週刊島田慶資|「改善する時間がない」への答えを、トヨタのOBに教わってきました

皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。

出典を明記していただけるのであれば、自由に配布ください。

変革者の円卓会議で一緒に勉強しましょう
次回: 11/21(土)10:00-12:00「財務セミナー① 損益計算書を武器に変える」(山形市・対面/従業員同伴可)


島田の独り言

❶ 北海道研修の帰りに、新千歳空港の「どんぶり茶屋」で海鮮丼をいただきました。1月の山形同友会 新春交流会でご報告いただいた、敬禮社長のお店です。お客様が次々に入ってくる、大繁盛のお店でした。板場は調理服を着た板前さん二人で切り盛りしています。そのうち一人は外国人の女性で、もう一人の板前さんがときどき彼女を頼っているのが、カウンター越しにもよく分かりました。働いている方が、みんな生き生きとしている。輝いている職場というのは、数分眺めているだけでも伝わるものなんですね。勉強になりました。

❷ 質屋さんの前を通ったら、「50万円まで融資します」と書いてありました。質屋さんが融資をしてよいのか。気になって調べてみると、法律で認められているんですね。条件はいくつかあるようですが、もし自分が始めるとしたら……と開業の許可まで調べて、そのハードルの高さに驚きました。そう考えると、買取の大吉さんは、質屋とは別の形で似た商売を成り立たせているように見えます。銭湯とスーパー銭湯の関係も同じです。業界の制約を正面から越えるのではなく、制約の外側に商売をつくる。跳躍のヒントは、業界の制約の中にあるのかもしれません。

❸ 坊やと公園に行きました。セミ、バッタ、コオロギに夢中です。捕まえてみたい気持ちはあるようですが、すばしこい虫たちに翻弄されて、しまいには「お父さんが捕まえて」。捕まえて渡そうとすると、今度は「動くから触れない」。結局、彼が自分の手で捕まえられたのは、クロアリでした。


島田の気になるニュース

「DXでかえって手間が増えた」現場は絶望 アート引越、年2400時間の業務削減への逆転劇
目的と手段が入れ替わってしまった事例です。荷物をQRコードで管理しようとしたら、1個ずつスマートフォンで読み取る手間が増え、現場の負担はむしろ重くなった。アート引越センターはそこで一度プロジェクトを止め、実際に荷物を運ぶスタッフの声を聞いて、まとめて読み取れる電子の荷札でやり直しています。失敗を認めて作り直し、年2,400時間の削減までたどり着いたのは立派です。何のために変えるのか。職場はみんなのものなので、みんなの声を聞く。ただしそれは、多数決で迎合するという意味ではありません。この「道具を入れたら仕事が増えた」という現象、まだ名前が付いていないのなら、僕が名付けたい。「DX太り」なんていかがでしょうか。
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倒産前の「事業譲渡」 コロナ後に高水準 2025年度は213件、旅館,ホテルが最多
新型コロナで需要が消えた期間は、3年以上続きました。東北の温泉旅館の多くが、現実的には返しきれない水準の借入を抱えています。コロナが落ち着いたら徳政令のような手当てがあるのかと思っていましたが、何もありませんでした。業種別では、2024〜2025年度の2年間で旅館・ホテルが31件と最多です。事業を別会社に移して、旧会社を整理する。僕には、現場で見ている「第二会社方式」の再生とほぼ重なって見えます。債権のカットを伴うので、ある意味では徳政令と言えなくもありません。けれど、悪魔との契約のようにも見えます。願ったことは確かに叶った。ただ、目の前に現れたのは、思い描いていたのとはまるで違うつらい現実でした。
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福島駅西口の休日通行量、前年度比4倍に 「ロピア」や飲食店増が要因
僕も実感しています。福島駅の西口は、たしかに人が増えました。新しいお店は、開業してからずっと客足が途切れません。寂れていた西口に、お店が火を付けたのは間違いないでしょう。人が集まれば、チャンスが生まれる。お店ができるから人が増え、人が増えるからまた出店が続く。このよい循環が、西口エリア全体に広がっていくのかを見ています。ただ、西口にはもう新しいお店を入れる場所がありません。駅から外へ、人を流し出せるかどうか。記事によると、イトーヨーカドー福島店の跡地はカゲヤマホールディングスが取得したそうです。次の焦点は、そこになりそうです。
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特別号 「改善する時間がない」への答えを、トヨタのOBに教わってきました

