皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。
メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)
【独り言コーナー】福岡に行ってきました!特集
❶福岡のお客様を訪問。社長様の自己変革について教えていただき、大変勉強になりました。 “やり方”も大事、“結果”も大事。でも、“あり方”はもっと大事。そのような学びをいただきました。(詳細は巻頭言に!)
❷福岡のお客様との懇親会で、地元の食材や食文化について学ぶ機会がありました。 九州の醤油は甘いことは知っていましたが、甘味料を加えて甘くしていることは知りませんでした🎣
❸福岡同友会の「和新工業株式会社」さんを企業訪問しました。企業変革支援プログラムの活用についての実践と課題を共有くださいました。 プログラムの活用ももちろん勉強になりましたが、従業員さんと未来に向けて取り組む姿勢こそが重要であるとの学びをいただきました。 どうしてもツールを上手く使おうと、”使い方”に着目してしまいます。問題提起してくださる仲間がいることに感謝しています。(詳細は編集後記に!)
❹博多の銘菓“明月堂・博多通りもん”を空港の商店で見かけました。圧倒的な陳列数、圧倒的なディスプレイ。 一番良い棚を全店舗で独占しているように見えました。お土産屋さんの売上は“博多通りもん”が多いのでしょうね。 “博多通りもん”が売れるから良い棚をもらえる。良い棚だから売れる。という好循環がありそうです。と、するならば供給力や品質管理が重要でしょう。
❺坊やがサンタクロースにお願いしている「ドライブタウン ハイエース」は廃盤になっています。 メルカリなどではありますが、プレミアムが付いているため躊躇しています。別のおもちゃを希望してくれないか、毎日確認しています。
【島田の気になるニュース】
❶問題の多かった仕組みがついに禁止に。たしかリブセンスが始めた取組だったと記憶しています。 創業したリブセンスを東証に上場するまで引き上げた仕組みですから、効果は凄まじいのでしょう。
入社祝い金とは 2025年4月から厚生労働省が求人メディアでも禁止へ
❷債権整理について新しいルールが整備されるようです。アメリカやドイツと比較すると遅すぎるくらいです。 ちなみに、アメリカやドイツでは債権者の過半数&金額ベースで3分の2で債権整理できるようです。
4分の3同意で債務整理 不振企業の早期再生後押し 経産省
❸実質的な増税。扶養控除とは、家族を扶養している人が税負担を軽減するための制度。当然、扶養控除が縮小されると税金が増えることになります。 国民民主党の手取りを増やす政策を邪魔したいのでしょう。来年の参議院選挙でも自民と公明は同様に敗北するのでしょうね。
扶養控除縮小で1万件超の事業影響
❹日本の証券市場はどうなんでしょうね。東芝が許されるなら何でもありでしょうか。 昔、ベンチャー企業社長が「東証は俺の財布」といっていたことを思い出します🤔
セブン&アイ、買収の内部情報が東芝のリーク合戦のときみたいにこれでもかと言うほど漏れる
証券会社は無限空売り可能!
❺この数年、暖冬だったため真冬の感覚を忘れてしまっているかもしれません。 暖冬より冬らしい冬の方が景気が良いと考えます。みなさま、しっかりと冬の備えをしましょうね。
この冬は冬らしい冬になる 寒さに備えを
【今週の経済入門】マーケティング強化月間「ロックイン戦略とは?」
皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。 いつもメルマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。
今年もあとわずかとなりましたね。年末が近づくと、なぜか仕事もプライベートもバタバタと忙しくなりますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか?
さて、今回のメルマガでは「マーケティング強化月間」ということで経済学の考え方『ロックイン戦略』についてお話しします。 経営者やマーケターにとって非常に重要な概念です。ただ、聞き慣れない方もいらっしゃるかと思います。
初心者の方にもわかりやすく、身近な例を使ってご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください!
