【週刊島田慶資】「志」から始まる価値創造

皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。

※社内で回覧していただいているお客さまがいらっしゃいました。ありがとうございます!!著作を明記していただけるのであれば、自由に配布ください。

メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)

目次

独り言コーナー

❶続・中小企業成長加速化補助金。面接の最終調整で仙台まで出張。面接で聞かれる内容は、想定していた範囲が当たりました。 お客さまがやりきった表情で「ありがとうございました」と感謝をいただきました。コンサル冥利に尽きます。こちらこそ、ありがとうございました。

❷お客さまから「クラウドのITツールが増えすぎて困っている」と相談を受けました。たしかに、連絡はチャットワークで、顧客管理はセールスフォースで、売上げ管理はGoogleスプレッドシートで、勤怠管理はハーモスで…となると愚痴を言いたくなるのもわかります。しかしながら、低コストかつ最適解で運用するためにはクラウドのITツールの部分最適が今のところ効率的。もうちょっとするとMPCサーバで一元管理の未来もあろうかと思います。

❸ブランド戦略の一環でマスコミから取材を受ける努力を続けています。このメルマガで執筆させていただいてることが考えの整理になっていることに気がつきます。 メルマガを執筆していなければニュースバリューが極めて少ない人物だった可能性があるとおもうと、読者の皆様には感謝しかありません。

❹鯛のアラが売っていたので塩焼きにして鯛ダシを取ってみました。個人的には風味が合って美味しいのですが、妻と子供からは不評。 新しい食材や調理法にチャレンジしないで、普段のお味噌汁が一番刺さるようです😂やりたいことと、求められていることのギャップを勉強させられます。

❺坊やがお買い物で荷物を持ってくれたり、お掃除のまねごとが出来るようになったりと急速な成長をみせています。 社内のお母さん方から「子供は親離れすると二度と関係性は戻らない」と教わりました。寂しくもありますが、いつ巣立ってくれるのだろうと成長を期待しています。

島田の気になるニュース

❶もはや日本の経済成長の足かせとしての自民党はさておき、野党案も財源論に縛られていることに絶望します。 国民生活が苦しいから(認めていませんが…)賃上げが必要なんでしょう?なぜに素直に減税はしないのか。意味がわかりません。 
ガソリン減税、財源で溝大きく 野党同士もばらつき

❷「もはや国賊といっても過言ではない自民党」ではないでしょうか。 減税するつもりがないことは明確でしたが、選挙で負けても考え変えないモノなんですね。 
ガソリン減税の代わりに新税、政府検討 車の利用者から徴収する案

❸山形新幹線の故障で運休が続いて観光業に大ダメージです。お盆期間中も乗車数が前年10%減と報道があったように思います。 “逆に”たった4億円しか被害がなかったのか?と疑問を持っています。 
山形新幹線 東京直通の大幅減 宿泊施設への影響額4億円余か

❹「みんなが欲しいと思っている」幻想だけで価値が付いている暗号通貨。本質は、小学生の頃に流行ったメンコとか牛乳瓶の蓋と変わりありません。経済学的は1コイン1万円程度が限界のようです。いつまで「みんなが欲しい」と思い続けるんでしょうね。 
ビットコインが100ドルまで暴落すると予測したハーバード大学教授、規制当局の対応が甘すぎたと指摘

❺島田が注目している数少ない政治家の一人。島根県の丸山達也知事です。見事に正論。ぜひ、読んでほしいです。 
島根県の丸山達也知事、最低賃金上げ「選挙負けた政権がやることか」

【今週の経済入門】物価高の本当の原因は? ~強い国づくりと私たちの未来~

皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。 いつもメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

勝頼ヒデコ

本日は、前回に引き続き「最低賃金の引き上げ」をテーマにお話ししたいと思いますが、今回は少し視点を変えて「なぜ、そもそも賃上げが必要になるほどの物価高が起きているのか?」という、根本的な原因について深掘りしてみたいと思います。

後輩のハナコも「確かに、物価が上がっているから賃上げが必要って話ですけど、その物価高自体はどうにかならないんですかね?」と、素朴な疑問を口にしていました。

本日のテーマ
『物価高の根本原因と、私たちが目指すべき社会』

「物価高対策」としての賃上げ、その前にできることは?

