【週刊島⽥慶資 軽量版】次年度の経営計画、共に策を練りましょう!成功への道のりを切り開く5つのステップ

山形県と福島県の認定支援機関及び山形県のM&A認定機関の人を活かす経営のハンズバリュー株式会社の新人経営コンサルタント、津名久はなこです。
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【島田の”勘”頭言】

以前、「島田さん、次年度の経営計画を作りたいので、サポートをお願いできませんか?」とのリクエストがありました。
その声にお応えして、本日は、経営計画の作成方法を5つのステップに分けてご紹介します

【ステップ1:自社・事業・顧客を知る】
このステップでは、まず自社や事業、そして重要なお客様について深く理解することが求められます。
業種や競合状況を調査し、自社の位置を正確に把握します。
そのために、過去3年分の決算書一式、返済計画、販売データ、お客様情報の一覧などの資料が必要となります。
普段からデータを整備していないと集められませんので要注意です。
実績と現状を把握するためのデータが必要です。

【ステップ2:具体的な目標値を設定】
ビジョンを設定し、その達成のために必要な具体的な数値目標を設定します。
これは企業が未来にどこを目指すべきかを明確にします。
それが売上目標、利益目標、達成しなければならないフリーキャッシュなど、ビジョンを具体的な数字で表現します。

【ステップ3:課題と解決策を考える】
課題を明確にし、それに対する解決策を練ります。
顧客獲得の方法、新商品や新サービスの開発方法、収益性の改善方法、従業員の採用や教育方法、競合他社との差別化方法などが含まれます。
具体的な投資対象と投資額もあわせて決定します。

【ステップ4:具体的な数値計画に落とし込む】
このステップでは、目標と解決策を元に具体的な数値計画を立てます。
目指すべき損益計算書や貸借対照表を作成し、資金繰り表を作成して資金ショートを防ぐような緻密な計画を立てることを含みます。

【ステップ5:月次チェックを行う(運用)】
計画の達成を確認するために、定期的に経営計画の進行状況をチェックします。
その過程で新たな課題や問題が見つかったら、計画を見直し、調整します。

経営計画は数値だけでなく、”なぜその数値を目指すのか”、”そのために何をするのか”を明確にすることが大切です。
経営計画は一人で作るものではなく、全員の理解と共感を得られるものであるべきです。
なぜなら、全員が協力しなければ、目標は達成できないからです。
そのためには、「なぜ?」と問い続けることが重要です。
量より質、質より和、と説いたある軍人がいました。みんなで大きな仕事を達成するためには重要なことでしょう。

皆様の成功のために、私たちハンズバリュー株式会社が全力でサポートします。
経営計画を自分で作成したい方は、島田まで相談ください。

実店舗に効く話「ブランド構築の真実」

島田は、ブランドとは、本質的な意味で「信頼」のことを示すべきだと考えます。
信頼とは、お客様の期待を超える仕事を継続的に提供することで築かれるものであり、それ以外の方法では得られないと考えています。
ブランド構築について話すとき、一部からは「見た目を洗練させることが重要だ」という意見が出ることもあります。
これは島田とは全く異なる視点です。

もちろん、デザインはブランドイメージを形成する要素の一つですが、ブランド全体を構成する全てではありません。
ブランドとは、それ以上に深く、信頼と価値を提供することに基づいています。
自社のブランドを強化するには、継続的な努力が必要です。
デザインを洗練させることや広告宣伝費を増やすといった表面的な改善だけではなく、ブランドの根底にある価値を見つめ直すことが求められます。

具体的には、お客様から定期的にフィードバックを得て、自社のイメージを理解し、改善することが必要です。
以下の質問をお客様に投げかけてみてください。

①「我々の会社はどのようなイメージを持たれていますか?」
②「今後、我々の会社はどのような会社であってほしいですか?」

これらの質問に対するお客様の回答を集め、分析することで、自社が提供している価値と、未来への期待をより深く理解することができます。
そして、その理解を基に誠実な経営を行うことで、ブランドの強化が図れるはずです。
その他のブランディングの手法については、島田としては疑問を持っています。

ブランド構築とは、真実の価値提供と信頼の構築を中心に行うものです。
ご参考ください。

”偏”集考記

“経営は利益から逆算で考えろ!”と一倉定先生は教えています。

この言葉は多くの事業者様に広く知られていますが、その一方で「稼げる利益」と「稼がなければならない利益」の違いを理解している方は実は少ないように感じます。
「稼げる利益」とは、具体的には会社が現実的に稼ぐことができる利益のことを指します。
それは現在のビジネスモデルや市場環境から導き出される、実際に手にすることが可能な利益です。

一方、「稼がなければならない利益」とは何でしょうか。
これは、未来のための投資資金を捻出するために必要な利益のことを指します。
新商品や新サービスの開発、人材の採用や教育、設備投資、そして地域への寄付など、会社の成長と持続可能性を保証するための活動資金を生み出す利益です。
さらに、未来のリスクに備えた積み立てや事業の多角化への投資などもこの「稼がなければならない利益」に含まれます。
会社は未来に向けて十分な投資をしなければなりません。
そのための資金は、利益からしか生まれません。

もし会社が「稼げるだけの利益」しか考えずに経営を進めてしまった場合、コロナ禍のような突発的な需要喪失が発生したときに生き残ることが難しくなります。
そのため、今こそ「稼がなければならない利益」をきちんと計画に落とし込む時期だと思います。
しっかりと「稼げる利益」を見つめつつ、「稼がなければならない利益」を見据えた経営計画を作ることで、企業の持続的な成長と未来への投資を実現しましょう。

それでは、また次回のメールマガジンでお会いしましょう。
ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。

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