山形県と福島県の認定支援機関及び山形県のM&A認定機関の人を活かす経営のハンズバリュー株式会社の新人経営コンサルタント、津名久はなこです。
メールマガジン【週刊島田慶資】の内容を公開します!
⇒今回は、インターネット広告を活⽤した無料診断のお知らせなどをお届けします。
【島⽥の”勘”頭⾔】
新型コロナウイルス感染症のマスク着⽤については、3⽉13⽇以降は個⼈の判断に委ねられることになりました。
初回の緊急事態宣⾔の際には、「宣⾔がゴールデンウィークまで続くと中⼩企業は全滅する」と危機感を持った⽅もいらっしゃいましたが、
3年も続くとは誰も予想していなかったでしょう。
厚⽣労働省の新型コロナウイルス感染症対策休業⽀援⾦・給付⾦および緊急雇⽤安定助成⾦は、3⽉31⽇で終了します。
⽇本政策⾦融公庫の新型コロナウイルス感染症の特別貸付も終了することになります。
感染者と死者数が減っていることから、ポスト・コロナ時代への舵を切ったようです。
コロナ禍の終わりに向かっていることは喜ばしいことですが、これからが私たちの勝負所です。
コロナによって傷ついた財務基盤を回復させるためには、抜本的な対策が求められます。
キーワードは「巣ごもり消費」から「巣⽴ち消費」への転換です。
新型コロナウイルス感染症の拡⼤により、⼈々は外出を控え、家にとどまる「巣ごもり消費」を余儀なくされていました。
しかし、ポストコロナ時代では「巣⽴ち消費」への移⾏が予想されます。
「巣⽴ち消費」の初動はゴールデンウィークであると考えられます。
商⼈の皆さんにはお分かりいただけるかもしれませんが、初動を制御することが重要です。
財布の紐が緩むタイミングを逃さないよう、セール品の検討をお勧めします。
間違いなく、ビジネス環境は⼤きく変化することになるでしょう。
4⽉から弊社で開催する経営無料相談会についてご案内いたします。
この相談会は、経営者の⽅々が抱える悩みや問題に対して、私たちが共に解決策を探る時間となっています。
弊社のお客様を優先的に対応させていただきますが、このメールマガジンやブログの読者の⽅々もお申し込みいただけます。
ぜひ、この機会に島⽥と新しいビジネスチャンスを探っていきましょう。
【お知らせ】ホームページの集客効果を最⼤にするインターネット広告を活⽤した無料診断(※無料経営相談とは別の話です)
ハンズバリュー株式会社では、現在、インターネット広告を活⽤した無料診断を実施しています。
温泉旅館や製造業など、多くの業種で⼤きな成果を上げており、以下にその事例をご紹介します。
・温泉旅館:⽉間55,000円の広告予算で予約獲得数12本(予約単価4,576円)
※電話予約はシステムで判別できないため追いかけていない。含めるとパフォーマンスは向上する。
・製造業:⽉間38万円の広告予算で電話55本、メール問合せ23本を獲得(リード獲得単価4,871円)
経営者様が期待するパフォーマンスが広告で発揮できるか診断し、広告パフォーマンスと予算が⾒合わないと判断された場合は、
無料相談で終了いただいても構いません。
お客様にリスクがないように配慮しています。
無料診断をご希望の⽅は、shimada.keisuke@gmail.comまで「インターネット広告の無料診断を希望する」とメールしてください。
⽇程調整の上、島⽥または広告担当者が対応させていただきます。
⽬次
・今週の⽿の痛い話
・実店舗に効く話
・個⼈的なニュースまとめ
・偏集考記
今週の⽿の痛い話
“未来を予測することはできないが、未来を創造することはできる。”ピーター・F・ドラッカー
私はこの⾔葉を、「志こそが未来を作る」という意味で受け⽌めています。
未来を予測することはできませんが、⾃助努⼒で未来を形作ることは可能です。
そのためには、⽬標や夢を持ち、それに向かって努⼒し続けることが⼤切でしょう。
コロナ禍が終息しない中、増税などの話が出てくることもありますが、愚痴を⾔っていても何も解決しません。
志を持って努⼒し続けることが、未来を作り出すための鍵となるのです。
