【週刊島⽥慶資 軽量版】人財PDCAとコミュニケーション

山形県と福島県の認定支援機関及び山形県のM&A認定機関の人を活かす経営のハンズバリュー株式会社の新人経営コンサルタント、津名久はなこです。
メールマガジン【週刊島田慶資】の内容を公開します!

【島田の”勘”頭言】

先日、福島県中小企業家同友会の第47期定時総会に参加し、多くの有益な気づきがありました。
今日はその中で特に印象的だった内容と自分なりの考察を共有したいと思います。

今回の総会では、経営理念の実現と追求について議論しました。
特に注目すべきは、人財PDCAという考え方です。
この人財PDCAは一般的な意味と異なり、Plan(夢を持つ)、Do(凡事徹底)、Communication(対話)、Act(成長のための振り返り)の4つのステップからなります。
そしてこの4つのステップに対して、それぞれに重要な概念が結びついています。

Pは「夢を持つ」こと。これがビジネスの始まりとなる部分で、私たちが追い求める理想像を描くステップです。
Dは「質の重要性を徹底する」こと。企業が市場で生き残るためには、質の高さが求められます。
Cは「コミュニケーションを活用して成長を促す」こと。
そしてAは「成長のために振り返りを行う」ことです。

中でも私は、”C”の部分、つまりコミュニケーションの重要性を強く感じました。
成熟した時代では、品質が良いのは当たり前です。
企業の強みは、人財以外にないでしょう。
その人財は、スタッフ同士の対話を通じてのみ達成できると考えます。
また対話は、問題解決のための新たな視点を見つける手段であり、チーム全体の結束力を高めるための手段でもあります。

そして、もう一つ重要な議論がありました。
それは、”人材育成”についてです。
人材が成長しないのは従業員の問題ではなく、それを指導する立場にある私たち経営者の問題だという点です。
これについては私自身もこれまでに多くの経験をしてきました。
スタッフの育成と定着は、組織の持続的な成長と密接に結びついています。
それを促進するためには、経営陣が率先して人材育成に取り組む必要があります。
これらの視点は、私たちが日々経営する上で大切にしたいと思うものばかりです。
これからも、企業の経営に対する新たな気づきを求め、それを具体的な行動に移していきたいと考えています。

実店舗に効く話「優秀な若手を採用する方法」

今回は、優秀な若手を引き寄せる一手段として、奨学金補助制度についてご紹介します。

奨学金補助制度とは、新卒の従業員が一定期間の勤務をすると、企業がその従業員の奨学金返済を支援する制度です。
例えば、入社後2年以上の勤務が条件として設けられ、その期間が経過すると、奨学金返済の為に毎月1万円の補助金が支給されるといったものです。

この制度が自社の採用競争力を高める理由は、大学生の約50%が奨学金を借りているという現状にあります。
つまり、企業が奨学金の一部を補助するという制度を設けることで、経済的な負担が軽減され、企業に対する魅力が増すというわけです。
さらに、多くの場合、奨学金の返済額は月々2万円未満とされています。
企業が返済の半分以上を負担することで、人材流出率が下がる可能性があります。

また、奨学金補助制度は求人広告でもアピールポイントになります。
なぜなら企業が従業員のキャリアアップと、その経済的負担に真剣に取り組んでいる、というメッセージを伝えることができるからです。

奨学金補助制度は優秀な若手人材を獲得するための有効な手段の1つといえます。
採用に困っている方は、ぜひこの制度を検討し、活用してみてください。
従業員と企業双方の利益に繋がるでしょう。
ご参考になれば幸いです。

”偏”集考記

勘頭言では、福島県中小企業家同友会の第47期定時総会から得た教訓と気づきについてお話しました。
その中で、経営におけるコミュニケーションの重要性について特に触れました。
そのテーマをさらに深掘りして考えてみたいと思います。

ビジネスの世界では、コミュニケーションは絶対に欠かすことのできない要素です。
それは単に情報を伝え、受け取る手段であるだけでなく、相互理解を深め、組織全体を一つにまとめ上げるツールでもあります。
私たちが「コミュニケーション」を語るとき、それは単に話すこと、伝えることだけを意味するわけではありません。
お互いに意見を交換し、共有すること。相手の立場や視点を理解し、それに対する敬意を表現すること。

そして、何よりも重要なのは、聴くことです。
他人の意見を真剣に聴き、それを理解し、評価する能力は、優れたリーダーに求められる最も重要なスキルの一つではないでしょうか。
コミュニケーションは、組織全体の調和を保つための接着剤のようなものです。 開かれたコミュニケーションが行われている組織では、スタッフは自分の意見を自由に表現することができ、その結果、創造性や問題解決能力が高まります。

逆に、閉じたコミュニケーションの組織では、スタッフの声が抑圧され、結果として組織全体の能力が低下します。

私たちは、どんなに忙しくても、コミュニケーションの時間を大切にするべきです。
それは会議だけでなく、一対一の対話やカジュアルな雑談の時間も含みます。
それらの時間は、スタッフ同士の絆を深め、共通の理解を生む機会となります。

私自身、日々の業務の中でスタッフとのコミュニケーションを大切にしています。
それは、スタッフの意見や感じたこと、困っていることを理解し、それに対応するためです。
私たちの目指すべき方向を明確に伝え、それを共有することで、全員が一丸となって目標に向かって進むことができます。

コミュニケーションは企業経営にとって重要な要素です。
それはただのスキルではなく、組織の成長と発展を可能にする強力なツールです。
私たちは、その力を最大限に活用するために、常にコミュニケーションの質を高める努力を続けるべきでしょう。

それでは、また次回のメールマガジンでお会いしましょう。
ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。

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