まず、現在の物価高の主な要因は、報道などでも言われている通り「エネルギー価格」と「食料品価格」の高騰です。政府は、この負担を和らげるために「賃上げ」を推進していますが、もっと直接的で効果的な方法があるのではないか、という指摘も少なくありません。

例えば、電気料金に上乗せされている「再エネ賦課金」を廃止したり、日々の買い物で誰もが負担している「消費税」を減税したりすれば、多くの国民の負担は直接的に軽くなります。しかし、そうした議論よりも先に、賃上げの話が進んでいるのが現状です🤔

物価高の本当の原因は「円安」だけ?

「でも先輩、物価が高いのは円安が原因だって、よくニュースで言ってますよ」とハナコ。 確かに、円安が輸入品の価格を押し上げているのは事実です。しかし、円安はもっと根深い問題の「結果」として現れている現象に過ぎません。

本当の根本原因、それは「日本が、エネルギーや食料といった生きていく上で不可欠なものを国内で十分に生産する力(自給率)を長年にわたって疎かにし、輸入に頼りきってきたこと」にあります。

「強い国」とは何か?

ここで少し、理想の国の姿を考えてみましょう。私が考える「強い国」とは、自国でエネルギーを賄い、国民が食べるものを十分に生産でき、他国からの干渉がなくても自立して成長していける国のことです。

しかし、戦後の日本は、残念ながら逆の道を歩んできました。特に、食料自給率の低さは、以前から国の安全保障上の大きな課題として指摘されていました。それにもかかわらず「財源がないから」という考え方に縛られ、国内のエネルギー生産や食料生産への投資を十分に行ってこなかったのです。

その結果、国際情勢が不安定になったり、円安が進んだりするとすぐに輸入価格が高騰し私たちの生活が直接的な打撃を受ける、という非常に脆弱な経済構造になってしまいました。今の物価高は、これまでの政策の「総決算」として、私たちの目の前に現れていると言えます。

(…言い方を変えれば、政府の失敗を我々国民が尻拭いさせられているわけです😥)

では、今、何をすべきなのか?

このように根本原因を捉え直すと、今やるべきことが逆にはっきりと見えてきます。

それは国内の生産能力(供給能力)を高めるための、積極的な政府支出です。

現在の日本経済は供給能力に対して実際の需要が少なくとも20兆円分も不足している「デフレギャップ」の状態にあると言われています。つまり、日本にはまだ政府が支出を増やしたり減税を行ったりする余力が十分にあるのです。

「でも、その20兆円ものお金はどこから…?」とハナコが心配そうに尋ねます。 前回のメルマガでもお話しした通り、その財源は当面、国債発行(=通貨発行)によって確保することができます。そして、こうした積極的な財政出動によって国内の産業が活性化し、経済が成長すれば、中長期的には税収も自然と増えていきます。

改めて、税金の役割とは

現代の国家において、税金は単なる「財源」ではありません。景気を調整したり、富を公平に分配したりするための政策「ツール」です。 「財源がないから、国民のために必要な投資ができない」という議論は、そもそも国の財政の仕組みを正しく理解していない、と言わざるを得ません。

物価高という厳しい現実を前に、私たちは目先の対策だけでなく、この国がどうあるべきか、という大きな視点を持つことが求められています。 国内でしっかりとモノを作り、国民が安心して暮らせる「強い国」を築くこと。そのために、政府が今果たすべき役割は非常に大きいのではないでしょうか。

