【週刊島田慶資 軽量版】「人を生かす経営」の実践に学ぶ — 福島県中小企業家同友会 公開障がい者委員会に参加して

皆様、こんにちは! ハンズバリュー株式会社の島田です。

メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)

目次

独り言コーナー

❶毎日、迷惑メールにうんざりしていませんか?当社に届く迷惑メールは1日200通を超えます。最近は、外国人の詐欺メールも生成AIの活用でネイティブな表現になってきております。ご注意ください。

❷新年度が目前です。当社も新しい挑戦が始まりますし、期末に向けての調整が始まっています。狙ったとおりに着地させられるように、みんなで力を合わせています。 …コンサルが言うのは今更ですが、PDCAサイクルの重要性をかみしめています。忙しいからと言い訳している間は成長しませんね😂

❸中国製の汎用AI「Manus」は未来的です。絶対に使わないでください。僕らコンサルの仕事がなくなります😂絶対に使わないでくださいね。約束です。

❹とある小学校でも生成AIを活用しているとのこと。詳しくは紹介できませんが、生徒の質問をプロンプトと一緒にAIに提供して分析しているようです。人手不足×バックオフィスには生成AIは相性良いですね。

❺坊やがリビングにお布団を広げて「僕のお部屋」とのこと。エリアに侵入すると「出て行って」と追い出されました。精神的自立というのでしょうか。きちんと成長していることに喜びを感じます。

島田の気になるニュース

❶コロナ以前に十分問題になっていて、なぜにコロナ期間中に対応できなかったのか。行政の場当たり感はすごいな、と思わざるを得ないです。 
オーバーツーリズムに住民の我慢も限界…政府は「訪日観光客6000万人」目標も現場の実情とは大きく乖離

❷明らかに間違った金融政策。ディマンドプル型インフレを実感したタイミング(米国基準だと5%)で景気の抑制に動いています。いま、金利を引き上げる合理的根拠がない、と思うのは僕だけでしょうか。 
経済成長したいなら金利上昇を恐れてはいけない、「普通」の金融政策がイノベーションを促す

❸山形↔福島間の東北中央道も同じ問題を抱えています。人口減少で需要が減ることを見越して、不便なインフラを地方に押しつけています。生産性向上の足かせになっていることは間違いないでしょう。“誰が”地方企業の生産性の足を引っ張っているのかよく考えていただきたいですね。 
【山形】米沢トンネル建設による経済波及効果3353億円 庄内空港に国際線ターミナル施設の増築計画

❹先端技術から取り残されている感がすごい。中国にロボットに作業を教える工場があるとのこと。日本メーカーにできないのは悲しいですね。 
AIロボットに家事を、毎日17時間教える学校(TikTokです)

❺生成AIをフル活用したアニメが放送されるとのこと。便利なツールは使うべきでしょうが、品質についてはお手並み拝見でしょうか。 
生成AIをフル活用する「地上波アニメ」誕生に賛否両論 制作側は「待遇改善」繋がる試みと自信

【今週の経済入門】「熱狂的ファンが離れていく?!『マニアトラップ』にご用心!」

皆様こんにちは、ハンズバリュー株式会社の秘書・勝頼ヒデコです。 いつもメルマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

勝頼ヒデコ

先日、後輩のハナコが、大好きなスマホゲームのサービス終了が決まってしまい、ひどく落ち込んでいました。

「あんなに課金したのに…」と嘆くハナコ。私はスマホゲームをしないので、その気持ちは完全には理解できませんが、ハナコの悲しみは痛いほど伝わってきました😢

この話を聞いて、私はあるマーケティングの落とし穴を思い出しました。今日は、その落とし穴について皆様と共有したいと思います。 (経済学からは少し離れますがご容赦ください!)