【ロックイン戦略とは何か?】
『ロックイン戦略』とは、顧客が一度ある製品やサービスを選ぶと、その後も継続的にそれを使い続けやすい状態を作る戦略です。これにより、企業は顧客を「固定」して他社に乗り換えられにくくし、安定した収益を確保することができます。
「ロックイン」という名前は、「鍵をかけて閉じ込める」ように、顧客が簡単に外に出られない状態を作るというイメージから来ていますが、実際には便利さや満足感を提供することで、お客様が自発的に留まる仕組みを作ることが大切です。
【身近な例で考えるロックイン戦略】
一番わかりやすい例として、Appleを挙げてみましょう。
たとえば、あなたがiPhoneを購入するとします。その後、Appleの『App Store』でアプリを購入したり、『iCloud』にデータを保存したりするようになりますね。これらのサービスはすべてAppleのエコシステム(連携システム)の中で動いています。その結果、次にスマホを買い替えるとき、「他のブランドに乗り換えるとデータ移行が大変だな」と感じ、自然とまたiPhoneを選びやすくなるのです。
同じような仕組みは、家庭用プリンターのインクや、ネットフリックスの会員プランでも見られます。「一度始めたらやめづらい」感覚が、実はロックイン戦略によるものなんです。
【どうしてロックイン戦略が重要なのか?】
ロックイン戦略が注目される理由は、以下のようなビジネス効果が期待できるからです。
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顧客維持に役立つ
一度ロックインされると、顧客は他社に移行する際に「手間」や「コスト」を感じます。そのため、自然とそのブランドに留まりやすくなるのです。
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安定的な収益を確保できる
ロックイン戦略に成功すれば、顧客が長期的に同じ製品やサービスを使い続けるため、収益の見通しが立ちやすくなります。これは特にサブスクリプション型のビジネスにとって重要です。
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ブランド力を強化できる
長期間利用することで、顧客のブランドへの信頼感や満足度が高まり、さらなるファンの獲得にもつながります。
【ロックイン戦略を成功させるには?】
では、実際にロックイン戦略を取り入れるためには、どんな工夫が必要なのでしょうか?ポイントは次の3つです!
❶エコシステムを作りましょう!
製品やサービスを単独で提供するのではなく、組み合わせて使うことでお客様の生活をもっと便利にします。 例: Apple製品をお使いの方、いらっしゃいますか?iPhoneで撮った写真がiPadやMacBookでもすぐに見られるあの便利さ、手放せませんよね!私も家ではApple製品に囲まれています(笑)。
❷お得な会員プログラムを活用!
ポイントが貯まったり、特典が受けられると、お客様は「続けて使うともっとお得!」と感じます。 例: コーヒーショップのスタンプカード、ついつい通ってしまいますよね。私も気づけば常連客に…(笑)。
❸データと習慣を味方に!
長く使っていただくことで、お客様の好みや利用履歴がわかり、よりピッタリの提案ができます。 例: ネットフリックスで「あなたにおすすめ」が表示されると、ついつい見始めて夜更かし…なんてこと、ありませんか?私もドラマの一気見が止まりません!
