【週刊島田慶資 軽量版】GDP好調の陰で進む経済二極化

皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。

メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)

★観光事業者様に朗報!大型補助金のご案内です

「観光地・観光産業における人材不足対策事業」の三次公募
https://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo06_00012.html

令和6年度「宿泊施設インバウンド対応支援事業」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo06_00010.html

「インバウンド受入環境整備高度化事業」の二次公募
https://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo08_00018.html

【独り言コーナー】

❶8月より産休に入っていたWebデザイナーが様子を見ながら復帰してくださいました。心強い!

❷山形の最低賃金が955円で決着しそうです。過去最高の上昇幅。岸田総理の置き土産ですね。 賃上げ自体は賛成ですが、あくまで豊かな市場環境があって自然と賃上げになるものと認識しております。

❸山形の大雨の被害があった現場を偶然通りかかりました。 国土強靱化は予算つけて事前に予防する必要があるのではないかと考えます。

❹福島同友会の経営指針を作る会第1講に参加しました。 初回の勉強で3時間以上会計に投入します。山形同友会と指針を作る会の作り方が全くちがいます。勉強になります。

❺子供のリハビリで病院に付き添いできました。 作業療法士の先生から「お父さんに格好いいところ見せようと張り切っていますね」と言われました。 日頃、そんな感覚はなかったので驚きました。そうですよね。

【島田の気になるニュース】

前回のメルマガで共有した内容ですね。M&Aにはポジティブな側面もあります。売れる会社を作ることは大事。 会社を“売る”中小零細が急増 後継者不在でМ&Aに脚光「社員が元気になった」企業買収のリアル▶︎https://news.yahoo.co.jp/articles/f711e0ae6b3568c12114c689da47f686e080093c

面白い取組だと思います。複数社合同でインターンシップを開催。異業種で組んでいるのも興味深いですね。 「まさかウチの会社が…」新入社員が半年で退社 人手不足にあえぐ企業が始めた人材確保の“切り札”【静岡発】▶︎https://news.yahoo.co.jp/articles/e9f31a8b349780a7f3b0becd733aeedf75d018c3?page=1

バカヤロー経済学から追っかけている髙橋洋一先生の記事。ド正論パンチで経済を切っています。 植田日銀の「利上げ」は意味不明…日本経済をブチ壊し、雇用も賃金も押し下げる「岸田政権の大失策」になりかねない▶︎https://news.yahoo.co.jp/articles/531a195fa576e25239268d19b267c56eb35aa740?page=1

転職で賃金が上がるケースも出てきているようです。人材確保もままならない中小企業は、定着も心配になりますね。 「転職で賃金増」過去最高36% 4〜6月、リクルート▶︎https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA059T90V00C24A8000000/

専門家向け資料。地方銀行が生き残るための方策についての論文。 マイナス金利解除、金融引き締めなら金融機関の経営は息を吹き返すでしょうね。▶︎https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/research/journal/bk2018/pdf/economics190_01.pdf

【今週の経済入門】納税が苦しいときの支援策

皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。
いつもメルマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

島田とともにお客様の経営支援をしている中で、最近、経済的な苦境に立たされているお客様からの相談件数が増加しております。 あまりにも資金繰りが苦しくなると、納税が難しいケースが出てくることもあるでしょう。

そこで今回は、納税が苦しくなった事業者様が頼れる支援策として、税務署のとある職員さんに相談ができるということをお伝えしたいと思います。

納税者支援調整官」という心強い味方についてご紹介します。

納税者支援調整官とは?

