【週刊島田慶資 軽量版】従業員の離職に悩む経営者へのアドバイス

 

山形県と福島県の認定支援機関及び山形県のM&A認定機関の人を活かす経営のハンズバリュー株式会社の新人経営コンサルタント、津名久はなこです。
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皆様、こんにちは!
ハンズバリュー株式会社の島田です。

メールマガジンの感想、お待ちしております!
「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)

 

【独り言コーナー】

  1. 社内研修で損益計算書を学べるボードゲームを開催しました。ニーズを読み取ることが重要であるか、みんなで学びを深めました。
  2. 山形の新しい道の駅「やまがた蔵王」のいも煮広場で芋煮会を開催しました。従業員さんのお子様も大喜びで大満足。楽しかったです。
  3. ゴールデンウィークは、仕事と勉強に費やしました。6月から多忙を極めそうで、戦々恐々しております😹
  4. きらやか銀行の赤字が騒がれていますが、山形の中小企業をしっかり支援した結果だと思います。ありがとうございます。
  5. 坊やがしっかりと意思表示ができるようになったので、妻と口喧嘩しています。これも学びなのでしょう。

 

【今週の経済入門】骨太の方針と私たちの経済生活

皆さま、こんにちは!
ハンズバリュー株式会社の秘書、勝頼ヒデコです。

ゴールデンウィークは猫ちゃんと公園で過ごし、のんびりとした時間を楽しむことができました🐈️🐈️

さて、今日は毎年5月に討議される「骨太の方針」が私たちの日常生活にどのような影響を及ぼすのか、深掘りして考えてみたいと思います。

 

骨太の方針とは

「骨太の方針」とは、日本政府が定める経済財政に関する基本的な方針です。
「骨太の方針」方針に基づいて、将来の予算や税制、経済政策が決定されるため、私たちの生活に直接的な影響があります。

 

自分で経済状況を確認することの重要性

政府やメディアの発表に頼るだけではなく、自分自身で経済状況を確認し、理解することがとても大切です。
内閣府で公開されている先行指標、一致指標、遅行指標などの各種経済指標を活用し、データから自分なりの解釈を行うことが重要※と考えます。

内閣府・個別系列の概要:https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/kobetu_gaiyou.html

※島田も当メルマガで言及しておりましたが、自民党は各SNSで好景気であるかのような発表をしているため、報道を鵜呑みにするのではなく自分自身で判断できるようになることが大事ですね。

 

現状の個人消費と実質賃金

さて、日本の現状の景気はどのような状況でしょうか?
いっしょに勉強してみたいと思います。

日本の経済を引っ張っているのは輸出ではなく、個人消費です。
日本の個人消費はGDPの約53.5%を占めており、経済全体に大きな影響を与えていることはご承知のとおりかと思います。

個人消費の統計として実質賃金と消費支出(実質)をながめてみると実質賃金は20ヶ月以上のマイナス、消費支出も概ね18ヶ月以上のマイナスです。

私たちの購買力や生活水準は明らかに悪くなっていることが確認できます。
つまり、不況下にあるとの認識が正しいものと考えられます

厚生労働省・毎月勤労統計調査 令和6年2月分結果確報
https://view.officeapps.live.com/op/view.aspx?src=https%3A%2F%2Fwww.mhlw.go.jp%2Ftoukei%2Fitiran%2Froudou%2Fmonthly%2Fr06%2F2402r%2Fxls%2F2402t06r.xlsx&wdOrigin=BROWSELINK

総務省・家計調査報告
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.html

 

データに基づいた判断の必要性

岸田総理は現在の経済状況が良いという前提のもと、骨太の方針を策定する可能性があります。

しかしながら、実際のデータを見ると、日本は不況真っ只中という認識を持つべきでしょう。

政府の経済政策がどれだけ現実に即しているかを判断するためには、自分自身で情報を集め、分析することが求められています。

 

まとめ

私たちは政府の発表をただ受け入れるのではなく、独自に情報を集め、自分たちの意見を持つことが重要です。
皆さんも是非、自分の目でデータを確認し、現在の経済状況に対する理解を深めてください。
そうすることで、より良い社会づくりに貢献することができるでしょう。

それでは、また次回のメルマガでお会いしましょう。

今週もよろしくお願いします。

 

 

