は、本当にあるのだろうか?という疑問が湧いてきます。
選挙で示された民意の背景には、個別の問題だけでなく、こうした国の根本的な経済政策や財政に対する国民の不満や不安が、横たわっていると感じます。
政治や経済の難しい話を他人事としてではなく、私たちの暮らしに直結する「自分ごと」として捉え、考え、声を上げていくことが、今とても大切になっているように感じます。
ハンズバリュー株式会社としても、皆様のビジネスや暮らしに深く関わる社会の動きについて、引き続き情報提供や考えるヒントをお届けしてまいりたいと考えております。
それでは、次回もお楽しみに! 今週もどうぞよろしくお願いいたします。
【“勘”頭言】経営計画は「生き残るための条件書」
その価値と経営者が見るべき場所
皆様、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社の変革者・作家、島田慶資です。
先日、ある経営の勉強会で、著名な経営コンサルタントである一倉定先生の教えについて、参加者の皆様と議論する機会がありました。 厳しい経営環境の中、私たちは何に時間を使い、どこに目を向けるべきなのか。本日は、その議論の中から見えてきた経営計画の本質的な価値についてお伝えしたいと思います。
経営計画の価値は「プライスレス」である
「この厳しい経営環境で生き残るための条件は何か?」
この問いに明確な答えがなければ、残念ながら会社は立ち行かなくなります。そして、その「生き残るための条件」を自ら定義し、明確にする行為こそが「経営計画を立てる」ということに他なりません。
ある参加者の方が「経営計画を立てることが、どう利益に繋がるのか」という趣旨の話をされていました。これは重要な視点です。
例えば、計画を立てずにがむしゃらに頑張った結果、利益が1万円しか残らなかったとします。 一方で、自社の「生き残るための条件」を明確にした経営計画を立て、それに基づいて行動した結果、100万円の利益が残ったとしたらどうでしょうか。その差は100倍です。これは、計画がなかった場合に100年かかって積み上げるはずだった利益をたった1年で達成したとも言えます。
つまり、(上記の仮定では)経営計画の策定は100年分の時間を圧縮するほどの「プライスレス(値段がつけられないほど貴重)」な価値をもたらすのです。
社長にとって、この「生き残るための条件」を考える時間こそが、最も重要で価値のある仕事だと言えるでしょう。
あなたの視線は、内に向いていませんか?
また議論の中で「先生の教えには、社内の管理体制など内部の話は出てこないのか」という質問も出ました。 確かに、一倉先生の著書には、いわゆる「内部管理」について書かれたものはほとんどありません。
なぜなら、企業とはどこまでいっても「お客様」のために存在するからです。経営者が真に意識すべきは、外にいる「お客様」と「ライバル企業」だけ。この外部環境とどう向き合っていくかを考えずして、生き残ることはできない、という非常にシンプルな考え方に基づいています。
お客様からお仕事をいただいたら、それをどう処理するかは社内で考えればいい。外注するのか、自社でやるのか。しかし、その大元となるお客様やライバルという存在を無視して、社内のことばかりに目を向けていたらどうなるでしょうか。かつて、内部のいざこざに明け暮れ、販売が疎かになり、経営危機に陥った大企業の例もあります。
あくまで視線は「外」に向けるべきなのです。
ゴールがあるから道筋が見える
「目標を立てれば、一直線でそこにたどり着けるのか?」という疑問も、もっともなことです。もちろん、実際の道のりは一直線ではありません。何度も軌道修正が必要になるでしょう。
しかし、大前提として、「ゴール」がなければ、そこにたどり着くことすらできません。「体重を〇〇キロにする」という目標がなければ、日々の食事や運動をどう調整すれば良いか分かりません。それと同じです。
ゴールをはっきりと定めること。そして、そのゴールに向かう過程で起こる様々な変化に対応しながら、軌道修正を繰り返し、粘り強く進んでいくこと。そうして初めて、最終的な「果実」を手にすることができるのです。
経営計画とは、この「ゴール」を定め、そこへ至る「生き残るための条件」を明確にし、会社全体の視線を「外」へ向けるための極めて重要な羅針盤なのです。
けれども、「羅針盤」を持っているだけでは、船は進みません。 大海原を前に、嵐にさらされ、時には見通しの利かない暗闇の中を進むこともあるでしょう。それでも――たとえ波に翻弄されようとも、羅針盤を手放さなかった者だけが、やがて目的地にたどり着くことができます。