本日のテーマ『マニアトラップにご用心!』

中小企業診断士の佐藤先生(ストラテジー&タクティクス株式会社 佐藤義典宣先生)が提唱されている「マニアトラップ」という言葉をご存知でしょうか?特定のコアなファン層(マニア)に特化した商品やサービスを提供しすぎると新規顧客を獲得できなくなり最終的にはビジネスが衰退してしまう、という現象を指します。

「えっ、熱心なファンを大切にすることが悪いことなの?」と、ハナコも私も最初は疑問に思いました。でも、よく考えてみると「マニアトラップ」…私たちの身の回りでも、よく起こっていることなんです。

例えば、ハナコが大好きなスマホゲーム。最初は、無課金でも楽しめる良心的なゲームだったそうです。しかし、運営会社は既存のユーザーから課金してもらうために、どんどん課金アイテムを増やしイベントを連発し、たくさん課金しないとランキング上位に入れないような仕組みにしてしまいました。

こうなると、新規のユーザーは「お金がかかりそう…」と参入しづらくなります。

一方、既存のユーザーも「課金しないと楽しめないなら、もういいや…」と、離れていってしまうかもしれません。結果、重課金している一部のユーザーだけが残り最終的にはサービスが終了してしまう…。ハナコの愛したゲームは、まさにこの「マニアトラップ」に陥ってしまった、と言えるでしょう。

これは、最近値上げが続いている某有名テーマパークのチケット問題にも、共通する部分があるかもしれません…。🐀🐀

「マニアトラップ」は中小企業にも起こり得る!

「マニアトラップ」はスマホゲームやテーマパークだけの話ではありません。私たち中小企業にとっても、他人事ではないのです。

例えば、長年お付き合いのあるお得意様。もちろん、大切なお客様です。しかし、そのお客様の要望ばかりに応えていると新規のお客様が求める商品やサービスを提供できなくなる可能性があります。新規のお客様がいなければ、ビジネスは先細りになってしまいます。

「お得意様を大切にすることは、もちろん重要です。しかし、そればかりに気を取られていると、新規のお客様を獲得するチャンスを逃してしまうかもしれません。」ハナコにそう説明すると「なるほど…バランスが大事なんですね!」と、納得していました。

「マニアトラップ」に陥らないためには?

では、「マニアトラップ」に陥らないためには、どうすれば良いのでしょうか?

大切なのは常に「新規のお客様」の視点を持つこと です。「既存のお客様」だけでなく「新規のお客様」から見て、自社の商品やサービスがどのように映っているのか、常に意識する必要があります。

など、常に「新規のお客様」の視点に立ってビジネスを見直すことが重要です。

「マニアトラップ」は、熱心なファンを大切にするあまり視野が狭くなってしまうことで起こります。常に「新規のお客様」の視点を忘れずに、バランスの取れたビジネスを展開していくことが、長期的な成功につながるのではないでしょうか。

今後も、マーケティングの視点から皆様に有益な情報を提供できるよう精進いたします。

それでは、次回もお楽しみに! 今週もよろしくお願いいたします。

"勘"頭言 / Prefatory Note【“勘”頭言】「人を生かす経営」の実践に学ぶ
— 福島県中小企業家同友会 公開障がい者委員会に参加して

皆様、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社の変革者・作家、島田慶資です。

先日、福島県中小企業家同友会が主催する公開障がい者委員会に参加し、㈲奥進システム代表取締役の奥脇様による体験報告を拝聴いたしました。今回の会合では「生きがい、やりがいを大切にする会社をめざして 〜今こそ人を生かす経営の実践を〜」というテーマのもと、障がいの有無を問わずあらゆる人が能力を最大限に発揮できる職場環境づくりについて深く学ぶ機会を得ました。

奥進システムの実践事例 — 多様性を力に変える組織づくり

奥脇社長からは、奥進システムにおける具体的な取り組みや、その背景にある考え方について詳しくご説明いただきました。大阪市に拠点を置くWebシステム開発会社である同社は、役員2名・社員10名のうち10名(役員1名・社員9名)が障がいのある方々で構成されているという、非常に特色のある組織です。

「特別扱いではなく、誰もが使える仕組み」を根幹に据え、重度の身体障がいや精神障がいを持つ方も含め、社員一人ひとりがそれぞれの得意分野や特性を生かして活躍できるよう、多岐にわたる独自の仕組みを構築されています。たとえば在宅勤務や時短勤務、柔軟なタスク管理ツールの導入などにより多様性を組織の力へと転換している点が印象的でした。

