山形県と福島県の認定支援機関及び山形県のM&A認定機関の人を活かす経営のハンズバリュー株式会社の新人経営コンサルタント、津名久はなこです。
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- 【SNSでの注目を集めるコツ】運だけではない、計画的な取組をご紹介!
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※メルマガタイトル「チラシは商品を売るための道具でしょうか?いいえ、来店を獲得するための道具です。」は、実店舗に効く話をご覧ください。
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- 物価上がっていますね。インフレになればコロナの借金が目減りします。デフレになるよりよっぽど良いですね。デフレは全部悪だと考えます。
- (勝手に)東北代表で同友会の「第二回東海合同例会」に参加しました。現在、静岡です。黒はんぺんが美味しくて感激しました。
【今週の教訓】会議の繰り返しに関する法則『三重プロジェクター故障の法則』
『三重プロジェクター故障の法則』は、「重要なプレゼンの場面で、発表者のプロジェクター、サブのプロジェクター、そしてお客様から借りたプロジェクターの全てが故障する」という三重のアクシデントを表現しています。
プレゼンの場面だけでなく、日常業務中にも失敗は避けられません。
入念な準備をしていても問題は起こりえます。
常に最悪のシナリオに備えることの重要性と、予期しない問題に対応する能力を向上させることが、この法則の教訓でしょう。
具体的な対応策は以下の通りです。
- リハーサルを実施しよう:プレゼン前に機器のチェックを徹底することの大切さを教えてくれます。サブ機を持っていくだけでは甘い。現場で使えることを確認することが重要ですね。
- 根本的に異なる代替手段は準備しよう:プレゼンの内容を印刷した資料を用意するなど、代替手段の準備しましょう。
予期せぬ状況にも動じずに対応するための計画と準備の必要性を示しています。
ビジネスの現場では、このような予測不能な問題に対処する能力が大きな資産となり得ますね。
ご参考ください。
採用できる企業、出来ない企業
中小企業の採用戦略とその重要性
先日、福島県中小企業家同友会が開催した経営労働委員会・社員共育委員会・障がい者委員会の合同例会に参加しました。
株式会社パラマウント粕川利史社長様から「宮城同友会 共同求人委員会委員長から合説を学ぶ」というテーマで非常に貴重なお話を伺いました。
中小企業における採用の現状は、人材を確保できる企業とそうでない企業とで大きく二極化していることが明らかにされました。
採用に成功している企業には、人事部門や専任の担当者が存在し、戦略的な採用活動を展開しています。
一方で、社長個人が採用活動を担っている企業では、日常業務に追われがちで、採用に必要なタイムリーな取組が難しい状況にあります。
特に新卒採用において顕著で、採用活動が十分に行えず、優秀な人材の獲得が困難になっているのが現実が報告されました。
採用活動への投資と注意を割く専任のリソースが不足していると…求人票の作成や出稿の遅れ、採用の管理不足など、採用活動の疎かにつながりがちですよね。
採用成功の秘訣と人材補充の違い
採用に成功する中小企業は、単に人手が足りないからという理由で人材を補充するのではなく、
会社のビジョンを明確に示し、新たに採用する人材に対して、その理由や彼らのキャリアパス、会社としての成長方針を共有しているとの報告がありました。
単なる「補充」の考え方とは異なり、「採用」の本質を捉えた戦略でしょう。
また、宮城県においては、中小企業家同友会の会員企業が高校や大学を定期的に訪れることで、同友会主催の合同説明会に高校生で200名、大学生で35名以上の学生の参加を促しています。
個々の企業の努力では成し遂げられないことであり、同友会としての結束力が大きな成果を上げていることが確認できました。
未来への投資としての採用活動
採用は、過去や現在に対する対応ではなく、未来への投資であるという考え方が、合同例会で強調されました。(耳が痛いですね…)
人手不足が進む中、年々参加者が減少しているという現実もありますが、同友会として一体となって取り組むことで、新たな可能性を切り開いていくことができるというメッセージを強く受け取りました。
合同例会から得た学びは、ただ採用するだけでなく、企業の未来を見据えた戦略的な採用がいかに重要かを再認識する機会となりました。
皆様におかれましては、この点をぜひご考慮いただき、貴社の採用戦略の見直しにお役立ていただければ幸いです。
敬具
ハンズバリュー株式会社
代表取締役 島田慶資
チラシは商品を売るための道具でしょうか?いいえ、来店を獲得するための道具です。
チラシの目的と誤解
最近、ある実店舗の経営者から、自店の商品を前面に押し出したチラシに関するご相談を受けました。
