【2024/02/25 更新】大幅リライトしました。
山形市の朝はいつも、私にとって勉強の始まりです。
マイカップに注いだコーヒーを一口飲みながら、今日も新しい発見があることを期待しています。
私、津名久ハナコはハンズバリュー株式会社の経営コンサルタント。
日々の業務は、時には難しい課題に直面することもありますが、それが私の成長につながっていると感じています。
この前、エモーショナルマーケティングについてヒデコ先輩と話す機会がありました。
感情を揺さぶるその手法は、一見魅力的に見えますが、先輩からはその裏にあるリスクについて教えてもらいました。
商品やサービスの本質的な価値が伴わなければ、長期的な信頼関係を築くことはできないのです。
そこで今日は、一見華やかに見えるマーケティングの世界の裏側と、本当に大切にすべき価値について、少し真面目な話をしたいと思います。
正しいマーケティングのあり方を一緒に考えてみませんか?
私自身もまだまだ学びの途中ですが、このブログを通じて、一緒に成長していけたら嬉しいです。
■ エモーショナルマーケティングの落とし穴
エモーショナルマーケティングは、私たちの心に訴えかけることで、商品やサービスへの興味を引き出す手法です。
このマーケティング手法は、消費者の感情や物語性に焦点を当て、強い共感を生み出すことで、ブランドへの愛着を深めます。『心を動かす』マーケティングとも言えるでしょう。
しかし、この手法には落とし穴があります。
それは、商品やサービスの品質が伴っていない場合、消費者の感情を不当に煽り、最終的には不適切な購買決定を促してしまうこと。
例えば、ある商品の広告が非常に心を打つものであったとしても、実際に手に取った時の品質が伴わなければ、消費者は裏切られたような気持ちになります。
このような短期的な戦略は、一時的には売上を伸ばすかもしれませんが、長期的にはブランドイメージを損ない、真面目に事業を行っている他の企業にも迷惑を及ぼすことになるのです。
特に、小規模な事業者やスタートアップ企業など、リソースが限られている場合、このような短期的なマーケティング手法に流されやすくなります。
しかし、本質的な価値提供がなければ、顧客の信頼を得ることはできません。
私たちハンズバリュー株式会社では、『心をつなぐ仕事』を通じて、真の価値をお客様に提供することを大切にしています。
エモーショナルマーケティングを用いる際も、その背後にはしっかりとした商品やサービスの品質が伴っていなければならないと考えています。
■ 短絡的なマーケティング戦略の長期的な影響
短絡的なマーケティング戦略は、一見すると短期間での成果を約束するかのように見えます。
しかし、『短期的な利益は長期的な損失を招く』ということわざがあるように、その影響は企業にとって深刻なものとなり得ます。
まず、短絡的なマーケティング戦略によって集まる顧客層は、しばしば企業が本来望むターゲットとは異なります。
例えば、過度に煽る広告に惹かれた顧客は、その瞬間の感情に流されやすい傾向があり、結果として、『質の悪い顧客』が集まることになります。
顧客は、サービスや商品に対して不当に高い期待を持ち、現実とのギャップによってクレームを発生させることが多いのです。
企業のリソースを消耗させ、ブランドイメージを損なう原因となります。
さらに、顧客からの過剰なクレームは、従業員にとって大きなストレスにも。
従業員が日々、不満を持つ顧客と向き合うことは、職場の士気を低下させ、最終的には離職率の上昇に繋がります。
従業員が常に入れ替わる環境では、企業の知識や文化が継承されず、サービスの質が低下する恐れがあります。
ハンズバリュー株式会社では、『人間性』を大切にし、従業員と顧客の双方にとって健全な環境を提供することを目指しています。
短絡的なマーケティング戦略の長期的な影響を理解し、持続可能な成長を目指すためには、正直で、透明性のあるコミュニケーションが必要です。
私たちは、顧客との関係を大切にし、品質の高いサービスを提供することで、長期的な信頼関係を築いていきたいと考えています。
■ 正しいマーケティングの必要性
現代のビジネス環境では、瞬間的な成果や目先の利益を追求することよりも、『正しいマーケティング』が何よりも重要です。
正しいマーケティングとは、企業の原理原則に基づき、長期的な視点で持続可能な成長を目指すマーケティング戦略のことを指します。
単に売上を上げることだけではなく、企業と顧客との健全な関係を構築し、信頼を築くことに重点を置いています。
例えば、保険業界では、健康でリスクの低い顧客と契約することが理想とされています。
しかし、間違ったマーケティング戦略が取られると、病気がちでリスクの高い顧客が集まってしまうことがあります。
正しいマーケティングは、顧客が真に必要とする価値を提供し、誠実なコミュニケーションを通じて信頼関係を築くことにあります。
ハンズバリュー株式会社では、『科学性』『社会性』『人間性』の三つの経営理念に基づき、顧客と共に成長し、社会に貢献することを目指しています。
私たちは、顧客の真のニーズを理解し、それに応えることで、長期的な企業の持続可能性を確保していきたいと考えています。
正しいマーケティングを行うことで、私たちは顧客との健全な関係を築き、社会全体に貢献することができます。
今日のビジネスにおいて求められるマーケティングの姿であり、私たちが目指すべき方向性です。
■ まとめ
当ブログ記事を通じてお伝えしたかったのは、短期的な成果を追い求めることのリスクと、真の価値を提供することの重要性です。
エモーショナルマーケティングのような手法は、確かに強力な影響を持ちますが、それが商品やサービスの本質的な品質と一致しない場合、長期的には企業と顧客双方にとってマイナスとなり得ます。
日々、新しい挑戦に臨む私たちにとって正しいマーケティングの実践は、ただの業務ではありません。
それは、私たちの経営理念である『科学性』『社会性』『人間性』を体現し、顧客とともに成長し続けるための道標なのです。
私たちは、短期的な輝きに惑わされることなく、本当の価値を見極め、提供していく責任があります。
ハンズバリュー株式会社の一員として、そして一人のビジネスパーソンとして、私は正しいマーケティングの力を信じ、日々の業務に取り組んでいます。
皆さんも、私たちの旅に同行し、一緒に成長し、新たな価値を創造する喜びを分かち合いましょう。『心をつなぐ仕事』を通じて、私たちは確かな価値ある未来を築いていくことができると信じています。
本日も良い学びを。
ハンズバリュー株式会社の津名久ハナコでした。