皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。
メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)
目次
独り言コーナー
❶新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 年末年始は、年明けの仕事準備に全力を傾注しました。仕事の山がちょっとでも減ればいいなぁ。
❷元旦はチェーン店もお休みするようになりました。早朝、アパートから道路を眺めていましたが車が見当たりません。 40年くらい前は、今みたく元旦はお休みするお店が多くなかったでしょうか?平成だけがおかしかったのかもしれません。
❸年末は手の込んだお料理に手が伸びませんでしょうか?島田は、赤ワインで煮込むミートソースを作りました。このレシピは美味しいです😊
❹年末に貯まっていた日本政策金融公庫の調査月報を読み進めました。「デジタル化支援で誰に相談するのか?」のアンケートにITコーディネータが入っていません。 今年、ITコーディネータの団体“ITC南とうほく事業協働組合”をつくるので、ご支援させていただきたいです。ご連絡、お待ちしております🐈
❺坊やがじいじとばあばからお年玉をもらって“水陸両用パトロールカー”を購入。 文房具のパイロットがおもちゃを作っていたとは知りませんでした。プラスチックを扱うと言えば同じ領域なのでしょうね。
島田の気になるニュース
❶東北全般そうだと思いますが、飯が旨いってのは幸福度が上がりますね。農家さんをはじめとした一次産業の皆様、物流屋さん、支援者さんに深く感謝。
山形暮らし「続けたい」「幸せ」が7割超 24年度県政アンケート
※アンケートPDFも面白いので確認ください。
❷正しい生成AIの活用方法。翻訳も可能だと思うので一般にも開放してほしい。
聴覚障害者の夢が叶いました「一生 待ちわびた技術」※YouTub Shortビデオが再生されます(音声あり)
❸やっと小規模事業者持続化補助金が復活。政治がどうとは言いたくないですが、政治と予算が直結したことを思い知らされた岸田・石破自民でした。「商工会・商工会議所等と一体となって経営計画を作成し、経営計画にもとづいて行う販路開拓等の取組を支援する」という“原点に回帰する”とのこと。
小規模事業者持続化補助金、2025年は原点回帰 経営計画づくりに重点
❹賃上げの波が来ています。引き上げざるを得ないならば、活用してみるのも手かもしれません。 ただ、製造業がメインなんですよね。ものづくり補助金。使い勝手が良いかと言われると、それほど良くはない印象です。
ものづくり補助金2025年度は上限4000万円、最低賃金賃上げ特例で支援強化!
❺補正予算の目玉商品「中小企業成長加速化補助金」です。これまでほぼ手当ゼロだった大型の中小企業に支援をしたい意向があるようです。 どんな内容になるのか楽しみですね。1000億円ですから、それよりも500億円高い金額で
中小企業成長加速化補助金とは 2025年3月にも公募要領公開へ
【今週の経済入門】2025年の景気判断
新年あけましておめでとうございます。ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。 いつもメルマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。
新年早々ですが、2025年の日本経済について大胆な予測をさせていただきたいと思います。
昨今、様々な予測が飛び交う中、弊社代表の島田と私で「特に注目するべき点」を精査いたしました。 本分析においては、日本政府が発表している最新の経済資料を活用しています。
2025年経済の主要資料とその解説
2025年の経済予測にあたり、以下の資料を活用します。