【まとめ】
ロックイン戦略は、顧客を長期的に企業に引き留めるための効果的な手段です。顧客に「便利だ」と感じてもらい、他社に移行する際のコストや手間を高くすることで、安定的な収益を生み出すことができます。
日常の中にも、さまざまなロックイン戦略の例があります。まずは身の回りの企業がどのように顧客を「固定」しているかに注目してみてください。こうした視点を持つことで、自社の戦略にも新たなアイデアを活かすことができるはずです。
次回の配信もお楽しみに! 今週もよろしくお願いいたします。
地域と企業の共生 − 新たな価値創造への気づき
皆様、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社の変革者・作家、島田慶資です。
先日、お客様のご支援で福岡まで行ってまいりました。そこで出会った食品加工業のお客様から、大変興味深い学びをいただき、その気づきを共有させていただきたいと思います。
地域と企業の有機的なつながり
訪問させていただいたお客様は、食品加工を手がけるだけでなく、その原料の生産にも積極的に関わっていらっしゃいます。その情熱と取り組み姿勢に感銘を受けました。
その姿を目の当たりにし、地域と企業は一体であることを改めて実感しました。地域への配慮が欠ければ、企業は必要な原料を確保できず、結果として存続が危ぶまれます。企業が存続しなければ、地域で働きたいと願う人々の雇用も生まれず、関連する産業全体の維持も困難になります。
つまり、企業と地域は相互に依存し合う関係にあるのです。
個人的な経験から感じたこと
このことは、私自身の経験からも深く理解できます。
私が幼少期を過ごした徳島県小松島市では、かつて年間200万人を超える観光客がフェリーを利用し、四国観光の起点となっていました。しかし、明石海峡大橋と鳴門海峡大橋の開通によりフェリーの利用者数が減少することを見越し、フェリーが廃止されてしまいました。
その結果、200万人を超えていた小松島港の観光客はゼロとなり、私の母方の実家も廃業に追い込まれました。フェリーがなくなったことで、母方の実家も、そこで働いていた人々やおみやげ品や食材を提供していた方々、すべての人が影響を受け、不幸になってしまったのです。
利益を超えた価値創造
幼少期の経験を通じて、地域での生産活動は単なる利益追求を超えたものであると感じています。 お金は結局のところ手段でしかなく、利益もまた手段に過ぎません。
企業の本質的な役割は、その利益をいかに地域のより大きな幸せに変換していくかにあるのではないでしょうか。
企業において「人・物・金」は重要な経営資源と言われていますが、これらはあくまで目に見える資産です。より本質的な価値を持つのは、そこで働く従業員の働きがいや幸福度、そしてそれらを高めていこうとする企業風土だと感じます。
まさにウェルビーイング(Well-being)そのものであり、個人と組織の持続的な幸福を実現する重要な経営資産と言えます。現代の経営において、このような見えざるウェルビーイング資産が重要視されているのは、時代の必然でしょう。
地域をホームグラウンドとして
中小企業家同友会の経営研究集会で学んだ「地域をホームグラウンドにしていく」という考え方は、私にとって一層重要な意味を持ちます。 今回の福岡のお客様との出会い、そして自分自身の経験を通じて、その具体的な実践の姿を学ぶことができました。
自社が地域にとって希望となる存在であれば、採用も売上も、その結果としてついてくるものです。中小企業は「マーケティングと採用が弱い」と言われがちですが、その解決の糸口は、地域との共生の中にこそあるのではないでしょうか。
この学びを胸に、私たちも地域と共に歩む中小企業として、新たな価値創造に挑戦してまいります。地域と企業が一体となり、互いに支え合うことで、輝かしい未来を築いていきたいと強く願っています。
今週もよろしくお願いします。
マーケティング強化月間「お客様の心に寄り添うアイスブレイク術」
皆さん、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社のコンサルタント、津名久ハナコです。
12月はマーケティング強化月間ということで、より一層お客様に活用しやすいマーケティングやセールスの技術をご提案させていただきたいと思っております。
最近すっかり寒くなってきて、焼き芋が大変おいしい季節になりました。今日もその焼き芋をほおばりながら、執筆活動をさせていただいております🍠
本日のテーマ「お客様の心に着目するアイスブレイク」
さて、この勉強熱心なメールマガジンの読者様なら、アイスブレイクで商談が決まることはよくご承知のことと思います。アイスブレイクとは、商談に入る前にお客様と雑談をしてリラックスした状態を作り、心が通い合ってから商談に入ることで成約率を高める手法ですよね。
このアイスブレイク、「なかなかうまくいかないんだよ」という悩みをお持ちの方が多いのではないでしょうか。実は私も、たくさん失敗してきました。天気の話やニュース、経済の話などがいいと言われて試してみたものの、単発で終わってしまい、お客様との会話が続かず…。時には、まるで尋問しているような不思議な空気感に包まれたこともあります(タハハ…)。
そこで今日は、島田さんから教えていただいた、アイスブレイクのコツについて情報共有させていただきたいと思います。
お客様の心理的な変化をお伺いする!