ハンズバリュー株式会社としても、皆様のビジネスや暮らしの未来を考える上で、こうした本質的な議論を大切にしていきたいと考えております。

それでは、次回もお楽しみに! 今週もどうぞよろしくお願いいたします。

"勘"頭言 / Prefatory Note【“勘”頭言】「志」から始まる価値創造

皆様、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社の変革者・作家、島田慶資です。

先日、福島県中小企業家同友会 福島支部の8月例会に参加し、アクアデザイン株式会社の専務取締役・佐藤玲子さんの体験報告を拝聴する機会に恵まれました。その報告は、日々の課題に追われる中で見失いがちな、経営の根源的なエネルギーはどこから来るのかという問いに光を当ててくれるものでした。

本日は、佐藤専務の生き様を皆様と共有させてください。

始まりは「会社の目標」ではなく「個人の問い」

佐藤専務の体験報告で、島田の心を最も強く捉えたのは10年ビジョンの策定でした。

多くの経営者が「会社をどうしたいか」という事業目標から考え始めるのに対し、佐藤専務はまず「10年後、私は笑顔でいたい」という、極めて個人的な願望を全ての出発点に置いたと言います。

しかし、それは「こうなったら良いな」という淡い期待にとどまりませんでした。

「どうすれば自分自身が心から笑顔でいられるのだろうか?」という問いを深く、深く掘り下げていく中で、その願望は「10年という自らの命を懸けて、これを成し遂げる」という強烈な覚悟へと昇華されていったのです。

その覚悟を決められた瞬間であったと、佐藤専務は教えてくださいました。

ここに、経営者の「覚悟」の本質がある、と私は感じています。会社と自分自身の人生を切り離して考えるのではなく、自らの「在り方」の延長線上に会社の未来を描く。この自己変革こそが、経営理念やビジョンに、揺るぎない魂を吹き込むのだと確信しました。

「在り方」が「理念」に変わる時

では、その個人的な「在り方」は、どのようにして会社を動かす力強い「理念」へと昇華されるのでしょうか。

その鍵は、「腹落ち」という段階にあります。

私は以前から、山形と福島の同友会では経営理念の作り方に違いがあると感じていました。今回の佐藤専務のお話を通じて、その答えが見えた気がします。

理念とは、最初から完成された美しい言葉を与えるものではなく、経営者自身が「自分はどう在りたいのか」という問いと向き合い、何度も自問自答を繰り返す中で、心の底から納得できるものを見つけ出す旅路そのものなのです。

この個人的な問いから始まるからこそ、理念は借り物ではない、自らの血肉となります。会社の進むべき道が、自分自身の生き方と深く結びついた時、初めて経営者はその理念に「腹落ち」できると学びました。

「志」が「情熱」を生み、「楽しさ」を連れてくる

そして、この腹落ちした理念こそが、経営における最も強力なエンジンである「志」となるでしょう。

なぜなら、そこには「なぜ、自分はこの事業をやらなければならないのか」という根源的な問いへの、自分だけの答えがあるからです。

この明確な「なぜ(=志)」があるからこそ、困難に立ち向かうための持続的な「情熱」が生まれます。情熱を持って仕事に取り組む時、私たちはそれを心から「楽しい」と感じることができるのです。

「どう在りたいか(個人の問い)」→「腹落ちした理念(志)」→「なぜやるのか(情熱)」→「仕事が楽しい(結果)」

この好循環の原点に、経営者個人の「どう在りたいか」という問いが厳然と存在しています。佐藤専務の体験報告は、小手先のテクニックではなく、この原点から生まれる「志」こそが、人を惹きつけ、困難を乗り越える根源的なエネルギーになることを改めて私たちに教えてくれました。

日々の喧騒の中で、つい忘れがちになるこの始まりの問いに今一度立ち返る良い機会をいただいたと感じています。

今週も皆様にとって、実り多き一週間となりますように。

実店舗に効く話 / Stories of Success in the Physical Store.【実店舗に効く話】「既存客への値上げは難しい…」を解決!
“計画的陳腐化”で賢く価格転嫁する方法

皆さん、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社のコンサルタント、津名久ハナコです。

8月も下旬に差し掛かり、朝晩は少しだけ過ごしやすくなってきたでしょうか?とはいえ日中の暑さはまだまだ厳しいですね!皆様、夏のお疲れなど出ていませんでしょうか?