上記資料群は、現政権の政策運営の評価はさておき、外部環境の整理としては有益な示唆に富んでいると考えております。 特に、デフレ脱却に向けた政府の取り組みや、新年度予算の重点項目は、経営者の皆様やフリーランスの方々が2025年のビジネス戦略を練る上で、欠かせない要素となるでしょう。
それでは、具体的な分析をご説明させていただきます。
私たちの所感
❶ 経済について
日本の経済は、長引くデフレからの脱却を図り「賃上げと投資が牽引する成長型経済」への移行を目指しています。 政府は、総合経済対策を策定し、賃金上昇と物価上昇の好循環を目指しています。 令和7年度には、総合経済対策の効果により、賃金上昇が物価上昇を上回り、個人消費の増加と企業の設備投資の継続が見込まれます。
一方で、実質GDP成長率は1.2%程度、名目GDP成長率は2.7%程度、消費者物価上昇率は2.0%程度と予想されています。 諸外国の実質GDPの成長率はアメリカが2.4%、中国が4.9%。イギリスなど他国と比較しても日本は低い水準です。 政府にやる気がないとしか考えられません🐈 政府を構成している少数与党の方々には反省をしていただきたいと思います。
確定していることは、政府はパートタイム労働者さんに社会保険料を課す増税案など各種増税を検討しており、中小企業にとっては厳しい経営環境になるでしょう。
❷雇用情勢について
上記資料より、労働上の予想として… 『完全失業率は令和3年度の2.8%から令和7年度には2.4%まで低下』 『雇用者数は、令和3年度の6,013万人から令和7年度には6,130万人まで増加する』
…と予想されております。人手不足はまだまだ継続します。
一方で、日本に先行して最低賃金を無理矢理引き上げた韓国では、一時的に人余り状態になった経緯があります。 日本においても度重なる最低賃金の引き上げで従業員さんをリリースする企業も出てくるのではないかと考えます。
より一層、自立的な企業、質の高い企業を目指さなければ「人が雇えなくて仕事がとれない」となりかねません。自主的近代化が求められます。
❸観光について
山形でもついにインバウンドの観光客を街中で見かけるようになりましたね。 円安傾向は継続する見通しです。そのため、海外からの旅行者が日本へ訪れやすくなるため、観光産業にとってはプラスに働くでしょう。
また、政府は賃金上昇が物価上昇を上回る経済を目指しており、個人の可処分所得が増え、旅行やレジャーなどの消費にもつながることも期待できます。 来年度の予算編成で減税(基礎控除引上げ、ガソリンの暫定税率廃止、消費税減税)を訴えている国民民主党の活躍に期待がかかります。
❹予定されている増税
ガソリンの暫定税率や復興特別所得税を考えれば、全ての税金の創設に反対しなければならないことに気がついた2024年でした。
次の増税が予定されております。確定未来として扱うと良いでしょう。
確定しているもの
- 子育て支援
- 子育て支援金増税
- 年金・保険
- 厚生年金第3号被保険者制度見直し
- 厚生遺族年金の改悪
- 社会保険料負担増(106万円の壁)
- 税制
- 結婚・子育て資金の贈与特例廃止
- 生前贈与の持ち戻し期間延長
- 復興特別所得税の期間延長
- たばこ税増税
- iDeCo改悪
ほぼ確定しているもの
- 税制
- 所得税増税
これからのもの
(検討段階・議論が必要なもの)
- 金融・保険・税制
- 国民年金保険料納付期間延長
- 配偶者控除の廃止
- 退職金控除の縮小
- 給与所得控除の廃止
- その他
- さらなる消費税の増税
- (新設)走行距離税
❺GX、DXについて
政府はGXおよびDXへの投資を継続する計画を立てており、これに関連する事業者は大きな利益を享受することができるでしょう。 2027年まではデジタル田園都市構想の予算が付くため、まだまだ継続して仕事を発掘できるでしょう。
また、経済産業省もGXやDXへの投資を促しています。 あらたな設備投資を検討している事業者に対しても、充実したサポートがあるでしょう。
次回の配信もお楽しみに! 今週もよろしくお願いいたします。
【“勘”頭言】睡眠革命!理念経営が導く、事業の真の価値とは?
皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 ハンズバリュー株式会社の変革者・作家、島田慶資です。
年末に山形県中小企業家同友会の経営姿勢確立セミナーにて株式会社睡眠屋の小寺社長の体験報告をうかがいました。 まさに「理念経営」の実践を示すものであり、私自身、経営者としての原点を改めて見つめ直す貴重な機会となりました。
年初のメルマガは、小寺社長の歩みから学ぶ 「真の事業価値を生み出す理念経営」 について皆様と一緒に勉強したいと思います。
※2025/01/03 小寺社長から掲載の許可をいただいております。
売上至上主義からの脱却
13年前、先代から事業を引き継いだ小寺社長。当時の経営は、訪問販売を主軸とした売上至上主義でした。
「売らなければならない」という強迫観念にも似たプレッシャー。社員との間には溝が生まれ、お客様からは「買わされた」という後ろめたい声が聞こえてくる…。
社長就任直後、小寺社長はこの状況に強い 「違和感」 を覚えたと言います。この違和感こそが、後の大きな変革の出発点となりました。
「寝具を売る」から「睡眠を通じた価値を提供する」へ
違和感の正体を探るべく、小寺社長は経営理念の確立に着手したそうです。 単なる言葉遊びではありませんでした。
半年間、徹底的に自己と向き合い「なぜ経営するのか?」という根源的な問いを掘り下げ続けたのです。
苦しい自問自答の末に、ついに核心にたどり着きます。 それは「寝具を売る」のではなく「睡眠を通じた価値を提供する」という事業の本質でした。小寺社長は、事業の軸足を「モノ」から「コト」へと180度転換させたのです。
島田の気づき「真に捨てるべきモノは何か?」
小寺社長は、経営理念の確立で売上至上主義という過去の成功体験のある事業から、思い切って撤退しました。「何のために経営するのか」という根源的な問いに基づいた、苦渋の決断だったに違いありません。
島田もかつて、自社の事業の向性を見失いかけた時期がありました。その時、同友会の先輩から「島田さん、本当にやるべきことは何ですか?」と問われ、ハッとさせられた経験があります。
そして、私自身も「経営指針をつくる会」で、「真の顧客は誰か」「真の価値提供は何か」ということを徹底的に考える時間をいただきました。 その時に痛感したのは「何かをやるなら、何かは手放さなければならない」ということ。特に、私たちのような「ないものづくし」の中小企業にとって、全てを手に入れることは不可能です。「あれもこれも」と欲張るのではなく、自社の進むべき道を明確にするためには「やらないこと」を決める勇気が必要なのです。
「捨てる」とは、過去の成功に固執し未来の可能性を狭める「足かせ」を外し、真に追求すべき価値へと資源を集中させる未来創造のための「戦略的投資」、とあらためて確認出来ました。
ただ、頭では理解できても、実際に「手放す」ことは容易ではありません。 「これをやめたら売上が下がるのではないか」「社員のモチベーションが下がるのではないか」…様々な不安が頭をよぎります。
この葛藤を乗り越えるためには徹底した自己との対話、すなわち自分自身の納得や価値観の再確認が不可欠でしょう。 言い換えれば、それは自分自身の「土俵」を明確にする、ということではないでしょうか。
小寺社長の体験報告は、私たちに深い問いかけを与えてくれます。
あなたの会社にとって、真に「捨てるべきもの」は何でしょうか?
新年のご挨拶として
経営とは、選択の連続です。そして、その連続した選択の結果が、現在に積み重なっているものだと、私は認識しています。
もし、今、皆様が何らかの苦しさを感じているとすれば、それは、過去の選択の結果ではないでしょうか。であるならば、今から、未来に向けた選択を変えていかなければなりません。
中国のことわざに「ゆっくり行くことを恐れるな。立ちどまることだけを恐れよ」というものがあるそうです。 やめること、進むこと、これらはすべて「行動」です。しかし、闇雲に行動するだけでは、望む未来には辿り着けません。行動するためには、「道」が必要です。
私は、経営指針をつくる会を通じて「何のために経営するのか」「誰にどんな価値を提供するのか」という根本的な問いに向き合い、自社の進むべき「道」を明確にすることができました。 そして、その過程で「捨てる」ことの真の意味を学びました。
「捨てる」ことは、弱さではなく強さの証です。未来を見据え、真に大切なものに集中するための戦略的な選択だから。
自社の「羅針盤」である「経営理念」に立ち返って未来に資する選択を考えてみてください。 変化を恐れず、新たな「道」を切り拓いていきましょう!