仕組みづくりと個別対応の両立

特に興味深かったのは、全社的な仕組みと個別対応を両立させていることです。

たとえば「30分ルール」では、作業が30分以上滞りそうなときは必ず報告することを義務付け、助けを求めやすい環境を整えています。一部の社員に負荷が集中することを防ぎ、必要に応じて作業を全体でカバーし合う体制が築かれているとのことでした。

また、在宅勤務やフレックス勤務なども、すべてを一律にはせず各自の障がい特性や体調に合わせて柔軟に選択できるよう工夫されています。発達障がいのある方が周囲の目を気にせず集中しやすい時間帯を活用したり、精神障がいのある方が体調に合わせて休暇を取りやすくするなど、個別調整を組織的な仕組みに落とし込んでいる点に感銘を受けました。

個々の能力を引き出す試行錯誤

社員一人ひとりの能力を最大限に引き出すための試行錯誤は、奥進システムの重要な取り組みのひとつでもあります。高度なプログラミングが得意な方には複雑なコーディングを、入力作業や補助業務が得意な方にはそれらを担当してもらうことで、会社全体の成果を高めています。

新たな支援策を試す場合は、まず試験的に運用し効果が認められれば正式な制度として社内に導入し、必要な社員が公平に活用できる仕組みに昇華しているとのことです。特定の社員だけを特別扱いするのではなく、必要なときに誰もが使える制度にしていく姿勢は、安心感と納得感につながっていると感じました。

「人を生かす経営」の要点 — 奥進システムの事例から学ぶ

奥脇社長のお話を通じて、障がい者への一般的な定型対応だけでは解決できない課題を、いかに現場で向き合いながら解消しているかを学ぶことができました。それぞれの障がいや特性、個人的な事情を経営者と社員が共有しながら、話し合いを重ねて最良の方法を見いだしていく過程こそが肝要だということです。

「障がいを理由に特別扱いをするのではなく、誰もが必要に応じて利用できるよう制度として整備する」姿勢は、組織内の公平感を育みます。一度仕組みを作って終わりにするのではなく、新たな入社者や実習生からの声に耳を傾け、「会社として何ができるか」と「本人が何を取り組むか」をきちんと擦り合わせながら、少しずつ改善を重ねることの大切さも印象的でした。

島田の所感と今後の展望 — 経営者としての責任と行動

今回の体験報告を拝聴して改めて感じたのは「従業員が輝く場をつくることは経営者の大切な責務である」ということです。障がいの有無を問わず、社員一人ひとりが自分の力を最大限に発揮できるよう整備された環境が、企業全体の成長や組織力の向上に直結するという確信を深めました。

私たち経営者は、制度や就業規則を形だけ整えるのではなく、実際の運用を通じて社員と向き合い、継続的に改善を図る姿勢が求められます。奥進システムのように、小規模でも多様な働き方を取り入れることは十分に可能ですし、社会全体が変化している今だからこそ、その必要性が増しているのではないでしょうか。

加えて、社内に「困ったときには遠慮なく声を上げてほしい」という風土が根づけば、障がいの有無にかかわらず誰もが安心して仕事に打ち込めるはずです。そうした協力体制は、メンバー同士で自然に助け合い、生産性の向上にも大いに寄与します。一朝一夕に築けるものではありませんが、経営者が率先して取り組みを進めることで、少しずつ理想的な社内文化を育んでいけると確信しました。

まとめ

奥進システムの事例は、障がい者雇用における先進的な取り組みとしてだけでなく「人を生かす経営」を具体的に形にするための貴重なヒントにも満ちあふれていました。障がいの有無を問わず、一人ひとりが存分に力を発揮できる環境をどう整えるかは、私たち経営者に課せられた大きな使命だと思います。

自社の経営指針や社内制度を今一度見直し、すべての従業員が安心して働き、その力を最大限に発揮できる職場づくりを一歩一歩進めてまいります。

今週もよろしくお願いします。

実店舗に効く話 / Stories of Success in the Physical Store.【実店舗に効く話】そのインスタ、ただの「自己満」になってない?
~パン屋さんがSNSで売上を上げるための、たった一つの秘訣~