さて、勝瀬先輩のメルマガでも言及があったように、この秋以降に大幅な賃上げが想定されています。 それに加え、エネルギー価格の高騰や社会保険料の負担増も重なり中小企業の経営を直撃することは間違いありません。頭の痛い問題ですよね…。

「社員の生活を守るために賃上げはしたい。でも、うちの会社はそんな体力ないよ…」 そんな悲痛な声が、あちこちから聞こえています…😥

唯一の対策は「価格転嫁」。でも、どうやって…?

この厳しい状況に対応するための方策は、残念ながら、たった一つしかありません。 それは「価格転嫁」です。 賃上げした分以上に利益を増加させなければ、会社の存続が危うくなってしまいます。そのためには(理想を言えば…)今の商品・サービスの付加価値はそのままに純粋な「値上げ」をしていくしかないのです。

とはいえ、値上げのやり方には頭を悩ませますよね。 新しくご購入いただくお客様には、新しい価格を提示して交渉すれば良いかもしれません。

しかし、問題は「いつもお世話になっているリピートのお客様」です。 お互いに苦しい状況の中「賃上げしたので、値上げします」とストレートにお願いしても、なかなか応じていただけないのが現実ではないでしょうか。

“値上げ”ではなく“乗り換え提案”という新発想!

では、既存のお客様に、どうやって価格転嫁をお願いすれば良いのか? その一つの強力な方策として「計画的陳腐化(けいかくてきちんぷか)」という経営戦略があります。

少し難しい言葉に聞こえるかもしれませんが、やっていることはとてもシンプルです。 それは、自ら新しい商品・サービスを計画的に作り出し「もっと魅力的な新商品が出ましたので、こちらに乗り換えてもらえませんか?」と、お客様にご提案するのです!

そうすることでお客様は「値上げされた」と感じるのではなく「新しい価値の商品に切り替えた」と納得して、新しい価格を受け入れてくれやすくなります。

自動車のモデルチェンジが、まさにこれ!

この「計画的陳腐化」を巧みに行っているのが、トヨタや日産といった自動車メーカーです。 まだ人気のある車種でも、数年ごとにデザインや性能を変えた「モデルチェンジ」や「マイナーチェンジ」を繰り返していますよね。

あれは、お客様に「自分が今乗っている車は、少し古いモデルなんだな」「新しい方が、燃費も良いし安全性能も高いな」と自然に感じてもらい新しい車への買い替え(乗り換え)を促すための、非常に計算された戦略なんです。

ミソは、新商品が決して旧製品より優れているかどうかはさておき、お客様がそのような印象を持ってくれること!です。

あなたの会社でも応用できます!

この考え方は、自動車業界だけでなく、様々なビジネスに応用できます。 例えば、

ソフトウェアなら… 「セキュリティを強化し、便利な機能を追加した新バージョンが出ました!」と、月額料金が少し高い新プランへのお乗り換えを促す。

飲食店なら… 「県内産の希少な食材を使った、ワンランク上の新コースメニューを始めました!」と、より高単価なコースをおすすめする。

コンサルティングなら… 従来のサポート内容に加え「SNS運用代行まで含んだ、新しいプレミアムプランをご用意しました!」とご提案する。

ポイントは、お客様が「古いものより、新しい方が断然魅力的だ!」と感じてくれるような、ワクワクする新商品・サービスを企画することです。 (中小企業経営では、価格は高く、品質はほどほどを狙うのがベストだと島田さんから教えていただきました。)

価格転嫁を、新たな価値創造のチャンスに!