私、島田慶資は、あなたの挑戦を心から応援しています。
本年もよろしくお願いします。
【実店舗に効く話】その情報、本当に顧客に響いていますか?~中小企業のホームページ・チラシ作成、見直しのススメ~
皆さん、あけましておめでとうございます。 ハンズバリュー株式会社のコンサルタント、津名久ハナコです。
年が明けて、あっという間に6日を迎えました。 私は先日、ヒデコ先輩と新年会をしました!日本酒バーで美味しいお酒を堪能し「ハシゴしましょう!」と意見が一致。すっかり意気投合して深酒を堪能しました。。。
さて、気持ちを切り替えて、本題です。私は日々、多くの中小企業の経営者様とお会いし、経営課題についてご相談をいただいております。その中でも、最近特に多いのが「ホームページやチラシを作ったけれど、なかなか効果が出ない」というお悩みです。
丹精込めて作ったホームページやチラシ。時間もコストもかけたのに、効果が出ないと悲しいですよね。原因は様々ですが、私が多くの中小企業のホームページやチラシを拝見する中で、よく見かける共通点があります。それは「お客様が聞きたいことが伝わっていない」ということです。
「品質管理の徹底」は、顧客にとってのメリット?
例えば、製造業の事業者様のホームページで、よく「品質管理を徹底しています!」という文言を見かけます。確かに、品質管理は重要です。企業として、品質向上に取り組む姿勢をアピールすることは大切です。しかし、これは「お客様が聞きたいこと」なのでしょうか?
残念ながら、多くの場合、答えは「No」です。なぜなら、「品質管理の徹底」は、あくまでも企業側の取り組みであり、お客様にとっての直接的なメリットではないからです。
お客様が本当に知りたいのは、「その商品やサービスが、自分にとってどんな良いことをもたらしてくれるのか?」つまり「自分にとってのメリットは何か?」ということです。この視点が欠けていると、どんなに素晴らしい技術や取り組みも、お客様の心には響きません。
顧客が求めるのは「便益」、そして「その根拠」
では、先程の製造業の例で、お客様にとってのメリットとは何でしょうか?
それは、例えば「不良率の低減に貢献できます」という点です。これが、お客様にとっての「便益」です。不良率が下がることで、お客様はコスト削減や業務効率化を実現できるかもしれません。つまり、「不良率の低減に貢献できる」という言葉は、お客様自身の課題解決に繋がる、具体的なメリットなのです。
そして、ここで重要なのが「なぜならば、品質管理を徹底しているからです」と、その根拠を明確に示すことです。企業側の取り組みである「品質管理の徹底」が、お客様にとってのメリットである「不良率の低減」に、どのようにつながるのか。その因果関係を明確に示すことで、お客様は納得感を持って、商品やサービスに興味を持つことができるのです。
つまり、お客様に伝えるべきことは、
- メリット(便益):お客様が聞きたいこと(例:不良率の低減に貢献できます)
- その理由:なぜならば~だからです(例:なぜならば、品質管理を徹底しているからです)
この順番で情報を伝えることが非常に重要です。この構成を意識することで、お客様にとって分かりやすく、説得力のあるメッセージを発信することができます。
顧客目線で情報を整理し、伝わるメッセージを!
