山形県と福島県の認定支援機関及び山形県のM&A認定機関の人を活かす経営のハンズバリュー株式会社の新人経営コンサルタント、津名久はなこです。
メールマガジン【週刊島田慶資】の内容を公開します!
チェックしてみてください!さっくり読めるオススメの過去ブログです。
❶【魔法のキャッチコピー】想いは短いと伝わる! https://tsunagu-hp.jp/archives/8476
❷【ホームページ運営】担当者を悩ませるホームページの更新頻度、どれぐらいがベスト? https://tsunagu-hp.jp/archives/8455
いつもお世話になっております。 ハンズバリュー株式会社の島田です。
メールマガジンの感想、お待ちしております! 「読んでるよ」と言っていただければ励みになります(^_^)
【島田の独り言コーナー】
❶我が家の坊やが一人遊び出来るようになりました。成長を感じます。また、メルマガなどの執筆がはかどります。
❷年初に島田が勉強会を開催させていただきます。自社の強みに向き合う45分のワークショップです。ご興味がある方は是非、ご参加ください。
❸来年は、同友会活動で愛知、三重、北海道、宮城、東京にいってきます!沢山の学びがありそうでワクワクがとまりません。
❹弊社のホームページのリニューアル及び修正は最大10分割支払い可能となりました。ご活用ください。
❺大谷の移籍金額に驚きました。上場企業の売上並みですね。
【島田の"勘"頭言】経営の楽しみを見つける10年の旅路
今週の巻頭言は、島田個人の10年の気づきを共有させてください。
経営の意味を見失っていた過去
かつて、「あなたは経営が楽しいですか?」というテーマでのグループ討論に参加しました。
その時点では経営の楽しさを理解することができませんでした。
お客様のため、そして自分自身のために仕事に没頭していたので「経営とは何か?」その本質についても深く考える余裕がありませんでした。
その当時は営業、お客様支援、総務、経理、事務処理…全てを一人で担当していたので、大変な忙しさでした。
お客様が少なかったにも関わらず、何が何だか分からないほど過忙でした。
だったらと、少しでも時間を作り出そうと従業員さんを雇用しましたが、場当たり的な経営は上手くいきません。
新規採用しては離職を繰り返す悪循環に陥り、貴重な資金も時間もより失ってしまうという状況でした。
それは山形県中小企業家同友会の経営指針を作る会で、経営理念を策定してからも、まだ答えを出すことができないでいました。
『重要度と緊急度のマトリックス』の視点
山形県中小企業家同友会の経営研究集会で、重要度と緊急性のマトリックスを思い出しました。
「はたして自分は緊急性の高い仕事に振り回されていないのだろうか?
しっかりと重要度の高い仕事に向き合えているのだろうか?」
振り返って考えてみれば、価値観の共有や採用、能力開発や企業文化の強化など、
長期的視野で経営を見据えることが重要なことはわかっていますが、全く出来ていない自分に気がつきました。
しっかり向きあおうと考え、社内グループ討論の導入や中小企業変革支援プログラムの実施・運用、社長通信…様々な同友会での気づきを実践しました。
まだまだ場当たり的ではありますが、会社が良い方にかわっていく実感があります。
小さな成果ではありますが、従業員さんと一緒にとりくみ、狙った改善ができてきています。
だからこそ、僕は経営が楽しいと言い切れるようになりました。
まだまだ当社は、問題が山積みです。
でも、みんなで取り組めばきっとなんとかなる。
そう思えるとやる気が湧き上がってきます。
経営の楽しさを発見する旅
経営とは「自社としてありたい姿への歩み」と定義することが出来るでしょう。
ありたい姿への近づくために、継続的かつ計画的な意思決定を行い、事業を遂行しなければなりません。
自分ひとりで「ありたい姿」へ挑戦しても、できることは限られています。
たくさんの力を借りて事をなすから、大きな仕事が出来るし、喜びも大きいのだと考えます。
問題解決の過程には辛いことも存在します。
困難な状況に直面したとしても、立ち止まらずに挑戦し続けることが重要なのでしょう。
「やると決めたから、やる。」
自分との折り合いがついた島田個人の気づきでした。
来週で年内最後のメールマガジンとなります。
お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
実店舗に効く話 実際に稼ぐ利益よりも、もっと大きな利益が本当は必要!