経営者にとって計画とは、単なる“紙の上の目標”ではありません。それは、自社の未来を切り拓くための「意志」であり「決断」です。
今この瞬間も、刻々と時代は変化し続けています。守りに入ることなく視線を外に向け何をもって生き残るか、その条件を問い続ける。これこそが、私たちが経営者である意味そのものではないでしょうか。
どうか皆さんも、ご自身の「羅針盤」を手に、勇気を持って一歩を踏み出してください。 経営の未来は、私たち自身の手の中にあります。
今週もよろしくお願いします。
【実店舗に効く話】「神は細部に宿る」は本当だった!ネットショップの売上を左右する”質感”の魔法
皆さん、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社のコンサルタント、津名久ハナコです。
今、東京に出張中なのですが、あまりの暑さにカフェも満席で、なんとカラオケボックスに避難してこのメルマガを書いております!🎤(笑) エアコンをMAXにしているのに、パソコンの熱と外の熱気でなかなか冷えず、マウスを操作する腕にはしっとりと汗が…💦 先ほどはパソコンが熱暴走で固まってしまい、「あぁ、一からやり直しか…」と青ざめましたが、自動バックアップ機能に救われました!本当にヒヤヒヤです。皆様も、この猛暑、どうぞご自愛くださいね。
さて本日は、そんな暑さにも負けず、ネットショップの売上増加に情熱を燃やすパティシエ・田岡社長からいただいたご相談について、皆様と一緒に勉強してみたいと思います!
「ネットショップを作ったけど、ここからどうすれば…?」
- ハナコちゃん、聞いてよ。地方の人口減少の煽りを受けて、お店に来てくれるお客さんが本当に減ってきてるんだ。だから、全国の人に届けられるようにネットショップを作ったんだけど…
- はい!素晴らしい一歩ですね!
- でも、ただ作っただけじゃ売上は増えないと思うんだ。何か良い方法はないかな?
- 社長様、承知いたしました!まず、ネットショップで販売する上で『どうやってお店を知ってもらうか』がとても重要になります。一番堅実な方法は、今いらしてくれているお客様に知ってもらうこと。例えば、ギフト商品の中に、ネットショップを案内するメッセージカードを入れるのはいかがでしょう?
- なるほど、そうか!じゃあ、簡単なチラシを入れればいいんだね!
- いえ、社長様!違うんです! ここで考えなければならない、もっと大切な視点があるんです!
お客様は「質感」で、お店の価値を判断している!
私たち事業者側は、カードに書くデザインやメッセージ(何を伝えるか)をすごく大事にしますよね。でも、お客様がモノを手に取った時、無意識にもっと重要視しているものがあります。 それは「手触り、重さ、大きさ」といった、五感で感じる「質感」なんです。
お客様は、実際にモノを持った時のその質感で「あ、このお店は良いお店だな」「なんだか安っぽいな」と、一瞬で判断してしまいます。特に、顔が見えないネットショップでは、この「持った感じ」がお店の印象を大きく左右するんです。
なぜ、高級車レクサスカスのドアは「重い」のか?
少し大きな話になりますが、トヨタの高級車ブランド「レクサス」は、燃費が悪くなったり開け閉めが重くなったり、といったデメリットを承知の上で、ドアだけを非常に重たく作っているそうです。 なぜだと思いますか?
それは、お客様がドアを「グッ」と引いた時の重厚感や、手に伝わるしっかりとした質感が「あぁ、この車を買ってよかった」「これは良い車だ」と感じさせる、非常に重要な要素だからです。
ペラペラの一枚が、ブランドイメージを左右する
これ、お菓子屋さんのメッセージカードでも全く同じことが言えます。 どんなに想いを込めたブランドロゴや素敵なメッセージを印刷しても、その紙自体がペラペラの安価なものだったら、どうでしょう? お客様がそれを手にした瞬間、そのペラペラなイメージが、そのまま商品全体のイメージ、お店のイメージになってしまうんです…!
ですから、お客様にネットショップを案内するメッセージカードや「ありがとう」の気持ちを伝えるサンクスカードには、お金をかけてでも質の高いものを作ることを強くお勧めします!
「質感」を演出する、具体的なアイデア
- なるほど、そういうことか!具体的にはどんな紙がいいのかな?
- はい!例えば…
- ツルっとしたものより、少しザラっとした温かみのある質感の、厚手の紙を使ってみる。
- ロゴやメッセージの一部に、キラキラ光る箔押しプリントを施してみる。
- 印刷だけでなく、エンボス加工などで文字やイラストに凹凸をつけ、触った時に「おっ」と思わせる工夫をしてみる。
など、触覚に訴えかける工夫がとても効果的です!