納税者支援調整官は、税務署や国税局、国税庁に設置されている職員で、納税者の視点に立ってサポートを提供する役割を持っています。 納税が難しいと感じたとき、あるいは税務に関する不満や疑問があるときに相談できる心強い存在です。

納税者支援調整官は、納税に困難な状況に追い込まれたときに知恵を貸してくれます

税務署内で独立した担当者となっているようで、納税の困った!によりそった対応が期待できます。

特に、病気や災害など、納税が困難な状況に対する相談や支援を親身に行ってくれることを知っている人は少ないでしょう。

納税者支援調整官の活用方法

納税者支援調整官に相談する方法はいくつかあります。

最も一般的なのは、電話直接来署による相談です。 最寄りの税務署や国税局に電話をかけるか、直接訪問して相談することができます。

また、書面やメールによる相談も可能です。 国税庁のホームページには専用の相談フォームが用意されていますよ。

まとめ

納税者支援調整官は、納税者が安心して納税できるようサポートしてくれる存在です。 税務に関する疑問や困りごとがあれば、ぜひ活用してみてください。

経済的な苦境に直面した際は、一人で抱え込まず、これらの専門家を頼ってみてはいかがでしょうか

【参考】 国税庁ホームページ:納税者支援調整官についてのご案内
https://www.nta.go.jp/about/introduction/shokai/kiko/nozeishashien/index.htm

読者の皆様からのご意見・ご感想をお待ちしております! 今回のメルマガはいかがでしたか?

皆様からのご意見・ご感想をぜひお聞かせください。 また、取り上げてほしいテーマやご質問などございましたら、お気軽にお寄せください。

次回の配信もお楽しみに! 今週もよろしくお願いいたします。

GDP好調の陰で進む経済二極化

皆様、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社代表取締役・作家の島田です。
本日は、8月15日に内閣府から発表された4-6月期のGDP速報値と、中小企業家同友会全国協議会のDOR最新結果を照らし合わせ、日本経済の現状と課題について分析しました。
まず、GDP速報値は島田の予想を上回る好調さでした。

実質GDPで年率換算3.1%、名目で7.4%の増加率を記録し、特に家計消費は実質4.9%、名目7.6%の伸びを見せました。 岸田政権の強引な賃上げ政策や自動車販売の回復が寄与したと考えられます。

しかしながら、中小企業の実態を反映するDOR最新号の結果は、この好調さとは対照的な厳しい状況を浮き彫りにしています。 (最新DOR:https://policy.doyu.jp/2022site/wp-content/uploads/2024/07/DOR150.pdf)

特に東北地方に焦点を当てると、業況判断DI、業況水準DI、売上高DI、経常利益DIなど、ほぼすべての指標で全国平均を下回っています。 さらに、「仕入単価の上昇」「人件費の増加」「従業員の不足」といった経営課題がより深刻化しており、地方経済の苦境が如実に表れています。

GDP速報値とDOR最新値から浮かび上がるのは、日本経済における回復の二極化。 大都市圏を中心とした経済回復の一方で、地方、特に中小企業では依然として厳しい状況が続いています。

この格差は単なる一時的な現象ではなく、地域経済の構造的問題を反映している可能性が高いと考えます。 GDP速報値と中小企業の実態との乖離は、経済回復の恩恵が均等に行き渡っていないこと表現しているでしょう。

特に地方の中小企業は、仕入れ価格の上昇や人材不足など、複合的な課題に直面しており、業種や地域によって経済回復の度合いに大きな差があることが明らかになりました。

GDP速報値の好調さに安堵するのではなく、その陰に隠れた地域間格差業種間の不均衡にこそ、目を向けるべきではないでしょうか。 地方経済や中小企業に焦点を当てた、きめ細かな経済対策が今こそ求められています。

そもそも激甚災害が激増している中で、国土の強靭化策は今すぐ取り組むべき喫緊の課題と実感しています。

1月1日に発生した能登半島の大地震の復旧・復興はまだ道半ばであり、山形県・秋田県で発生した豪雨被害についても、局所的に激甚災害に指定し部分的に復旧を進めようとしています。