実店舗に効く話
★お客様の悩み 「リピート注⽂率が⾮常に低い。改善が必要だ。」
★解決策
先⽇、お客様から「島⽥さん、リピート注⽂がとても難しい」と相談を受けました。
過去、タイミングの良いDM(特に誕⽣⽇DMは反応率が⾼い)を送ることで、⼀定数の注⽂を簡単に受注できた時期がありましたが、
現在はそれだけでは注⽂が難しい状況になっています。
そこで、⾒直すべき点はいくつかありますが、「計画的陳腐化」の⾒直しをおすすめします。
つまり、お客様が⼿元にある商品を「古い、買い換えが必要だ」と認識してリピート注⽂をいただく⽅法です。
計画的陳腐化には、「機能的陳腐化」と「⼼理的陳腐化」という2つの⽅法があります。
機能的陳腐化は、新機能⾼機能な商品を次々に投⼊する⽅法(⾃動⾞、市販薬など)で、⼼理的陳腐化は、⼤々的に新商品を告知することで古臭いと思わせる⽅法(洋服
など)です。
テレビCMでは先述のいずれかを⾏っています。ただし、過度な計画的陳腐化はお客様から嫌われる可能性があるので、慎重に対応する必要があります。
例えば、⾃分が買った商品が、すぐに古くなったと⾔われると、気分が悪くなりますよね。
以上を踏まえ、計画的陳腐化の⽅法を⼯夫して、お客様に喜ばれるようなリピート注⽂の促し⽅を模索していきましょう。
個⼈的なニュースまとめ
■中⼩企業庁
中⼩企業者に対する早期の経営改善や事業再⽣を後押しするための信⽤保証制度の要件を拡充します。
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sinyouhosyou/kaizen_saisei.html
島⽥の解説:上記の制度を活⽤すると信⽤保証付債権を劣後ローンに転換することができます。
しかし、メインバンクがリスクを取る必要があるため、ハードルが⾼いですが、キャッシュフローを⼤幅に改善できる可能性があります。
島⽥が中⼩企業庁に確認したところ、ポストコロナ時代には、資⾦繰りに苦しむ中⼩企業が出てくる可能性があるため、制度が創設したとのことでした。
担当者様から次のような説明を受けました。以下、島⽥が意訳。
「信⽤保証協会付き債権を劣後ローンに組み替えて、10年かけて通常債権に転換します。劣後ローンは5年間で、6年⽬から20%ずつ通常債権に移⾏します。」
ご参考ください。
⽤語の解説:劣後ローンとは、優先的に返済されるべき債務がある場合に、その債務の返済が完了した後に償還される債務のことを指します。
債務であることに変わりはありませんが、⾃⼰資本と⾒なすことができるため資本性ローンとも呼ばれます。
劣後ローンは⼀定期間返済は不要です。そのため、キャッシュフローを改善する効果があります。
⼀⽅で、債権者にとっては元本や利息の回収が不確実になるリスクがあるため、通常のローンに⽐べて⾦利が上乗せされています。
偏集考記
メールマガジンの冒頭で執筆しましたが、⽇本政策⾦融公庫の新型コロナウイルス感染症に関する特別貸付は3⽉31⽇まで申し込みができます。
融資の実⾏はそれ以降でも問題ありません。
⽇本政策⾦融公庫の担当者によると、現在の制度融資の範囲内で、返済期間を延ばすための借り換えも可能だそうです。
コロナ禍で借り⼊れを⾏っている⽅々は、返済が始まっていることでしょう。
今⼀度、⾃社の予測キャッシュフローを確認し、返済についての⾒通しを⽴ててください。
ポストコロナ時代を⾒据え、⽇本政策⾦融公庫や⺠間⾦融機関(の⼀部の担当者)は厳しい考えを持っています。
元々の繁盛店などは、お客様が戻ってきていることもあります。
そんのため、貴社にコロナの影響が残っていたとしても⾦融機関からの評価が「⾃助努⼒が不⾜しているでしょう」となる畏れがあります。
制度融資が終了した後は、どのような状況が待ち受けているのかは分かりません。
今⼀度、資⾦繰りについて考え、⾃社の⾒通しを⽴てましょう。
会計事務所に頼ることも⼿段のひとつですが、責任を持って対処するためには、⾃分⾃⾝で確認しておくことが⼤切です。