皆さん、こんにちは。 ハンズバリュー株式会社のコンサルタント、津名久ハナコです。

先日、体調を崩して数日間寝込んでしまいました。そんな私を救ってくれたのが、デザイナーのキサコ先輩。

手作りのお粥や温かい言葉にどれほど元気づけられたことか…! おかげで今はすっかり回復し「やっぱり先輩(会社の仲間)の存在ってありがたいなあ」としみじみ感じています。

さて、嬉しい出来事を語ったところで話題を切り替えます。今回取り上げるのはパン屋さんのSNS戦略です。

先日、とある女性オーナー様からこんなご相談を受けました。

「Instagramを毎日アップしているけれどイマイチ反応がない。いいねはそこそこ付くし、フォロワーも少しずつ増えてはいるものの本当に売上につながるのか不安…」

SNSでの情報発信に力を入れているのになかなか成果が出ない。 実はこうしたお悩みを抱える中小企業や個人事業主の方は、思いのほか多いのです。そこで今回、パン屋さんがInstagramなどを活用してより多くのお客様に商品を届けるためのポイントを一緒に考えてみましょう。

美味しそうな写真だけでは、売上にはつながらない?

まず、オーナー様のInstagramアカウントを拝見すると本当に美味しそうなパンの写真がずらりと並んでいました。

ふんわりした生地に溶けるチーズ、旬の食材を使ったユニークな創作パンなど、見ているだけで「食べてみたい!」という気持ちになります。

しかし、いいねやコメントは一定数あるのに、売上や実際の来店者数には直結していない様子。オーナー様が不安に感じるのも無理はありません。

ここで押さえておきたいのが「SNSの本質はセールスである」という考え方です。InstagramをはじめとするSNSは情報を瞬時に拡散できる一方、すぐに流れていってしまう“一過性”の強いメディアでもあります。そのため、ただ美しい写真を投稿し続けるだけでは、見た人の記憶にも残りにくく、購買行動につながりにくいのです。

SNSの本質は「マーケティング」ではなく「セールス」

多くの方は「SNSはブランディングやイメージアップの場」と考えがちです。もちろん間違いではありませんが、特にInstagramはテレビCMやチラシのように「タイミングが命」の側面が強いメディアでもあります。

つまり、単純な情報発信だけでなく「タイムリーに何かを売る(セールス)」という視点が欠かせません。「今この瞬間、何がお得なのか」「今なら何が手に入るのか」を明確に示す必要があるのです。

たとえば、節分シーズンには「恵方巻風のパン」を紹介して購入を促したり、子供の日には「こいのぼりをイメージした可愛いパン」をキャンペーン価格で提供したりと、季節イベントを絡めた“瞬発力”のある打ち出しが有効です。

露骨な値段アピールはNG? 「値段を使わないセールス」の方法

「セールスが大事」と言われても「Instagramで値段ばかりアピールするのは苦手…」という方も多いと思います。

実際、Instagramを開く人の多くは“ショッピング目的”で見るわけではなく、オシャレな写真や友人の近況に触れたいという動機のほうが強いものです。

そこで意識したいのが「値段を前面に出さないセールス」。具体的な方法をいくつか挙げると、以下のような工夫が考えられます。

これらの方法なら「今すぐ買って!」とせかすような印象を与えずに、パンの魅力を自然と伝えられますね🥰

SNSは「売る」ための強力なツール

SNSは「ブランディングの場」と捉えられがちですが、実は効果的に使えば「即売上」につなげられる大きな可能性を秘めています。パン屋さんの場合は、写真や動画を通じて香りや食感を疑似的に伝えたり、季節や時間帯に合わせて多様なアピールができたりと多くのチャンスが隠れています。

最初は試行錯誤かもしれませんが「この瞬間に何を届けたいか」「見ている人にどう行動してほしいか」を意識して投稿を続ければ、必ず手応えを得られるはずです。

タイミングを逃さずSNSを「セールス」に活かそう

SNS、とりわけInstagramの特徴は、流行やイベントとの相性が抜群に良い点にあります。

パン屋さんなら定番商品だけを紹介するのではなく「いま旬の素材を使った期間限定パン」や「季節行事とのコラボ商品」などをこまめに打ち出すことで、フォロワーの興味を引き付けつつ“買いたい気持ち”をくすぐることができるでしょう。