令和6年7月25日からの大雨による被害。山形県大蔵村で法面が崖崩れが発生していました。この先では、道路が崩れていました。

また、過疎地域における復興は「税金の無駄遣いだ」という費用便益論を主張する政権・財務省の姿勢には、強い憤りを感じます。 その地域で生業を続けてきた人々の生活を、行政側から「無駄だ」と切り捨てるのは筋が通りません。(国民の信頼を損なう発言は慎むべきでしょう)

大都市と地方の格差是正に向けた取り組みも、待ったなしの課題です。

地方がエネルギーや食料を生産しているからこそ、大都市圏の生活が成り立っているのです。 大都市圏は単に地方の生産物を消費しているだけの地域となっているという認識を持つべきです。 地方こそが日本の根源であり基盤だと私は考えています。

この格差を放置すれば、日本の経済基盤そのものが揺らぐ危険性があります。 この問題にどう向き合っていくべきでしょうか。

経済の二極化が進む中、私たち一人一人が、自分の住む地域や関わる産業の現状を正しく理解し、声を上げていくことが重要でしょう。 政策立案者だけでなく、企業経営者、そして消費者である私たち一人一人が、この問題の当事者として考え、行動する必要があるのではないでしょうか。 日本経済全体の底上げを図り、より均衡のとれた持続可能な成長を実現するためには、私たち一人一人の意識と行動が不可欠です。

経済指標の改善が、真に国民生活の向上につながるよう、私たちは何をすべきでしょうか。 そして、どのような社会を目指すべきでしょうか。 これらの問いに対する答えを、皆さまと共に考え、実行に移していくことが、今の日本経済には必要不可欠です。

私たちの未来は、私たち自身の手で作り上げていくものです。 共に考え、共に行動する。

そんな機運を高めていくことこそが、今の日本に求められていると感じました。

経営戦略の再考、一般論は現実に耐えられるか?

皆様、こんにちは! 今日は、チームビルディングについて一緒に考えてみましょう。

先日、創業してまだ5年目という若い経営者の方からチームビルディングについてご相談をいただきました。 お客様との面談を通じて、多くの新興企業が直面する課題がみえてきました。(島田も相当な期間悩んでいたよなーと…)

島田の振り返りを、皆さんと共有したいと思います。

なぜ今、チームビルディングが重要なのか?

創業間もない会社では、最初は「集まった人の集まり」や「職人同士の集まり」という段階から始まります。 しかし、事業が成長するにつれて、この集団を「組織」へと進化させていく必要が出てきますね。

ここで重要なのは、単に従業員の数を増やせば自然に組織ができるわけではない、ということです。 効果的な組織を作るには、意識的な取り組みが必要となります。

そこで今日は、強い組織を作るための10の要素について、皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。 これらの要素は、規模の大小に関わらず、あらゆる組織に適用できる普遍的なものです。

1. 夢:ビジョンと目標の共有

組織の未来図を社員全員と描き、共有する。(経営理念、10年ビジョン)

  • 長期ビジョンの明確化
  • 具体的な短期・中期目標の設定
  • 個人目標と組織目標の連携

実践:毎週のミーティングでビジョンと目標を確認し、進捗を共有する。

2. 秩序:制度とルールの確立

公平で透明性のある組織運営の基盤を作る。

  • 明確な就業規則の策定
  • 効率的な業務フローの設計
  • 公正な評価基準の設定

実践:半年ごとにルールを見直し、全員の意見を取り入れて更新する。

3. 道筋:計画立案と進捗管理

目標達成への具体的な道のりを示し、進み具合を確認する。(経営方針、経営戦略、経営計画)