「お世話になっているお客様への値上げは、心苦しい…」 そのお気持ちは、私も痛いほど分かります。

しかし、ただ苦しいと立ちすくむのではなく「計画的陳腐化」という戦略を使えば、価格転嫁を「お客様にもっと高い価値を提供するチャンス」に変えることができます。 お客様に喜んでいただきながら、自社の利益もしっかりと確保する。そんな理想的な形を目指してみませんか?

価格転嫁を実現するための経営戦略は、他にも複数あります。今後も皆様と一緒に、この厳しい時代を乗り越えるための知恵を学んでいきたいと思います!

「うちのビジネスの場合、どうやって新商品を考えればいい?」 「価格設定の具体的な方法が知りたい!」 そんな時は、ぜひ私たちハンズバリューにご相談ください! 皆様の会社の状況に合わせた、具体的な作戦を一緒に練り上げていきましょう!

ぜひご参考ください。

偏集考記 / Editorial Post【偏集考記】「なぜ、SNSに頼らざるを得なかったのか」
~広陵高校問題から見る社会の『絶望』~

ハンズバリュー株式会社の変革者・作家の島田慶資です。

今年の夏、甲子園で起こった広陵高校の大会途中での出場辞退という異例の事態は、皆様の記憶にも新しいことと思います。

部内での暴力事案が発端となり、SNSでの告発そして誹謗中傷や爆破予告といった二次被害の拡大を受け、生徒の安全確保を理由に辞退に至ったこの一件は、高校野球界が抱える根深い問題だけでなく社会の歪みを浮き彫りにしました。

法治国家における「自力救済」の禁止

この出来事を見て、私がまず考えたのは、日本の法治国家としての大原則です。 私たちの国では、個人が実力行使で問題を解決する「自力救済」は認められていません。どのような理不尽な目に遭ったとしても、法的な手続きに則って救済を求めることが、社会秩序の根幹とされています。

原則の裏にある、被害者の「絶望」

しかし、ここで一つの大きな問いが生まれます。 もし、その法的な手続きや、学校・高野連といった公的な組織が正しく機能しているのであれば、被害を受けた側はなぜSNSや週刊誌といった手段に頼らざるを得なかったのでしょうか。

その根底にあるのは、正規のルートでは自分たちの声が届かない真摯に取り合ってもらえないというどうしようもない「絶望」ではなかったかと想像します。本来であれば守ってくれるはずの仕組みや組織に対する、深い不信感です。

この問題の本質は、SNSの是非ではありません。

SNSはあくまで可視化するツールに過ぎず、問題の根源は人々をそうした手段に駆り立ててしまう公的機関の機能不全にあると考えます。

社会に広がる「絶望」の連鎖

そして、この種の「絶望」は決して特別なものではないように思えてなりません。 安倍晋三元総理の暗殺事件も、その背景には、公的な救済からこぼれ落ちた個人の長年にわたる深い絶望感があったと報道されています。

私たちの身近なところにも、この「絶望」の種は数多く存在します。 一部の在日外国人による犯罪で被害を受けた方々の、届かぬ声。 大都市圏で問題となっている、外国資本による土地・不動産の買収に起因する家賃高騰や、不適切な民泊利用に対する住民の不安。

そして、この福島に住む私たちにとっても、他人事ではありません。 メガソーラーの設置による美しい景観の破壊や、関連するクマの出没といった問題も突き詰めれば「行政の力不足」に起因していると感じている市民は、決して少なくないはずです。

過激な行動に繋がる前に

これら全てに共通するのは「本来、対処してくれるはずの公的な仕組みが、自分たちの悩みや苦しみに応えてくれない」という、市民の静かな絶望感です。

この絶望感が、社会への不信を増幅させ、より過激な手段での「自力救済」を求める人々を生まないとも限りません。

そうなる前に、行政や警察をはじめとする公的機関には自らの「汚点」を直視し、国民の声に真摯に耳を傾け、その役割を全力で果たしていただくことを一人の国民として強く願うばかりです。

今週も良い学びを。

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