綺麗な写真や温かい雰囲気の投稿はもちろん大切ですが、そこに「セールス」の要素をプラスすることでよりダイレクトに成果につなげることが可能です。SNSは使い方次第で強力な武器になります。ぜひ「売りたい商品」「売りたいタイミング」をしっかり定めながら、皆様のビジネスを加速させてみてください。

もし「具体的にどんな投稿をすればいいか分からない」「SNS運用を根本から見直したい」という方がいらっしゃれば、お気軽にハンズバリューにご相談ください。あなたならではの強みや物語性を一緒に掘り下げ、InstagramをはじめとするSNSを大いに活用していきましょう。お客様が思わず足を運びたくなるような魅力的な投稿を作り上げるお手伝いをいたします。

ぜひご参考ください。

偏集考記 / Editorial Post【偏集考記】エグーい!中国製生成AI「マヌス」の実力

ハンズバリュー株式会社 変革者・作家の島田慶資です。

今回の編集後記では、まさに「文字通り日進月歩」で進化を続ける生成AIについて、私自身の率直な想いを綴りたいと思います。2023年11月より、業務効率化のためにChatGPTをはじめ、ClaudeやNotion、Midjourney、Zoomなど複数の有料AIツールを積極的に導入してきました。これらは、人間の思考やアイデアを強力にサポートし、生産性を飛躍的に向上させてくれる存在です。

ただし、これまではあくまで「全体像を人間が把握し、部分的な作業をAIに任せる」という前提があり、最終的なアウトプットは人間が組み合わせ、編集して仕上げる必要がありました。

ところが、最近登場した中国企業開発の汎用AI「マヌス」は、従来の生成AIとは一線を画す“完全自律型”のAIとして注目されています。わずかな文章を入力するだけで、その目的達成に必要な思考を自ら深め、新たなアイデアまで生み出し、最終成果物に落とし込む──まさに「自分で動くAI」なのです。

先日、新規事業企画の検討時に試しで「マヌス」に依頼してみたところ、プレゼン資料(パワポ風PDFの生成)はもちろん、市場調査や投資ステージの提案まで、ほぼすべてを自律的に提示してきました。その完成度の高さに、衝撃と同時に危機感を覚えました。

なぜ日本企業から、このレベルの汎用AIが生まれなかったのか。

日本語処理技術で世界的評価を得ているジャストシステム社などに密かに期待していましたが、残念ながら現時点で大きな成果は目にしていません。これは、戦後の日本がジェット機の国産化に至らず、今も実用化を実現できていない歴史と重なります。AIという、未来を左右する領域においても同様の構図が起きているのではないか──そう考えると、背筋が冷える思いです。

さらに、この技術革新の波は、一企業の問題に留まりません。DNA社の南場社長が、生成AIに経営資源を全面的に投下する「オールイン」戦略を発表し、3000名の従業員を1500名に半減する一方で売上倍増を図るという壮大な方針を打ち出したと聞きました。そこからもうかがえるように、生成AIがもたらす変革のパワーは想像をはるかに超えてきています。

今後の社会では、新卒採用の大学生は同世代と競い合うだけでなく、成熟した生成AIとも“戦う”ことになるでしょう。特に、コンサルティングや会計などバックオフィス業務は自動化がさらに加速していくと考えられます。一方、製造業・運送業・観光業・宿泊業などは、依然として人的な労働力が不可欠である場面が多いため、生成AIによる影響は異なる形で現れるかもしれません。

これまで日本企業も「AI」や「人工知能」を謳う製品を数多く出してきましたが、今にして思えば大半は“おもちゃ”のようなレベルだったと言わざるを得ません。

この一年ですっかり認識が覆されました。こんな時代の大変革期に、若輩ながら一企業の社長として立ち会えることを幸運に感じています。そして、この勢いをしっかり捉えてハンズバリュー株式会社をさらに発展させるため、一層の努力を尽くす所存です。

それでは、またお会いしましょう。 今日も一日、良い学びを。

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