  • 詳細なアクションプランの作成
  • タスクの優先順位付け
  • 定期的な進捗チェックと軌道修正

実践:月初めに計画を立て、週ごとに進捗を確認し、必要に応じて計画を調整する。

4. 成長:能力開発とトレーニング

チームの総合力を高めるため、個々の能力向上を支援する。

  • 専門スキルの強化プログラム
  • リーダーシップ育成計画
  • 社内知識共有セッションの実施

実践:四半期ごとに各メンバーの成長目標を設定し、月1回のフォローアップを行う。

5. 絆:コミュニケーションの促進

情報共有と相互理解を深め、チームの結束を強める。

  • 効果的な定期ミーティングの実施
  • オープンなフィードバック文化の醸成
  • チームビルディング活動の企画

実践:週1回のチーム共有会議と、月1回のカジュアルな交流会を開催する。

6. 活力:モチベーション管理

チームの士気を高め、持続的な成長を促す。

  • 公正な評価と報酬システムの構築
  • 明確なキャリアパスの提示
  • ワークライフバランスの推進

実践:四半期ごとに成果を振り返り、適切な形で評価と称賛を行う。

7. 革新:継続的改善

現状に満足せず、常により良い組織を目指す姿勢を育む。

  • 定期的な自己評価と組織評価
  • ベストプラクティスの共有と標準化
  • 新しいアイデアの奨励と実験

実践:月1回の改善提案会議を開き、小さな改善から着手する。

強靱な組織を作りましょう!

いかがでしたか? 組織化の7大要素は、組織作りの基本中の基本です。 でも、知識を得ただけでは不十分。

実践あるのみです!

皆さんの会社でも、これらの要素を意識しながら、少しずつでも取り入れていってください。 最初は小さな一歩かもしれません。 でも、その一歩が、やがて大きな変化を生み出すはずです。

組織作りに完璧な答えはありません。 この7大要素を意識しながら、自社に合ったやり方を見つけていけば、必ず強い組織が作れるはずです。

明日から、さっそくチームビルディングに取り組んでみましょうね! 一緒に頑張りましょう!

具体的な悩みや質問があれば、いつでも相談してください。 皆さんの成功を心から応援しています!

ぜひご参考ください。

複雑に見える問題の根本を見つめる

今回は、日常生活や仕事で直面する複雑な問題に対する考え方について、個人的な体験を交えてお話ししたいと思います。

予想外の発見から得た洞察

長年、慢性鼻炎と皮膚トラブルに悩まされていました。 一見すると全く別の問題に思えるこれらの症状に対し、個別の対処を試みました。 慢性鼻炎にはシロップ、のど飴、空気清浄機などなど… また、皮膚トラブルには軟膏や保湿などなど… なかなか改善が見られませんでした。

ところが、ある日偶然試した花粉症の薬が、驚くべきことに両方の症状を改善したのです。

薬の成分を調べてみると、これは単なる花粉症薬ではなく、アレルギー全般に効果のある薬剤でした。 この経験から、私は重要な気づきを得ました。 複雑に見える問題でも、根本的な原因が同じであれば、ひとつの策で全て解決できるということ。

日常生活や仕事への応用

この学びは、日常生活や仕事にも大いに応用できます。

問題の表面だけを見て対処するのではなく、その根底にある原因を探る姿勢が重要ですね。 一見無関係に見える問題でも、共通の原因がある可能性を考慮することで、複数の問題を同時に解決できる可能性があります。 時間とリソースの節約にもつながります。

島田の反省

複雑な問題に直面したとき、すぐに個別の対策を講じるのではなく、一歩下がって全体像を見る勇気を持ちましょう。 予想外の効率的な解決策が隠れているかもしれません。

皆さんも、日々の生活や仕事で直面する課題に対し、この「根本を見つめる」アプローチを試してみてはいかがでしょう? 思わぬ発見があるかもしれません。

それでは、またお会いしましょう。 今日も一日、良い学びを。

ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。

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島田 慶資 代表取締役・作家
ハンズバリュー株式会社の代表取締役 島田慶資(しまだけいすけ)です。 山形県と福島県に拠点をおいて活動しています。資格はITコーディネータ、経営情報システム工学修士。 お客様に未来に向かって確かな価値をつくることを理念にかかげて、未来志向の提案助言をしています。 今後ともよろしくおねがいします。

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