計画の重要性とその実行への取り組み
計画を立てる際、私たちはしばしば見落とすことがあります。
それは「中小企業や個人事業主が必要とする利益は、実際に稼げる利益よりも遥かに大きい」という事実です。
支援事業者様の計画を見ると、この見落としに気がつきます。
計画には最低限の利益確保しか考慮されておらず、待遇改善、設備投資(修繕含む)、採用・教育、IT化、新規顧客の開拓、研究開発費、減災・防災コストなどが含まれていません。
上記のコストをまかなうためには、より多くの利益が必要です。
稼げる以上に稼がなければならないことが明らかです。
だからこそ、(おそらく実力以上の)計画達成のためには社長自身が先陣を切って努力する必要があります。
特に重要なのは、困難に直面したときに「計画が無駄だ」と感じるのではなく、「どのようにして計画通りに進められるか」と考えて解決策を探す姿勢です。
この問題解決の考え方が難から脱出させ、目標達成へと導く鍵となります。
飛躍するためのヒントとしてのランチェスター戦略
経営においては、自社の立ち位置を正確に把握し、それに合った戦略を採用することが成功への道を開きます。
私たち中小企業や個人事業主は、自身が弱者であるかを認識し、ランチェスター戦略を適切に適用することが肝要です。
次に絶対王者(シェアNo.1)と強者(競合他社)への対応を箇条書き風にまとめます。
《弱者→絶対王者対策》
絶対強者と共存できる条件を考える
絶対王者の強いところに参入する
絶対王者に嫌われないようにする
成長市場を狙う
1点集中主義を製品力で考える
《弱者→強者対策》
絶対王者や強者の競争相手としてみなされないようにする
絶対王者の戦略をフォローする
強者の弱いエリアを地域戦略で個別撃破する
強者のシェアを落とす差別化戦略
《弱者→弱者対策》
当面の差別化を弱者に絞る
弱者の参入エリアに、ミートしていく
他の弱者と協業して、攻撃対象の弱者を落とす
弱者と価格を合わせる
弱者と同程度の販売力を確保する
《基本戦略》
絶対王者に目をつけられたら、速攻で潰されるので徹底的に協調する
常に新分野展開を狙う
10%以上のシェアを獲得することに注力する
市場の安定化をはかる
弱者ならば場合、他者に対して差別化戦略を取り、絶対王者には迎合するのが賢明です。
また、市場の変動に柔軟に対応し、新たな分野への進出を常に模索することも、生存戦略の一環として非常に重要です。
夢ある計画と現実とのギャップへの取り組み
私たちが夢を持つとき、その実現には現状の延長線上だけでは到達しきれないものです。
真の成功には、理想とする姿を描き、その理想から現在の自分や会社の現実との間にあるギャップを真摯に見つめる必要があります。
そして、そのギャップを埋めるためには、具体的な取り組みが必要となります。
この夢と現実のギャップを埋める取組は、ただ計画を立てる以上のことを求められています。
経営戦略の多様性とランチェスター戦略の適用
ランチェスター戦略は多くの経営戦略の一つです。
経営には様々な考え方が存在します。
どの戦略を選択するかは、あなたの会社の状況や目指す目標によるでしょう。
今回私が特に皆様にお伝えしたかったのは、高い目標を自ら設定し、実現に向けてどのように取り組むべきかという問題提起です。
特に「稼げる利益以上に稼がなければならない」という課題は、多くの経営者にとって共通のテーマです。
年末年始の自己省察の時間
年末年始のお正月休みは、多くの方にとって家族と過ごす貴重な時ですが、同時に、自分自身の経営や自分の会社に向き合う時間を持つ絶好の機会でもあります。
この時期にじっくりと自分自身や会社の現状を見つめ直し、新しい年に向けての計画を練ることは、今後の成功への重要な一歩となるでしょう。
単なる休息の時間ではなく、自己成長と事業発展のための貴重なチャンスと考えます。
参考にしてみてください。
“偏”集考記 相場の引力
お客様から値上げについて相談をいただくことが増えてきました。
相場の引力:私たちのビジネス決断にどう影響する?
相場価格は値決めを行うときに常に考慮しなければならない重要な要素です。
商品やサービスの市場価格がある程度決まっていると、その価格範囲内で売買が行われるのが一般的です。
価格戦略を立てる上での基本と言えます。
相場価格内での価格設定:リスクを抑え、安定を求める戦略
相場価格内で商品やサービスを提供することは、大きなリスクを避けたい時に理想的な選択です。
相場価格内の値段設定をすることで、過度に低価格での販売を避けつつ、お客様が考える適正な価格で商品やサービスを購入してもらえる可能性が高くなります。
特に新しい市場に参入する際や、安定した売上を確保したい場合に有効な戦略となるでしょう。
相場を超える価格設定:夢がなくてゴメンナサイ、高い理由が必要です
相場を超える価格を設定する場合は、より慎重な戦略構築が求められます。
例えば、飲食店のお客様から「内装費に投資し、高級感を演出して高級料理を提供したい」という相談を受けたことがあります。
もちろん、前向きな相談なので全力で対応しました。
しかし、価格を大幅に上げた商品を導入する際には、市場の力に引き寄せられることも想定して、投資を回収できるかどうかのシミュレーションも必要でしょう。
お客様の希望は可能な限り盛り込み、ただお金を産まなさそうな投資は徹底的に削りました。
※なお、そのお客様はコロナ禍を経て、元気に経営していらっしゃいます
特に品質や独自性を高める投資を行った後の価格設定に関連します。
高い価格を設定する前に、市場のニーズや競合他社の状況を十分に調査し、リスクを計算する必要があります。
高価格設定で成功するためには、きちんとした市場分析と計画が不可欠です。
夢のないありきたりな結論
相場の引力を理解し、それに基づく賢明な価格戦略を立てることが、ビジネスの成功に不可欠です。
相場に沿った価格設定は安定した収益をもたらす可能性が高く、一方で相場を超える価格設定は慎重な市場分析と計画が必要です。
投資を適切に管理し、無駄なコストを削減することで、利益を最大化することができるでしょう。
次回も、皆様に役立つ情報をお届けしますので、ぜひご期待ください。
それでは、またお会いしましょう。
ハンズバリュー株式会社の島田慶資でした。