みなさん、こんにちは。島田です。

今回は、いつもの並びを外して書かせてください。先週、北海道の研修に行ってきました。プログラムの中心は、ある自動車部品メーカーの工場見学でした。

工場そのものの感想も書けるのですが、僕が持ち帰りたいと思ったのは、見学の後です。帰りのバスの中で、案内してくださったトヨタのOBの方に、参加者の質問が集まりました。参加者が次々に手を挙げて、そのやりとりが、そのまま中小企業の話になっていきました。

その中身を、みなさんにお分けします。

改善の時間は、気合いではなく規定でつくられていた

「工具が歯医者さんのように全部吊られていた。これは改善の賜物だと思うが、意見の吸い上げや会議は、どのくらいのスパンでやっているのか。どういう要件で、じゃあやってみようとなるのか」

いい質問だと思って聞いていました。ところがOBの方の答えは、会議の頻度の話から始まりませんでした。まず、時間の話から始まったのです。

生産部門には、直接作業比率を90%以上確保しなさい、という決めがある。

たとえば、と前置きしてこう続きました。1000人の職場だとすると、直接作業を担当するのが950人。オフラインに出て改善などをしてよい間接のメンバーは、50人しか割り当てない。

念のために書き添えますが、この1000人・950人・50人という数字は、仕組みを説明するためにOBの方が置いた例です。ちょうど1000人の工場がある、という話ではありません。比率の話として聞いてください。

では、残りの950人はいつ改善するのか。ここが本題でした。

その950人が、持ち時間の20分の1くらいの、生産しない時間をつくる。そこに、作業をしながら感じた問題を持ち寄る。手に負えないものは、先に分けておいた50人の改善組に手伝ってもらう。

そんな暇があるのか、という当然の疑問には、こう答えていました。

限られた時間ではあるけれど、明日のために今力を注ぐところに時間を使いなさい、ということが、人事を含めて社内で規定されている。その中でやりくりする。

僕は、ここで手が止まりました。

「改善する時間がない」。これは、僕がお伺いする現場でいちばんよく聞く言葉です。うちの会社でも言います。そして僕は、その言葉に対して「時間は作るものです」と返してきました。返しながら、それが精神論であることも分かっていました。

あの会社は、精神論で解いていませんでした。何%を直接作業に置き、何分の1を改善に置くか。それを規定として先に決めていたのです。時間があるから改善するのではなく、改善する時間をあらかじめ抜いてある。順番が逆でした。

ちなみに、考えること自体は365日自由だそうです。家で考え事をしていてアイデアを思いつく人も結構いる、と笑っておられました。時間を規定するのは、縛るためではなく、確保するためなんですね。

僕たちが、明日できること

比率を真似する必要はないと思います。950人も50人もいない会社の方が、圧倒的に多いのですから。

真似できるのは、順番の方です。

改善する時間を、いつ取るのかを先に決めておく。20分の1でなくても構いません。月に一度の1時間でも、それが規定になっているかどうかです。

僕自身、今週の社内でこれをやってみるつもりです。うちの「20分の1」はいつなのか。決まっていないことに、バスの中で気づいてしまいました。

みなさんの会社では、改善する時間は、何曜日の何時ですか。


今日の内容で気になることがあれば、
島田のメールアドレス shimada.keisuke@gmail.com に「気になる」と送ってください。
売り込みません。翌営業日に島田から返信します。


今号の相談テーマ: 「改善する時間がない」

——改善の時間を「いつ・誰が・どれだけ」取るのか、社内の決まりごととして1枚に落とします。30分・無料。


島田慶資に相談できること

・経営改善(資金運用表・経営計画・補助金)
・ホームページ改善(導線診断・SEO・AIチャット)
変革者の円卓会議(経営者の勉強会・体験無料)
・島田への直接メール: shimada.keisuke@gmail.com
・初回30分のご相談は無料です

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9月18日(金)は終日休業のお知らせ

平素よりハンズバリューをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 9月18日(金)は終日お休みをいただきます 誠に恐れ入りますが、2026年9月18日(金)は、社内にて経営指針発表会を開催するため、終日休業とさせていた

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経営指針発表会に伴う臨時休業のお知らせ

平素よりハンズバリュー株式会社をご利用いただき、誠にありがとうございます。 この度、弊社では全社員参加による「経営指針発表会」を開催する運びとなりました。これに伴い、誠に勝手ながら下記の日程を臨時休業とさせていただきます

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