ズバリ!それは「お客様の心に注目すること」です。
例えば、お客様から「最近、猫ちゃんを飼い始めました」という話題を提供していただいた場合。昔の私だったら「写真を見せてください」「かわいいですね」というところで終わってしまうかもしれません。そうすると、それ以上の雑談が難しくなってしまいます。
ここで大事なのは、お客様の心に注目すること。
「なぜこの猫ちゃんをお迎えしようと思ったんですか?」と、お客様の心理的変化に注目することで、会話は大きく広がっていきます。
なぜかというと、お客様がなぜその猫を迎えようと思ったのかを振り返る際、必ず心理的な変化が伴うからです。「なぜなら…」という形で会話がつながっていき、新しい話題を振らなくても、一つのことについて掘り下げてお伺いすることができます。
そして、自分に関することを聞いてくださることで(今回のケースでは猫ちゃんを通して)、お客様は「自分のことをよく理解してくれている方だ」という印象を持っていただけると思います。
これこそが、アイスブレイクの目的ですよね!😊
まとめ
お客様の心理的な変化に向き合うことで、尋問するような変な空気感にもならず、お客様と親密なコミュニケーションを築くことができます。 島田さんに教えてもらってから、お客様との会話が弾むようになりました。
ぜひ、みなさまも挑戦してみてください!ぜひご参考ください。
経営者の情熱が生む企業変革の力
ハンズバリュー株式会社の変革者・作家である島田慶資です。
先日、中小企業家同友会全国協議会(中同協)のメールマガジンを読んでいたところ、福岡同友会の和新工業株式会社様の事例が掲載されていました。内容は「企業変革支援プログラム バージョン2」の全社的活用についてで、島田自身もそこに課題を感じていたため、森社長に直接お願いして企業訪問をさせていただきました。
企業変革支援プログラムへの取り組み
企業訪問では、バージョン2に変わって戸惑いがある中でも、社員全員で会社の課題を見つめ直し、それをどのように解決していくかに真摯に向き合っている森社長の姿に大きな学びを得ました。
私自身はこれまで、バージョン2が出たことで、その使い方や活用法ばかりに注目し、本質である「企業変革支援プログラム」の実践についておろそかになっていたように感じます😂
「人を生かす経営」の実践
今回の企業訪問で森社長および森会長から教えていただいたのは、「人を生かす経営」の実践において、自己認識とその実践が両輪で回っていることの重要性です。そして、それをやり抜く経営者の執念や情熱、その熱量こそが何よりも大切であると痛感しました。
その姿勢が、和新工業株式会社様の新商品開発や採用活動など、全ての面に表れていることを実感しました。経営者自らが課題に向き合う時間を捻出し、その解決に全力を注ぐ姿勢こそが、組織全体の変革を促す原動力となるのだと感じました。
経営の技術的アプローチ
技術的な面では、「企業変革支援プログラム」で課題を抽出し、さらにSWOT分析を組み合わせて深掘りしています。バージョン2で出てきた課題を別の手法でも洗い出し、その整合性や漏れ、重複がないかを確認するという徹底ぶりです。
そして、それらの課題をバランススコアカードを使って戦略マップに置き換え、最終的に経営指針として完成させています。ここまでやり抜くためには、自社が何をしたいのか、どこへ向かいたいのかというビジョンが明確であることが不可欠でしょう。
まとめ
今回の訪問を通じて、経営指針と企業変革支援プログラムの実践は両輪であり、経営者の姿勢こそが組織を変革する力であることを再認識しました。島田も経営者として、自己認識と実践を両立させ、情熱を持って課題に取り組んでいきたいと思います。
それでは、またお会いしましょう。今日も一日、良い学びを。