手渡されたチラシは、優れた商品とその価格を大々的にPRし、顧客の声を豊富に掲載して商品の機能の優れた点を強調しています。
一見すると、情報が豊富で魅力的なチラシに見えますが、実は大きな失敗が潜んでいます。
チラシの本質的役割の見落とし
相談をいただいたチラシの根本的な問題は、チラシの役割を誤解している点にあります。
チラシの目的は単に商品を売ることではなく、実店舗への来店を促すこと。
商品の素晴らしさや価格の魅力を伝えることも大切ですが、それだけでは顧客が実際に店舗を訪れるきっかけにはなりません。
来店を促すためには、チラシを通じて「なぜ今すぐ店舗に足を運ぶべきなのか」という明確な理由を提供する必要があります。
来店を促す仕掛けの重要性
効果的なチラシには、お客様に「今すぐにでも行動(来店)を起こさなければならない」という強い動機付けが重要です。
例えば、SNSで希に見かける「発注ミスによる大量在庫の特別セール」のような事例は、お客様にとって見逃せない魅力的な機会となります。
このような手法が成功するのは、単に話題性があるからではなく、明確な来店理由を提供しているからです。
チラシを通じて、「来店しなければ損をする」という緊急感や独占感を顧客に感じさせることが、来店促進に繋がります。
独占感と緊急性の提供
来店促進には、「もし来店しなければ大きな機会を逃す」と感じさせる独占感と緊急性の演出が効果的です。
例として、「先着順での限定特典提供」や「選ばれた顧客のみに向けた特別オファー」があります。
お客様に対して、自分だけが得られる特別な機会を持っているという感覚を与え、積極的な来店行動を促します。
しかし、こうした手法を過度に使用すると、チラシが本来伝えたい内容や販売したい商品のメッセージが曖昧になってしまうリスクも伴います。
お客様がチラシを見て混乱することなく、「何を買うべきか」を明確に理解できるよう、感情的なアピールと具体的な情報提供のバランスを適切に保つことが求められますね。
ただ、チラシを「商品を売るためのツール」ではなく「来店のきっかけを作るための戦略的なツール」と位置付けることで、より効果的なチラシ作りのアイディアが浮かび上がることでしょう!
参考にしてみてください。
カンバゼーションマーケティングという考え方
カンバセーションマーケティング
カンバセーションマーケティングは、その名の通り、会話を核としたマーケティング手法です。
商品やサービスに関する相談や意見交換を通じて、相手の信頼を獲得し、ファンを増やしていくことを目指します。
中国の通信販売では、主流はライブ配信での販売です。
このカンバゼーションマーケティングをよく活用している方々ですね。
従来のマーケティングとの違い
従来のマーケティングは、企業から一方的に情報を提供する「プッシュ型・プル型」であったのに対し、カンバセーションマーケティングは双方向のコミュニケーションを重視します。
人は他者との会話を通じて商品やサービスの疑問を解消したり、魅力を共有することで購入意欲が高まりますね。
この傾向を利用したマーケティング手法がカンバセーションマーケティングです。
実践方法とその課題
従来、カンバセーションマーケティングにおける主な手法としてコールセンターが利用されてきましたが、中小企業にとっては運用コストが高すぎるという問題がありました。
しかし、SNSプラットフォームをはじめとする気軽に会話ができるツールが登場しました。
動画プラットフォームを含めたSNSの登場により、企業はSNSを通じて自社の商品やサービスに関する有益な情報を発信し、新たなお客様を獲得する機会を増やすことが可能になりました。
また、お客様からの不満や問題を迅速に対応し、解決することで、マイナスイメージの払拭にも繋がります。
近年では生成AIを活用したチャットボットの導入で、よりお客様対応の効率化が進んでいるようです。
カンバセーションマーケティングの今後と企業への提言
さて、カンバセーションマーケティングは双方向性をその本質とするため、情報発信には細心の注意が必要です。
顧客一人ひとりとのコミュニケーションを大切にするあまり、対応が雑になってしまうと、マーケティングの本来の目的を見失うことになりかねません。
また、SNSの拡散力の高さは、一度炎上すると専門家の介入が必要になるほどのリスクを伴います。
しかし、現代において、YouTubeやInstagramのようなSNSプラットフォームが台頭していることを考えると、 企業には一方的な売り込みよりも、お客様との対話を通じた商品販売の推進がより求められているように感じます。
カンバセーションマーケティングは、この多様な時代に適応するための有効な手段と言えるのでしょうね。
それでは、またお会いしましょう。
今日も一日、良い学びを。
ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。