M&Aのキホン: レーマン方式で理解する仲介手数料の秘密

【2024/03/24 更新】大幅にリライトしました

こんにちは!ハンズバリュー株式会社の津名久ハナコです。
今日は、M&A(企業の合併・買収)について、ちょっとしたお話をさせてくださいね。

M&Aって聞くと難しそう…と思うかもしれませんが、大切なのは専門用語を理解することから。
カジノで言うところの「ルールを知らないと損をする」ってやつです。

レーマン方式

これは、M&Aで活躍する専門業者たちが受け取る手数料のこと。
どのように計算されるかは業者によってまちまちですが、大事なのは、手数料がどのように算出されるのか把握しておくことです。

「レーマン方式」は、売却額に対する手数料が段階的に設定されているのが特徴で、売却額が大きくなるほど仲介業者が受け取る手数料の割合が減少する仕組みです。

レーマン方式の具体的な計算式は以下の通りです(一例として):

  • 売却額の最初の100万円まで:10%の手数料
  • 次の100万円まで:8%の手数料
  • 次の100万円まで:6%の手数料
  • それ以上の金額:4%の手数料

例えば、売却額が300万円の取引の場合、仲介業者の手数料は次のように計算されます。

  • 最初の100万円に対しては10%、つまり10万円
  • 次の100万円に対しては8%、つまり8万円
  • 最後の100万円に対しては6%、つまり6万円

この場合、総手数料は24万円となります。

このようにレーマン方式では、取引金額が大きくなるほど手数料の割合が低くなるため、大規模なM&A取引において仲介業者にとって不利な条件とならないように設計されています。

しかし、この方式はあくまで一例であり、契約によって手数料率は大きく異なることがありますので、実際の取引においては仲介業者との間でしっかりと交渉を行うことが重要ですよ。

デュー・デリジェンス(DD)

M&Aでは、買い手が売り手の会社をじっくりと調査します。
これには財務や税務、事業の流れ、法務や人事、不動産など、会社のあらゆる実態をチェックする作業が含まれます。

この調査費用は、一般的に買い手が負担するんですよ。

セカンド・オピニオン

M&Aを進める際、契約内容や金額の妥当性を、関係性の薄い第三者に評価してもらうことを指します。
より公正な評価を得るために重要なステップです。

M&A仲介業者

売り手と買い手の間を取り持ち、M&Aがスムーズに進むように手助けするのが、M&A仲介業者の役割。
ただ、中立性が求められるにも関わらず、時には片方の利益を優先してしまうことも…。

ファイナンシャル・アドバイザー(FA)

FAは、買い手か売り手、どちらか一方の立場からアドバイスを行います。
目的は契約した側の利益を最大化すること。
でも、時には相手方に過度な要求をするなど、問題も起こりがちです。

M&Aは大きなお金が動くだけに、細心の注意と慎重な判断が必要です。
でも、これらの基本を知っていれば、ちょっとした自信を持ってM&Aの世界に足を踏み入れることができますよ。

わからないことがあれば、ぜひ専門家に相談してみてくださいね。
それでは、今日も素敵な一日を!

本日も良い学びを。
ハンズバリュー株式会社の津名久ハナコでした。

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