【週刊島田慶資 軽量版】 お掃除ロボットとゴールデンサークル

山形県と福島県の認定支援機関及び山形県のM&A認定機関の人を活かす経営のハンズバリュー株式会社の新人経営コンサルタント、津名久はなこです。
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【重要ニュース】

毎日新聞によると、2023年度の最低賃金(時給)に関して、中央最低賃金審議会が28日に41円(4.3%)の引き上げを提案しました。
具体的な最低賃金の額は、8月末に地方の最低賃金審議会での意見交換を経て、各都道府県の労働局で決定される予定です。

最低賃金引き上げ決定 全国平均、初の1000円超え 中央審 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

今回の最低賃金の引き上げは、過去最大との声も聞かれます。
しかし、実質的な日銀の利上げ、増税、エネルギー価格の高騰など、厳しい経済状況が続く中での最低賃金の引き上げは、本当に今必要なのかという疑問もあります。
私たち中小企業にとっては、コスト削減の余地は少ないです。
そのため、最低賃金引き上げに対応してできることは、価格転嫁しかありません。
価格の見直しやお客様との価格交渉を今から進めてください。

いつもお世話になっております。
ハンズバリュー株式会社の島田です。

【島田の”勘”頭言】

とある温泉旅館がアイリスオーヤマとソフトバンクの共同開発したお掃除ロボットを導入しました。

導入当初、従業員たちは給料の減少や人員削減を心配していたようです。
しかし、社長が「床掃除はロボットに任せ、それによって得られる時間をお部屋掃除に集中してほしい」という目的を明確に伝えたことで、従業員さんの不安は解消されました。

このロボットは硫黄成分の多い温泉の環境下での使用には弱く、導入以降3回もの故障を経験しました。
しかし、その都度、従業員さんからは「早く修理して戻ってきてほしい」という声があがるようになり、お掃除ロボットはすっかり旅館運営の相棒として機能しているようです。

■ゴールデンサークルの考え方

さて、この話からゴールデンサークルの考え方を感じ取ることができます。
ゴールデンサークルとは、”why → how → what”の順序で物事を考えるアプローチです。
多くのイノベーター、特にAppleやダイソンのような企業はこの思考法を採用しています。

対照的に、多くの一般的な会社は「素晴らしい商品です→こちらが機能と価格です→便利に使えます」という順序で情報を伝えることが多いです。

しかし、Appleの場合は「世界を変える→独自の技術やデザイン→こちらが製品」というゴールデンサークルに基づいた流れで情報を伝えています。
この考え方の違いは、イノベーターと一般の会社の間の深い差を示していますね。

この温泉旅館でも、導入の理由や目的を従業員に明確に伝えることで、共通の理解と目的の下での協力が得られたと感じます。
単なる導入や実行だけではなく、”なぜ”それを行うのかを明確に共有することは、関係者の理解を深め、更なる協力を得る鍵となることを示しています。

■我々、中小企業にも必要な考え方

我々、中小企業においても、ゴールデンサークルの思考プロセスは有効だと考えています。
自分ひとりでの仕事は難しく、だからこそ従業員さんに力を貸してもらってチームで仕事をしているのではないでしょうか。

目標や方針を明確に共有し、皆で力を合わせれば、より大きな成果を上げることができるでしょう。

みんなで力をあわせて仕事ができれば素晴らしいですよね。

ご参考ください。

実店舗に効く話

お客様の悩み】
リピート注文を願っているが、注文が入らない。

解決策】

ビジネスの成功には、リピート注文の獲得が欠かせません。
新規顧客の獲得コストは、既存の顧客を維持するコストよりもはるかに高いと言われています。
だからこそ、リピート顧客の価値を理解しつつ、効果的な施策を講じる必要があります。

その鍵となるのは「お客様にお店やサービスを定着させる」こと。
事実、リピートが得られない主な理由は、顧客がサービスや商品を忘れ去ってしまうことです。
”お客様の記憶喪失”を防ぐため、定期的な情報発信が不可欠です。

SNSを活用するのも一つの方法ですが、その瞬発性から印象に残りにくいことも。
そのため、直接顧客のもとへ届く方法、例えばメールマガジンやダイレクトメール、FAXDM、ニュースレターなどを組み合わせることをおすすめします。

弊社のお客様は、ホームページのリニューアル情報を葉書で通知し、それだけで休眠客からの問い合わせを受け取った経験もあります。

確実にリーチしたいのであれば、複数回の情報発信も効果的です。
たとえば、葉書でダイレクトメールを5回送る場合のコストは1回あたり85円(葉書代とインク代を含む)と仮定すると、5回で425円。
この投資でリピート顧客が戻ってくれば、新規顧客獲得のための広告にかかるコストよりもずっとリーズナブルなはずです。

ターゲットに応じた方法を選択することが最も重要です。
特に年齢層が高いと葉書は喜ばれます。
リピート顧客の増加を目指し、戦略的な取り組みを進めましょう。
ご参考下さい。

”偏”集考記

近年、AIの活用の幅は驚異的に広がっており、私たちの生活やビジネスに多大な影響を与えています。

例として、生成AIの代表的な製品のひとつ「ChatGPT」の有料版では、各種ファイルのアップロードが可能になりました。
製造業者が製品の検査データをCSVとしてアップロードすることで、品質改善や検査プロセスの最適化を図っているケースが見られます。
また、会議の録音データをテキストに変換し、更に分析することも現実となっています。
今後は、画像や音声のデータも同時に処理し、これらを組み合わせた分析や予測が可能となるようです。

例えば、医療現場では、テキストデータと医療画像を組み合わせ、病気の早期発見や治療の方針を決定することが予定されています。
AIの進化は既に私たちの生活や業務の多くの面で顕著に現れていますが、 その影響は今後、さらに加速していくことが予想されます。
この進化がもたらす変革は、単なる技術の向上を超え、社会や産業の根本的な構造にも影響を及ぼす可能性があります。

具体的な例として、教育現場を考えると、従来は大人数のクラスでの一斉授業が主流であったが、 AIの力を活用することで生徒の学習スピードや精神状態に合わせた個別授業が可能となるでしょう。
従来の大人数の授業が特別なものとなる日も遠くないかもしれませんね。
しかしながら、AIの能力を発揮するためには、正確なデータの収集や適切な仮説の設定。そして継続的な学習と試行が不可欠です。

勉強は続きますね。楽しみでもありますが。。。。
それでは、またお会いしましょう。
ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。

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島田 慶資 代表取締役・作家
ハンズバリュー株式会社の代表取締役 島田慶資(しまだけいすけ)です。 山形県と福島県に拠点をおいて活動しています。資格はITコーディネータ、経営情報システム工学修士。 お客様に未来に向かって確かな価値をつくることを理念にかかげて、未来志向の提案助言をしています。 今後ともよろしくおねがいします。

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