勘頭言

従業員の離職に悩む経営者へのアドバイス

みなさん、こんにちは。
ハンズバリュー株式会社の島田です。

先日、過去に支援したお客様と金融機関の総会でお会いしました。
お客様からは、私たちの支援の成果が上がっているとのご報告をいただき、当時の支援を懐かしむと同時に深く感謝されました。

コンサルタントとして、こうしたご報告をいただけることは何よりも嬉しいことです。
社内でも、この喜びを直接部門や間接部門のスタッフと共有したいと思います。

さて、従業員との関係についてご相談をいただく機会がありました。
リーダーシップがうまく取れず、従業員から離職の打診を受けて悩んでいるとのことです。

私からのアドバイスは、「やめる」と宣言した従業員は、たとえ待遇に不満があったとしても、その心はすでに会社から離れてしまっているということです。

引き留めたとしても、結局はやめる方向に動くでしょう。
つまり、たとえ待遇を改善しても、辞める社員は辞めるということです。
それは、すでに気持ちが離れてしまっているからに他なりません。

ただし、だからといって冷たく「やめてください」と言うのは避けるべきです。
従業員と共に仕事をしてきた以上、辞める従業員にもしっかりと礼を尽くし、労いの気持ちを示すことが大切なのです。

ここで重要なのは、社員との面談です。面談を通じて、お互いの気持ちを率直に伝え合うことが問題解決の第一歩となります。
ただし、面談の前に、お互いがすっきりと話し合える土壌を作っておく必要があります。

その点で、同友会のグループ討論形式は非常に有効です。
お互いの価値観をぶつけ合う討論の中で、本音を言いやすい雰囲気が生まれるからです。
正解がない討論だからこそ、自由に意見を交換できるのです。

さて、辞める本人だけでなく、残る従業員がどう感じるかにも配慮が必要です。
経営者としてどのような姿勢で臨むのか、会社としてどう考えているのかを示すことで、従業員の不安を和らげることができるでしょう。

みなさんも、従業員との関係に悩むことがあるかもしれません。別れは辛いですよね。
そんな時は、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、会社全体や社会的責任という大きな視点を持つことが、問題解決の鍵となるはずです。

面談の前に、同友会のグループ討論などを活用して、お互いの本音を引き出す土壌を作ることをおすすめします。

今回のメルマガが、みなさんにとって有益な情報となれば幸いです。
また次回、お会いしましょう。

ハンズバリュー株式会社
代表取締役・作家 島田慶資

 

実店舗に効く話

採用・求人で社内インタビューを活用する

今回は、採用活動に役立つ「先輩社員の声の活用方法」について、お話ししたいと思います。

私は、新卒・中途に関わらず、採用活動を効率的に進めていくために、インタビュー形式の先輩社員の声は必須アイテムだと考えています。

なぜなら、従業員さんが語る会社の魅力は、社長が語るよりも信用されやすいからです。
例えば、ある企業が先輩社員のインタビューを採用サイトに掲載したとします。
そこでは、「入社前の悩み」や「研修制度」、「仕事内容ややりがい」、「社内の人間関係」などについて、先輩社員が赤裸々に語っています。

このコンテンツは、まるで「従業員さんがしゃべる会社案内パンフレット」のような役割を果たすのです。

また、インタビューのもう一つの良さは、「ほんとうの客観性」だと言えます。
実は、人間は自分のことを過小評価か過大評価しかできないものなのです。

自分の会社に対しても同じこと。
ある意味、社長よりも従業員さんの方が、会社のほんとうの良さを上手に、そして冷静に説明できるのかもしれません。

新卒採用や中途採用で他社との差別化を図るとき、福利厚生や給与といったわかりやすい「モノサシ」で比較されてしまうことがあります。

しかし、中小企業がそのモノサシで勝つのは難しいですよね。
だからこそ、従業員さんの力をしっかりと借りて、会社の魅力を発信することが正解なのです。

ちなみに、インタビューを外注すると、1本あたり10万円程度の費用がかかります。
社内で内製化する場合でも、きちんと対談形式で行うことで、より良いコンテンツが出来上がるでしょう。

みなさんの会社にも、きっと魅力的な先輩社員がたくさんいるはずです。
ぜひ、その声を採用活動に活かしてみてください。

先輩社員の生の声は、求職者の心に直接届く最強のコンテンツなのです。

採用活動は、会社の未来を左右する重要な取り組みです。
従業員さんの力を借りて、会社の魅力を存分に伝えていきましょう。

きっと、あなたの会社に惹かれる人材が集まってくるはずです。

ご参考ください。

 