お客様は「体験」ぜんぶで、あなたのお店を評価する
このお話をしたところ、田岡社長は深く頷いて、こうおっしゃいました。 「そっかぁ…。お客様は、ケーキを食べて『美味しい』だけじゃなくて、その箱やパッケージ、中に入っているもの全てを見て、お店を評価するんだもんなぁ。言われてみれば、包装紙や包み紙も、もっと気にした方が良いのかもしれないな。よし、早速パッケージ屋さんと相談してみるよ!」
素晴らしい気づきですよね!
お客様の手に渡るもの、全てが「ブランド大使」です
皆様の商品がお客様の手に渡る時、どんな「質感」で想いを伝えていますか? ネットショップだからこそ、お客様が直接触れることができるパッケージや同梱物は、皆様のお店の価値を伝える「ブランド大使」の役割を果たします。
「神は細部に宿る」とは、まさにこのこと。 お客様との数少ないリアルな接点を、最大限に活用してみませんか?
「うちの商品の場合、どんなカードがいいんだろう?」「パッケージ全体を見直したい!」 そんな時は、ぜひ私たちハンズバリューにご相談ください! お客様の心を掴む「質感」の魔法、一緒に考えていきましょう!
ぜひご参考ください。
【偏集考記】「負け」は「分岐点」
今日の失敗を、明日の成長に変えるには?
ハンズバリュー株式会社の変革者・作家の島田慶資です。
先日の参議院選挙の結果を受け、石破総理のその後の言動に注目が集まっているように感じます。 自ら設定した勝敗ラインを途中で修正したり、選挙後の責任の取り方が注目される中で「比較第一党なので続投する」と発言されたりする様子を興味深く拝見しておりました。
第二次世界大戦における旧日本帝国軍の歴史を学ぶ中で、当時の中枢であった大本営にも、こうしたタイプの指導者が一定数いたのではないかと想像してしまいます。どのような状況であれ、自分の非を認めず、目標をすり替え、責任から逃れる。そのようなリーダーの下で、現場の人々がその能力を最大限に発揮することは極めて難しいでしょう。
今回の選挙で議席を失った議員の方々の心中を察すると、まさに「泣くに泣けない by西田参議院議員」という言葉が当てはまるのかもしれません。
「良い負け方」と「悪い負け方」
さて、こうした出来事から、私たちは何を学ぶべきでしょうか。 当社の経営指針書には、「良い負け方、悪い負け方」という項目があります。「負け」そのものは悪ではなく、次への「分岐点」である、という考え方が土台になっています。
良い負け方
起こった結果を真摯に受け止め、敗因を冷静に分析し、次なる一手、未来の成功へと繋げていくこと。
悪い負け方
「たら・れば」を繰り返し、外部環境や他人のせい(他責)にして、何一つ学ばずに終わってしまうこと。
言うまでもなく、私たちが選ぶべきは「良い負け方」です。負けという分岐点に立ったとき、そこから次に繋がる道を選ぶ。ただそれだけのことなのです。
「分岐点」で迷わないために
そして、この人生や経営における無数の「分岐点」で迷わないために、たった一つ不可欠なものがあります。 それは、「自分はどうありたいのか」「どこまでの高みへ行きたいのか」という、明確な目的とビジョンです。
最終的に目指すべき目的地がはっきりと定まっていれば、目の前の分岐点でどちらの道を選ぶべきか、冷静に判断できるはずです。一つの敗北に心を乱され、その場しのぎの言い訳に終始することもなくなるでしょう。
あなたは、今日の「分岐点」にどう向き合うか
この話は、決して政治家や歴史上の人物だけの話ではありません。 前向きに行動を起こしている人であれば、100%成功し続けることなどあり得ません。挑戦する限り、失敗や敗北は100%、絶対に経験します。つまり、私たちは皆、多かれ少なかれ毎日この「分岐点」に立っているのです。
今日、仕事で何らかの失敗をしたとき。 お客様から厳しいご指摘を受けたとき。 目標が未達に終わったとき。
その「分岐点」に立ったあなたは、どのように判断し、次の一歩を踏み出すでしょうか。
そこには、あなた自身の「ありたい姿」は存在しますか? 自分が行きたいと願う「高み」は、はっきりと見えていますか?
そのビジョンを心の羅針盤として、目の前の「分岐点」と向き合っていただくこと。それが、今日の小さな失敗を、明日の大きな成長へと変える唯一の道なのだと私は信じています。
今週もどうぞよろしくお願いします。 良い学びを。