ホームページやチラシは、お客様との大切な接点です。だからこそ、企業側の伝えたいことではなく、お客様が知りたいこと、つまり「メリット」を最優先に考えるべきなのです。
これは製造業に限らず、あらゆる業種に共通して言えることです。
●飲食店であれば:
「当店自慢の〇〇は、一口食べれば、そのジューシーさに驚くはず!なぜなら、厳選した国産牛を独自の製法で調理しているからです。」ここでは「一口食べれば、そのジューシーさに驚く」がメリット、「厳選した国産牛を独自の製法で調理」がその理由です。
●美容室であれば:
「当店オリジナルのトリートメントで、あなたの髪は驚くほどサラサラに!なぜなら、髪のダメージを深層から補修する最新技術を採用しているからです。」ここでは「あなたの髪は驚くほどサラサラに」がメリット、「髪のダメージを深層から補修する最新技術を採用」がその理由です。
このように、まずはお客様にとってのメリットを提示し、その後に「なぜならば」と理由を添える。このシンプルな構成を意識するだけで、ホームページやチラシの効果は格段に向上するでしょう。メリットと理由を明確に示すことで、お客様は「自分のための情報だ」と感じ、興味を持ってくれるのです。
まとめ
中小企業の皆様、自社のホームページやチラシを、今一度見直してみませんか?お客様の心に響くメッセージを発信することで、きっとビジネスは大きく前進するはずです。
「どんなメリットを打ち出せばいいか分からない」「効果的な伝え方が分からない」など、お悩みの際は、ぜひハンズバリューにご相談ください!一緒に、お客様の心を掴む、効果的なメッセージを作り上げましょう!
ぜひご参考ください。
【偏集後記】“コア・コンピタンスの明確化”と“自社の存在意義”
皆さま、あけましておめでとうございます。 ハンズバリュー株式会社の変革者・作家である島田慶資です。体験報告の気づきのおまけを共有させてください。
小寺社長は、自社の強み(コア・コンピタンス)を「睡眠を通じた価値提供」と明確に定義し、その強化に注力しました。 「何をするのか」「どのように差別化するのか」を明確にすることで、競争優位性を築くための不可欠な取組です。
事業領域を定めその事業領域で戦う、有利に戦うために人・モノ・カネ・情報を投入し強化して行く。 これは経営戦略上、鉄板中の鉄板と言えるでしょう。 しかし、私自身この「鉄板」を実践することの難しさを、身をもって経験してきました。
当社も、過去に複数回、新規事業を立ち上げましたが、ことごとく失敗に終わりました。 特に、大きな投資をした事業が失敗に終わった経験は、島田にとって非常に苦い思い出です。
この経験から、コア・コンピタンスと市場のマッチング、つまり「どこで戦うか」そして「どう勝つか」を見極めることがいかに重要であるかを痛感しています。
小寺社長の体験報告をうかがい「コア・コンピタンスの明確化と強化」において、最も重要なのは経営者自身の「覚悟の量」であると確信しました。 「失敗してもいいか」「新規事業だし」といった甘えは一切ありません。 「そこに賭けるんだ」「そこに自社の生きる道があるんだ」と経営者が本気で信じ全力でアクセルを踏める状態、すなわち自分自身に言い訳ができないほどの「腹落ち」がなければ新規事業の成功、ましてや事業領域の変更や新しいビジネスへの転換などは不可能でしょう。
そして、もう一つ重要なのが、徹底した市場調査。 どのようなビジネスも、お客様がいなければ成り立ちません。そのお客様は、自社が存続・発展できるだけの規模で存在する必要があります。
小寺社長は、「睡眠」という市場において、「どこに自社のお客様がいるのか」を徹底的に考え抜いたことが、この体験報告から感じられました。 「顧客にどのような価値を提供し、どのようにしてその価値を高めていくか」という戦略は、この徹底した市場調査、顧客理解という揺るぎない土台があってこそ、初めて効果を発揮するのでしょう。
小寺社長は「顧客に良質な睡眠を届ける」という理念を掲げ、それを実現するための具体的な方法として、オーダーメイド寝具への特化、自社工房の設立、社員の専門性向上といった施策を打ち出しました。
これらは全て「睡眠市場」における自社の「存在意義」を明確に定義し、その「存在意義」を体現するための戦略でした。
ここで、編集後記まで読んでくださる勉強熱心な皆様に、私からもう一つ質問を投げかけたいと思います。
「あなたの会社の存在意義は何ですか?それを体現するためにどのような強みを持ち、それをどう磨いていきますか?」
この問いに明確に答えられる経営者だけが、自身の選んだ事業領域で勝ち残ることができるでしょう。
小寺社長の挑戦は、そのことを改めて私たちに教えてくれているのです。
それでは、またお会いしましょう。 今日も一日、良い学びを。