偏集考記

経営理念を持つ会社が直面する本質的な課題とは?
~経営指針の実践こそが問題解決の鍵~

先日、経営理念を作成済みの経営者が集まるグループ討論に参加してきました。
テーマは「あなたの会社に経営課題は何ですか?」です。
深い気付きを得ることができましたので、共有ささせていただきます。

まず、討論のスタートでは、各社の経営目的を確認しました。

  • 小さな幸せを作っていきたい
  • お客様のために経営している
  • 人の人生に関わる仕事をすることが経営の目的
  • 体の痛みを解放したいという志で経営している
  • お客様によりよくしていきたい

 

各社でしっかりと経営の目的が定められていることが確認できました。
一方で、現在の経営の実践度合いを自己評価してもらったところ、点数はまちまちでした。

  • 達成感がある一方で課題が山積みなので(40点)
  • 仕組み化が課題であるが、結果が出ているので楽しくはなってきている(50点)
  • 自分で全てを決める立場なので経営は楽しく、スタッフもついてきてくれている。全て自分で決定できるので仕事は楽しい(80点)
  • お客様に喜んでいただけている。家族経営から会社組織化ができ、仲間が増えている(100点満点)

 

皆さまの会社は、経営理念を持ちながらも、その実践度合いに満足していますか?
討論では、点数を上げるために必要なことや阻害要因について議論が交わされました。

40点の経営者は、残り60点を取るためには社員の成長が不可欠であると報告。
若手社員に仕事を教えているばかりでなかなか売上や利益がついてこない状況であり、もっと仕組み化が必要だと感じているとのことでした。

また、新入社員のスキルアップにも課題を感じている経営者もいらっしゃいました。

100点をつけた社長については、毎年100点が取れるかどうかは分からないと言います。
従業員が長く安心して働ける仕組みづくりとして、退職金や人事評価制度などの導入を検討されているとのことでした。

さらに議論を深めていくと、以下のような課題が挙げられました。

  1. 社員教育の不足
  2. 労働環境の問題
  3. 資金繰りや目標管理のおざなり
  4. 月報の形骸化

 

しかし、これらは本質的な課題ではないことに気づかされました。
社員教育や制度の整備だけでは、根本的な問題解決にはつながらないのです。

では、本当の課題は何でしょうか?
討論の中で浮かび上がったのは、以下のようなポイントです。

  1. 経営指針の実践不足
  2. 経営者自身の問題
  3. 外部環境の見極めの甘さ
  4. 全社員での現状認識の欠如

 

ある経営者からは「あなたの会社に未来はありますか」という鋭い問いかけがありました。
この問いに答えられるかどうか。

それこそが、経営者に求められる真の課題なのかもしれません。

皆さまも、自社の未来を見据えた時に、自信を持って「ある」と答えられるでしょうか?
もし自信が持てないのであれば、今こそ行動を起こす時です。

討論の結論として、私たちは同友会的な経営指針の策定と実践の重要性を再確認しました。
経営指針には、理念、十年ビジョン、方針、計画が含まれます。この過程で全社員と現状認識を共有し、「みんなの会社」を作り上げていく。

そして、社長がその夢を一身に背負い、実践していく。
これこそが、真の問題解決への道と信じています。

夢ある未来を社員と一緒に作ることで、金融機関や取引業者から高い評価をいただき、社員の目が輝くようになったという希望のある報告もありました。

皆さまも、経営指針の策定と実践に取り組んでみませんか?
自社の未来を切り拓くための第一歩となるはずです。

一緒に、夢ある会社づくりを目指しましょう。

それでは、またお会いしましょう。
今日も一日、良い学びを。

ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。

 

 

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島田 慶資 代表取締役・作家
ハンズバリュー株式会社の代表取締役 島田慶資(しまだけいすけ)です。 山形県と福島県に拠点をおいて活動しています。資格はITコーディネータ、経営情報システム工学修士。 お客様に未来に向かって確かな価値をつくることを理念にかかげて、未来志向の提案助言をしています。 今後ともよろしくおねがいします。

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ゴールデンウィーク期間の休業日について

下記の期間中は誠に勝手ながら休業日とさせていただきます。 ・2024年4月27日(土)~ 2024年4月29日(月):お休み・2024年4月30日(火):社内研修のためお休み・2024年5月03日(金)~ 2024年5月

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